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一戸建てリノベーションを予算1000万円以内に収めるコツ

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

「1000万円以内で一戸建てのリノベーションをしたい!」

「一戸建て費用を1000万円に収めるにはどうしたらいいの?」

このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?

 

結論からお伝えすると、費用を抑えるコツは以下の通りです。

一戸建てリノベーションの費用を抑えるコツ

・施工範囲を絞る

・間取り変更を行わない

・既存のものを活用する

・設備や素材のグレードを見直す

・複数の業者に見積もりを依頼する

・補助金制度・減税制度を利用する

 

予算1000万円以内で一戸建てリノベーションを行うには、施工範囲を絞る、間取り変更を行わない、などのある程度の ”制限” が必要になります。それを念頭に置いていないと、結果的に大幅に予算を超えてしまったり納得のいかない仕上がりになってしまうことがあるのです。

 

そのような状況にならないために、本記事では以下の内容をご紹介します。

・予算1000万円以内の一戸建てリノベーション事例

・場所別に見るそれぞれの費用相場

・一戸建てリノベーションの費用を1000万円以内に抑えるコツ

・リノベーションローンは住宅ローンに組み込める

 

この記事を読んで、予算1000万円で理想の一戸建てリノベーションを成功させましょう!

予算1000万円以内の一戸建てリノベーション事例

一戸建てのリノベーション費用を、施工事例をもとにご紹介します。

今回は以下の価格帯の事例をご紹介しています。

 ・780万円

 ・850万円

 ・960万円

 

それぞれの費用を抑えたポイントについても解説しているので、詳しく見ていきましょう!

①780万で行った一戸建てリノベーション

築年数 30年以上
間取り 5LDK(変更なし)

 

費用を抑えたポイント

・間取り変更を行わなかった

・洗面台横の収納チェストや照明器具を自分で用意した

・既存の建具を再利用した

・洗面所のタオル掛けやトイレのペーパーホルダーなど小さな箇所からコストダウンした

・家に住みながらリノベーションを進めることで仮住まい費用を削減した

■リビング Before

After

■キッチン Before

After

■浴室 Before

After

■洗面脱衣室 Before

After

■寝室 Before

After

②850万円で行った一戸建てリノベーション事例

築年数 38年
間取り(施工前)

6DK

間取り(施工後) 3LDK

 

費用を抑えたポイント

・1階のみのリノベーションにした

・和室は畳と壁を整え、そのほかは既存のものを活用した

・外壁や玄関はほとんど改装せず現況のままにした

・壁、天井のクロスはグレードを抑えた

■LDK Before

After

■リビング Before

After

■キッチン Before

After

■階段 Before

After

■収納部屋

③960万円で行った一戸建てリノベーション事例

間取り(施工前) 3部屋+撮影スタジオ
間取り(施工後) 3LDK

 

費用を抑えたポイント

・2階スペースのみのリノベーションを行った

・既存のタンスや食器棚を再利用した

・外装や窓は極力工事しないようにした

・水回り設備は新しくしたが、こだわらずに仕様を落とした

・断熱目的の二重サッシはリビングのみの設置にした

■LDK Before

After

■収納スペース Before

After

■タンスの再利用

場所別に見る!部分リノベーションの費用相場

前章では全面リノベーションの費用についてご紹介しましたが、本章ではトイレやキッチンといった場所別の費用相場をご紹介します。

 

施工内容 費用
洋式トイレへの変更 20~50万円
キッチン取替 50~150万円
浴室全面リフォーム 50~150万円
洗面脱衣室全面リフォーム 15~150万円
床の張り替え(/6畳) 10万円~
壁紙貼り替え(/6畳) 3万円~
天井補修(/6畳) 3万円~
照明器具の付け替え(/箇所) 5000円~
ドアの付け替え(/箇所) 6万円~
外壁塗装 80~150万円
耐震工事 120~300万円

 

予算の関係で全面リノベーションは難しいという方も、部分的な工事もぜひ検討してみてください!

一戸建てリノベーションの費用を1000万円以内に抑えるコツ

一戸建てリノベーションの費用を1000万円に抑えるコツは以下の通りです。

施工範囲を絞る

間取り変更を行わない

既存のものを活用する

設備や素材のグレードを見直す

複数の業者に見積もりを依頼する

補助金制度・減税制度を利用する

 

それぞれの内容について詳しく解説していきます!

コツ①施工範囲を絞る

リノベーション費用を抑えるには、まず施工範囲を絞ることを考えましょう。

なぜなら、一般的にリノベーション費用は施工範囲に比例し、施工面積を絞ることで費用が少なくなからです。今回ご紹介する費用を抑えるコツの中でも、施工範囲を絞るという方法が最も効果的です。

なので、費用を抑えたい場合は施工範囲を絞ることを優先的に考え、必要最低限のリノベーションにしましょう!

 

以下の事例では、2階は使わないため取り壊すという案も出ていましたが、費用面を考慮して減築はせずに生活スペースを1階に集めることで費用を抑えています。

コツ②間取り変更を行わない

費用を抑えるには、間取りの変更を行わないという方法もあります。

間取りを変更するには、壁や柱を取り壊して新たに作る必要があるため、費用が多くかかります。

そのため、間取り変更を行わない場合はその分の費用を抑えることができるのです。

コツ③既存のものを活用する

既存の建材や家具を活用することでリノベーションの費用を抑えることができます。

新たに発注する建材などの数が減り、その分かかる費用が少なくなるからです。また、建材だけではなく食器棚やダイニングテーブルといった費用のかかる家具をリノベーション後の家でも使用することで、リノベーション工事以外での費用を抑えることができます。

 

再利用できるものがないか、活用したいものはないかを考えてみましょう。

コツ④設備や素材のグレードを見直す

設備や素材のグレードを見直しましょう。

グレードの低いものを選んでいけばそれだけ費用が安くなるので、とてもシンプルに費用を抑えることができます。こだわりがない場合は必要最低限の機能を備えた設備でもよいですが、「使い勝手の良いキッチン」や「高級感のあるバスルーム」などのこだわりがある方は、こだわりのある設備に予算をかけ、それ以外の部分は一般的なグレードのものにするのがよいでしょう。

 

必要以上に高いグレードのものを選んでいないか確認してみてください!

コツ⑤複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりをお願いしましょう。

なぜなら、業者によって工事の提案内容が違い価格に差が生じることがあるからです。そのため、出来るだけ安く工事を行いたい場合には相見積もりを取りましょう。

 

行いたい工事内容と予算のバランスを考えて、最も理想を叶えてくれる業者に依頼するのがいいですね。

コツ⑥補助金制度・減税制度を利用する

補助金制度・減税制度を利用することで、金銭的な負担を軽くすることができます。具体的に、申請することができる補助金制度・減税制度を3つご紹介します。

 

・「次世代省エネ建材の実証支援事業

 

  ⇒省エネ建材を用いたリフォームを行った場合に申請ができる

 

・「グリーン住宅ポイント制度

  ⇒省エネ性能を高めるリフォームを行った場合に申請ができる

 

・「住宅ローン減税制度

 

  ⇒耐震改修工事や一定の省エネ改修工事など、適用条件に当てはまる工事を行った場合に申請できる

 

これら3つの補助金や減税制度を詳しく解説していきます!

次世代省エネ建材の実証支援事業

一戸建てリノベーションを行う際には、次世代省エネ建材の実証支援事業の制度を用いることで費用を抑えることができます。

この制度は、マイホームに高性能な断熱材や蓄熱・調湿などの次世代省エネ建材を用いてリフォームを行う場合に、国から最大300万円の補助金が交付される制度だからです。

 

補助金制度を受けられる主な要件として以下のいずれかの項目を満たす必要があります。

外張り断熱により、外壁・窓全体をリフォームする

内張り断熱により居室を中心にリフォームする

 

それぞれの詳しい情報をまとめたのでご参照ください。

  外張り断熱 内張り断熱
要件のポイント

・導入製品は問わない

・原則、既存の構造材を撤去せずに施工すること

外気に接する外壁全てを外張り断熱工法等で改修すること

・改修工事後、定められた期間に効果測定を行うこと

・本事業に登録された製品を導入すること

断熱パネル、潜熱蓄熱建材のいずれかを必ず導入すること

断熱パネルは施工範囲に居室を含むこと。またその居室の床・壁・天井の少なくとも1部位について外気に接する全面を改修すること

補助対象製品

・改修に用いる断熱材及び窓・玄関ドア等の開口部材

・本事業に登録されている製品

・高効率換気システム

<改装が必須の製品>

断熱パネル/潜熱蓄熱建材

<改装が任意の製品>

断熱材/防災ガラス窓/窓/玄関ドア/調湿建材

補助金額 補助率

補助対象経費の1/2以内

補助対象経費の1/2以内

上限額 300万円/戸

戸建て:200万円/戸

集合住宅:125万円/戸

下限額 - 20万円/戸
採択方式 先着順
住宅区分 戸建住宅 戸建住宅・集合住宅

要件を満たす場合には、この制度によってリノベーション費用の負担を軽くすることができます。

 

さらに詳しい情報を知りたい方は、

一般社団法人 環境共創イニシアチブの次世代省エネ建材の実証支援事業について をご覧ください!

グリーン住宅ポイント制度

 

グリーン住宅ポイント制度を利用することも費用の負担を軽くすることにつながります。リノベーションをする場合に、最大で30万相当のポイントが発行され、それらを追加工事費用などに充てることができるからです。

 

グリーン住宅ポイント制度を受けられる主な要件として、以下のような項目があります。

 ①自らが居住すること

 ②2020年12月15日~2021年10月31日の期間に契約が締結されていること

 ③以下の対象工事を満たすこと

対象工事

合計発行ポイント

5万ポイント以上

①~③のいずれか必須
①エコ住宅設備の設置
②開口部の断熱改修
③外壁、屋根・天井または床の断熱改修
①~③と併せて実施した場合のみ対象
④バリアフリー改修

⑤耐震改修

⑥リフォーム瑕疵保険等への加入
  ⑦既存住宅購入加算

要件に当てはまっている場合には、追加の工事費用などを浮かせることができますね。

 

詳しい情報を知りたい方は、グリーン住宅ポイント制度について をご覧ください。

住宅ローン減税制度

リノベーション費用の負担をできるだけ軽くしたい場合、住宅ローン減税制度の利用も考えましょう。なぜなら、住宅ローン減税が適用されると10年間にわたって毎年の住宅ローン残高の1%が控除されるからです。

 

住宅ローン減税が適用される主な要件として、以下のような項目が挙げられます。

 

 ①工事の完了から6か月以内に自ら居住すること

 ②リノベーション工事費が100万円を超えること

 ③リノベーション工事の床面積が50m²以上であること

 ④住宅ローン返済期間が10年以上であること

 ⑤合計所得金額が3000万円以下であること

 

対象となる工事内容については以下の通りです。

住宅ローン減税制度の対象となるリノベーション工事内容
1.増改築、建築基準法に規定する大規模な修繕または大規模の模様替えの工事
2.マンションの専有部分の床、階段または壁の過半について行う一定の修繕・模様替えの工事
3.家屋のうち居室、調理室、浴室、便所、洗面所、納戸、玄関または廊下の一室の床または壁の全部について行う修繕・模様替えの工事
4.耐震改修工事(現行耐震基準への適合)
5.一定のバリアフリー改修
6.一定の省エネ改修工事

以上の要件に当てはまっている場合、住宅ローン減税制度はリノベーション費用の負担軽減につながります。

 

さらに詳しい情報を知りたい方は、国土交通省の住宅ローン減税制度の概要 をご覧ください。

 

自治体によって利用できる補助金制度は異なり、また上記以外にも利用できる制度はありますのでぜひリノベーション会社へ相談してみてください!

リノベーションのローンは住宅ローンに組み込める!

 

リノベーションのローンは住宅ローンに組み込むことができます。

「リノベーションを行った際にはリフォームローンを組む」というイメージを持っておられる方も多いと思いますが、リノベーションは家全体の改装になるため、そういった場合には住宅ローンに組み込むことができるのです。

現在、新築を建てた時や住宅を購入した時のローンが残っている方は、リノベーションの予算をローンの残りに上乗せした金額で借り換えすることもおすすめしています。ただ、その際には手数料が発生してしまうため、その金額を考慮して決める必要があります。

 

自分の場合はどうなの?住宅ローンに組み込むことができるの?

など、疑問や分からないことも多いと思いますので、ローンに関することは一度リノベーション会社に相談してみましょう。

富山県で一戸建てリノベーションをお考えの方はユニテにおまかせください!

現在、富山県で一戸建てのリノベーションをご検討されている方はぜひユニテにご相談ください。リフォーム・リノベーションのプロとして、お客様のご要望を反映した上で、暮らしに合わせたリノベーションプランをご提案いたします!

まとめ

 

一戸建てリノベーションの費用を1000万円以内で行う工夫として、

 ・施工範囲を絞る

 ・間取り変更を行わない

 ・既存のものを活用する

 ・設備や素材のグレードを見直す

 ・複数の業者に見積もりを依頼する

 ・補助金制度・減税制度を利用する

 

今回は以上のような工夫をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

リノベーションをご検討されたら、まずはリノベーション会社に相談してみてくださいね!