
リノベーションに失敗したくないという想いをお持ちではないでしょうか?この記事では、私たち株式会社ユニテが23年間様々なお客様のリノベーションを行ってきた経験から、よくある10の失敗とその対処法をまとめました。
目次

株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
中古住宅のリノベーションは、新築よりコストを抑えつつ理想の住まいを実現できるのが魅力です。しかし、見えない劣化や構造の制約、追加費用など、中古ならではの失敗リスクも潜んでいます。
実際に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースもあり、SNSやネットには中古住宅のリノベーションに失敗して、後悔している声も多いです。そのため、以下のような不安を抱いている方もいるでしょう。
「中古住宅をリノベーションしたいけれど、失敗したらどうしよう」
「購入してから想定外の費用がかかったら困る…」
結論からお伝えすると、中古住宅リノベーションで起こる失敗は、主に次の4つのタイプに分けられます。
この記事では、中古住宅リノベーションで実際によくある失敗例を時系列で整理しながら、その原因と具体的な回避策を分かりやすく解説します。
購入前に知っておくべきチェックポイントも紹介していますので、これから中古住宅のリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
中古住宅×リノベーションで失敗する人の特徴とは
国土交通大臣指定の相談窓口が2023年に発表した統計によると、年々リフォーム(リノベーション含む)での相談件数は増えてきていることがわかっています。
中古住宅のリノベは、うまくいけば低コストで理想の暮らしが手に入ります。しかし、油断すると簡単に失敗するジャンルでもあるのです。
特に多いのが、予算の把握不足です。また、見えない劣化を見抜けないのも典型的。配管や基礎、断熱の状態は外から見ても分からないため、想像以上の追加工事につながりやすい傾向があります。
さらに、「壁を壊して広いLDKにしたい」と思っても、できる工事・できない工事への理解不足があると、失敗しがちです。そのため、まずは「失敗しやすい理由」を押さえることが大切になるでしょう。
弊社ユニテでは、これまでリノベーションに失敗した方を多く見てきました。その中には、以下の様な理由で私たちに相談に来られる方も多くいます。
「完成したら想像と全く違った...」
「当初の予算の2倍を請求された...」
「スケジュール通りに進まず、いつまで経ってもリノベーションが完成しない...」
せっかくお金と時間をかけて行うリノベーションなのに、自分の思い通りにならないのは辛いですよね。リノベーションで起こりうる失敗のほとんどは、事前に準備しておけば防げるものばかりです。
しっかりと知識を学んだうえで、リノベーションにチャレンジしましょう!
中古住宅のリノベーションでよくある4つの失敗タイプ
中古住宅のリノベーションで起こる失敗の多くは、以下の4つに分類されます。
- 資金面|見えない部分の工事費や追加費用
- 物件選び|できる・できないを知らずに購入
- 業者選び|提案力・見積もりの透明性不足
- 間取り・設計|物件の制限や老朽化の未把握
特に、中古住宅は新築では起きないタイプのリスクが多いため、事前に把握していないと失敗することが多いです。それぞれ詳しくみていきましょう。
資金面|見えない部分の工事費や追加費用
中古住宅のリノベーションで多いのが、資金面の読み違いによる失敗です。表面上はきれいに見えても、解体後に配管の老朽化や断熱材の不足、下地の劣化が判明し、追加工事が必要になるケースは少なくありません。
- リノベーション費用が予算を超えてしまう
- ローンの審査に落ちて物件を購入できなかった
その結果、当初の想定より100万〜300万円ほど費用が膨らむこともあります。見えない部分の工事費を含めて、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。
物件選び|できる・できないを知らずに購入
物件を購入してリノベーションをしようとしている場合、物件選びから失敗してしまうこともあります。
- 見えない部分の設備が古かった
- 中古物件を購入したが、思い通りのリノベーションができない
中古住宅では、どんな工事でも自由にできるわけではありません。工法や構造によっては、壁を撤去できなかったり、水回りの移動に制限があったりします。
また、耐震性能や劣化状況を十分に確認せずに購入すると、後から大規模な補強工事が必要になることも。リノベーションの可否を理解しないまま物件を選ぶのは、大きな失敗につながりやすいポイントです。
業者選び|提案力・見積もりの透明性不足
リノベーション会社選びも、失敗を左右する重要な要素です。提案力が不足していると、中古住宅特有のリスクを十分に説明してもらえず、後からトラブルになることがあります。
また、見積もりに「一式」といった曖昧な表記が多い場合、追加費用が発生しやすくなるため、十分注意しましょう。工事内容や、費用の内訳を丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
間取り・設計|物件の制限や老朽化の未把握
理想の間取りを優先しすぎて、物件の制限や老朽化を見落としてしまうのもよくある失敗です。
- 収納が少ない
- 家具が配置できなかった
- 空気循環できておらず空気が悪い
中古住宅は構造壁の位置や天井高、劣化状況によって、希望通りの設計ができない場合があります。見た目のデザインだけでなく、建物の状態や将来的な住みやすさまで考慮した設計をおこなわないと、住み始めてから不満が出やすくなってしまうでしょう。
【時系列】中古住宅リノベーションの失敗10選と対策
私たちはこれまで23年間住宅のリノベーションをおこなってきましたが、そのなかでもよく相談を受けるリノベーションの「失敗」は以下の通りです。
| 時系列 | 失敗内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 購入前 | 見えない劣化が想像以上に悪かった | ・内見時に該当箇所を必ずチェック ・ホームインスペクションを受ける |
| 耐震基準に適合せず追加費用がかさんだ | 購入前に耐震基準を確認し、必要なら補強費を見込んでおく | |
| 見積もり~計画段階 | 希望の間取りにできない物件だった | 事前に希望するリノベーションと、その物件にかかる制約を照らし合わせる |
| 費用が想定より高くなってしまった | 見積もりの10%~20%ほど上乗せした金額で認識しておく | |
| 施工中 | 見積もりに抜け漏れがあった | 複数のリノベーション業者から相見積もりを取る |
| 工期が延びた | ・「見えない劣化が見つかった場合の対応方針」を業者と共有しておく ・工程管理や報連相がしっかりした会社を選ぶ |
|
| 引き渡し後 | 収納が足りなかった | 現在だけでなく将来も加味し、トータルでどの程度の収納スペースが必要か把握する |
| 家具が配置できなかった | 将来の家族構成も視野に入れて設計する | |
| 周辺環境・騒音・日当たりが想像と違った | ・建物内外から周辺環境までくまなくチェックする ・内見時は時間帯別に現地確認する ・近隣に更地がある、建設予定地があるかチェックする |
|
| 空調効率が悪かった | 設計段階から、風の通り道を意識する |
ここからは、上記の具体的な失敗例について、その対処法とあわせて紹介していきます。
1.見えない劣化が想像以上に悪かった
「見えない劣化」に悩まされるのは、中古住宅のリノベーションで一番多いトラブルです。外観はきれいなのに、床下をのぞいたら配管が腐食してたり、基礎にクラックがあったり、さらには断熱材が全く入ってないケースも珍しくありません。
こうした部分の隠れた劣化は、物件探しの際には目には見えず、素人目では判断できないため、以下の対策が必要です。
- 内見時に「水まわり」「換気扇の電気配線」「換気ダクト」は必ずチェック
- ホームインスペクションを受ける
リノベーションを前提として考えているのであれば、「水まわり」「換気扇の電気配線」「換気ダクト」は必ずチェックしておきましょう! 確認せずに購入すると、後々追加費用がかかってしまう可能性が高くなります。
| 確認するべきこと | 確認しないと起こること | |
|---|---|---|
| 水まわり | 実際に水を流してみて、配管から水漏れしていないか? | 配管工事を追加発注することになり、予算オーバーの可能性 |
| 換気扇の電気配線 | 大量の電気配線が放置されていないか? | 電気配線が整理されておらず、火災の元になるため、追加工事費用がかかる |
| 換気ダクト | ダクトはしっかりと繋がっているか? | ダクトが繋がっていないため、天井裏などで湿気がたまり、カビや虫の原因になることも。追加工事が発生する。 |
また、上記のチェックだけでは把握しきれない部分も多いため、より安心したい場合は購入前のインスペクションも検討しましょう。専門家に徹底チェックしてもらうだけで、後の追加費用を100〜300万円防げると考えれば、必要経費として納得できます。
2.耐震基準に適合せず追加費用がかさんだ
昭和56年(1981年)以前に建てられた中古住宅は、旧耐震基準で設計されている可能性が高く、現在の耐震基準を満たしていないケースがあります。
このような物件を購入してからリノベーションをおこなう場合、耐震補強工事が追加で必要になることが多く、50〜150万円程度の費用が上乗せされることも珍しくありません。
- 購入前に耐震基準を確認し、必要なら補強費を見込んでおく
中古住宅を購入する前に、建築年と耐震基準への適合状況を必ず確認しましょう。必要に応じて耐震診断を行い、補強工事が必要な場合は、あらかじめ費用を資金計画に組み込んでおくことが大切です。
3.希望の間取りにできない物件だった
このような事例は、よく調べずに中古住宅を購入してしまった場合によくある例です。住宅は、完全自由にリノベーションできる訳ではありません。
以下のように、様々な制約の中でおこなう必要があります。
たとえば、「この壁取って広いリビングにしたい!」と思っても、壁構造である「2×4(ツーバイ)工法」の場合は制限がかかってしまう可能性が高くなります。一方、間取りに壁が影響しない「軸組工法(在来)」なら、比較的自由に施工できる傾向です。
- 事前に希望するリノベーションとその物件にかかる制約を照らし合わせる
上記の失敗をしないためには、以下の項目についてしっかりと把握しておくことが大切です。理想のリノベーションを叶えられるかどうかは、以下の事前確認に掛かっています。
- 動かせない配管があるか?間取り変更にどう影響するのか
- リノベーション禁止などの制約はないのか
- 構造体となっている柱や壁はどれか
- 防火地域か?その場合は、どんなリノベーションが禁止されているか
- リノベーションをする際に搬入の障壁になることはあるか
4.費用が想定よりも高くなってしまった
中古リノベーションは、見えないコストが増えやすく、想像していなかった費用が追加でかかることも多いです。これらが積み重なると、大体100〜300万円ほどコストがオーバーしてしまうこともあります。
- 配管の交換
- 電気の引き直し
- 断熱補強
- 床や壁の下地処理 など
たとえば、「システムキッチン」を導入しようとした場合、キッチン自体の費用にプラスして、以下の様な工事費もかかるのです。
✔️参考:キッチンリノベーションの費用相場
| システムキッチン本体 | 100万円 |
| 水道管工事 | 10万円~50万円 |
| 電気工事 | 5万円〜50万円 |
※規模によって料金は異なります。
キッチン本体料金以外に目に見えない部分の工事費が追加でかかるため、予算を超えてしまうことが多々あります。
- 見積もりの10%~20%ほど上乗せした金額で認識しておく
見積もりの金額から10%〜20%ほど上乗せした金額で捉えておくことで、後で予算を大幅にオーバーしてしまうのを緩和できます。そのため、最初から“追加費用前提”で予算を組むことが大切です。
5.見積もりに抜け漏れがあった
中古住宅のリノベーションでは、見積もり内容に抜け漏れがあり、後から追加費用が発生するケースも少なくありません。特に、以下の箇所は業者によって金額差が大きく、当初の見積もりに含まれていないこともあります。
- 水回り設備
- 外壁や屋根
- 基礎補修
- 解体費用 など
工事が進んでから必要性が判明すると、予算オーバーにつながりやすくなるため、十分注意しましょう。
- 複数のリノベーション業者から相見積もりを取る
失敗を防ぐためには、複数社から相見積もりを取り、工事範囲や内訳を細かく確認することが重要です。相見積もりを取ることで、相場とその業者の価格の差異を把握できます。
なお、リノベーション業者は必ず3社以上に相談しましょう。1社決め打ちで依頼をしてしまうと、その業者が言っていることが業界の相場なのかが判断できません。
3社以上に相談できる状況であれば、業界のスタンダードを知ることができ、その上であなたに合う業者を選定できます。
6.工期が延びた
中古住宅のリノベーションは、解体後に配管や構造部分の劣化が見つかることが多く、当初の予定より工期が延びやすい傾向があります。想定外の補修工事が必要になると、工事内容の見直しや材料手配に時間がかかるためです。
- 「見えない劣化が見つかった場合の対応方針」を業者と共有しておく
- 工程管理や報連相がしっかりした会社を選ぶ
工期の遅延が不安な場合は、事前に「見えない劣化が見つかった場合の対応方針」を業者と共有しておくことが大切になるでしょう。
また、工程管理がしっかりした会社を選ぶことも重要なポイントです。工事中もチャットツールでの進捗報告や定期的な現場確認をおこなうことで、トラブルを防ぎやすくなります。
7.収納が足りなかった
実際に住んでみてから「収納が足りない」という話も、よく耳にする失敗談です。「リノベーションが完成し引越しをしたが、収納が少なく物を置くスペースが無い...。 設計段階に気がついていれば良かった...。」という声は少なくありません。
しかし、設計段階では、こだわりのデザインや間取りなどを考えることに集中してしまい、つい「機能面をないがしろにしてしまった」というケースは多いです。
- 現在の自宅と比べて収納は十分か検討する
- 今後どんな荷物が増えるかを想定する(ライフプラン)
- トータルでどの程度の収納スペースが必要か把握する
設計段階で「持ち物量のヒアリング」がある会社だと安心して任せられますが、すべての会社が配慮してくれるわけではありません。たとえば、家族が増える予定があるなら、それを見越して収納を配置する工夫が必要になります。
8.家具が配置できなかった
「リノベで間取りを一新したため、使っていた家具がレイアウトできなくなってしまった」
「既存家具でレイアウトしたが、家族が増えてさらに大きな家具が必要になった」
中古は階段幅や開口寸法が小さい家も多く、家具の搬入・配置時には注意が必要です。特に、大きいソファや冷蔵庫は配置できない可能性が高いので、しっかり確認してください。
また、既存の家具が配置できない、家族構成に変化があることまで想定していなかったというケースもあります。
- 将来の家族構成も視野に入れて設計する
リノベーション後、将来的に家族が増える予定がある、あるいは家族が出ていくために不必要になる家具があるなど、現在だけではなく将来を考えた上で設計することが大切です。将来の生活環境はどうなるのか、建築士に共有しておけるといいでしょう。
9.周辺環境・騒音・日当たりが想像と違った
「中古マンションをリノベーションしていざ住んでみると、隣人の騒音が毎日つらい」
「隣に高層マンションが建ってしまい、日当たりが悪くなった」
上記は、いづれも中古物件選びの際に近隣調査をしなかった、あるいはデメリットに気付けなかった場合の失敗談です。この場合、リノベーション自体には満足できても、住み心地は悪くなってしまうでしょう。
よくある近隣トラブルは以下の通りです。
〇よくある近隣トラブルの例
- 騒音
- ゴミ出し
- 臭いや虫被害(ゴキブリなど)
- ペット関連
- 駐車・駐輪
- 境界
- 挨拶 など
また、「想像以上に街灯が少なく暗く感じた」「付近に飲み屋街があるため、酔っ払いが多く住みづらい」など、昼間の近隣・周辺環境だけでは気付けないデメリットもあります。
- 何度も足を運んで建物内外から周辺環境までくまなくチェックする
- 内見時は時間帯別に現地確認する
- 近隣に更地がある、建設予定地があるかチェックする
中古物件を検討する際は、何度も足を運んで建物内外から周辺環境までくまなくチェックすることが大切になります。時間帯も朝・昼・夜とそれぞれチェックしておくことで、リスク軽減につながるでしょう。
物件の売主が把握している明確なトラブルがあった場合は、説明義務があるため事前に把握できるでしょう。ただし、何を不快に感じるかは個人差があるため、自分にとって快適な環境を知るためにも、さまざまな側面から周辺調査をすることをおすすめします。
10.空調効率が悪かった
リノベーション後、デザインや間取りには満足しているものの、「夏は暑く冬は寒い」「空気がこもりやすい」と感じるケースがあります。これは、換気計画や空気の流れに加え、断熱性や気密性が十分に考慮されていないことが原因です。
- 設計段階から風の通り道を意識する
見た目がきれいになっても、断熱気密が弱いままでは、快適性は向上しません。設計図面だけでは分かりにくいため、設計段階から風の通り道や換気方式、断熱性能について確認し、気密断熱は予算の中でも最優先で検討することが重要です。
中古住宅のリノベーションにおける費用相場と注意点
中古住宅を購入してリノベーションする場合、総額は1,500万〜3,500万円が一般的なボリュームゾーンです。
限られた予算の中で施工しようと検討している方は、以下の記事もご覧ください。
「予算1000万円でどこまでできる?一戸建てリノベーションを賢く進めよう【事例あり】」
「家の建て替え費用を1500万円に抑えるには?予算内訳や節約のコツ8選」
ただし、築年数が古いほど注意が必要で、配管工事・断熱補強・耐震補強など、見えない部分の工事が追加で発生しやすくなります。その結果、ケースによっては新築より高くなることもあるでしょう。
とくに築25年以上の物件は、劣化状況や構造上の制約を必ずチェックしておくことが大切です。
築年数が古い中古物件については、以下の記事も参考にしてください。
「古民家リノベーションのビフォーアフター5選!築50年以上の古い家を快適にするコツ」
また、古い中古マンションを購入してリノベーションする場合の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
「リノベーションマンションのデメリット6つ!買うなら築30年前後がおすすめ」
中古住宅購入に失敗しないためのチェックリスト
中古住宅は、購入前の見極めが最も重要です。
以下を事前に確認しておくことで、購入後の大きなトラブルを防止しやすくなります。
- インスペクション(住宅診断)の実施
- 地盤の状態
- 耐震基準の適合状況
- 断熱材の有無と状態
- 給排水配管の劣化
- 雨漏り跡の有無
- 白蟻被害の痕跡
- 工法(在来工法・2×4・鉄骨造)
- 間取り変更の可否(構造壁の位置)
- 修繕・リフォーム履歴の有無
さらに、リノベーションで失敗したくない方へ向けて、私たちユニテがこれまでのリノベーション実績から導き出した、「リノベーションで失敗しないためのチェックリスト」を作成しました。
実際にリノベーションをする際は、ぜひこのチェックリストを活用してみてください。
リノベーション会社の失敗しない選び方
リノベーションに後悔している人の中で、最も多いのは「業者選び」の失敗です。ここからは、失敗しない業者選びのコツについて詳しくみていきましょう。
契約前に確認すべき7つの項目
リノベーションのトラブルを防ぐには、契約前の確認が何より重要です。工事範囲や仕様書が曖昧なまま進むと、「それは別料金です」と後出しされがちなので注意しましょう。
特に、以下の7項目は、トラブル防止の基本セットとして必ず押さえておきたい部分です。
- 工事範囲
- 仕様書
- 瑕疵保険の有無
- 追加費用が発生するルール
- 支払いスケジュール
- アフターサービス
- インスペクション体制
契約前には、瑕疵保険の有無や追加費用が発生する条件、支払いスケジュール、さらにアフターサービスの内容まで細かく確認しておきましょう。第三者によるインスペクション体制があるかも要チェックです。
相見積もりで見るべきポイント
相見積もりは、金額の安さだけで判断すると失敗します。大切なのは、配管・下地・断熱などの「見えない部分」の工事費がきちんと含まれているかどうかです。
また、工期の目安や工程表が具体的に提示されているか、仕様書がどこまで細かく書かれているかもしっかりチェックしてください。内容が曖昧な見積もりは、あとから追加費用が発生しやすいため十分注意しましょう。
価格よりも、説明と中身の精度をしっかり比較するのがコツです。
担当の力量を見極めるコツ
リノベーションの成否は、担当者の力量でほぼ決まると言っても過言ではありません。特に、以下は重要な判断材料になるでしょう。
- 追加費用が出やすいタイミングを具体的に説明できるか
- 物件選びの段階から相談に乗ってくれるか
- 工法ごとの制約を分かりやすく話せるか など
こうした質問に対して、言葉を濁さずスムーズに答えられる担当者は、提案力も現場理解も高い傾向があります。「話しやすさ」も含めて、信頼できる相手かどうかを見極めましょう。
【物件別】リノベーションに失敗しないためのポイント
ここからは、リノベーションに失敗しないためのポイントと注意点を、物件別に簡単に紹介していきます。
- 中古物件
- 戸建て
- マンション
先ほど紹介した失敗例とあわせて、しっかり把握しておきましょう!
中古物件
中古物件のリノベーションに失敗しないためのポイントは以下の通りです。
- 専門家に物件の状態を評価してもらう
- 建築された年月日を確認する(耐震性と断熱性のチェック)
- 規模の大きいリノベーションは「在来工法」の物件でおこなう
- 入居日が決まってから退去する(スケジュールが変動しやすい)
- 改修費用もリノベーション予算に含める
- リノベーションの優先順位を決める
- 時間帯や曜日を変えて何度か訪問・調査する
- ライフスタイルに合わせた間取りを設計してもらう
中古物件についている既存の設備は、いつ壊れてもおかしくありません。それらの改修費用も初めから改修するつもりで予算を組んでおくと、不便さを感じたり後悔したりするのを未然に防げます。
中古物件リフォーム・リノベーションの注意点については、以下の記事も参考にしてください。
戸建て
戸建リノベーションに多い失敗例は以下の通りです。
- リノベーション費用が予想よりも高額になってしまった
- 希望のリノベーションが叶わなかった
- 住宅ローンが組めなかった
- 断熱対策が甘かった
特に、中古の戸建てを購入してリノベーションする場合は、既に住んでいる物件をリノベーションするよりも失敗しやすいため、十分注意しましょう。
戸建てのリノベーションに失敗しないためのポイントは以下の通りです。
- 再建築不可物件に注意する
- 構造の違いによるリノベーション可能な範囲に注意する
- リノベーションの優先順位を決める
- 自宅の築年数や状態・構造をプロに見てもらう
- ライフスタイルに合わせた間取りを設計してもらう
- 工事中の住まいについても考慮する
- 入居日が決まってから退去する(スケジュールが変動しやすい)
仮住まいを用意する際は、入居日が決定してから退去するようにしましょう。戸建てのリノベーションはスケジュールが変動しやすく、「仮住まいを退去してしまって住む場所がない」という失敗に陥りやすいです。
戸建てリフォーム・リノベーションの注意点については、以下の記事も参考にしてください。
「戸建てリノベーション大全│最初に知っておくべき基礎知識とは?」
「【2025年最新】増築確認申請は必要?不要?できないケースもわかりやすく解説」
マンション
マンションリノベーションに多い失敗例は以下の通りです。
- 水回りの配置変更ができなかった
- 水回りの配置変更に高額な費用がかかった
- 管理規約の確認漏れで追加工事が必要になった
- 通気性や採光を検討せず住環境が悪くなった
- アフターサービスがなくトラブル対応してもらえなかった
そのため、以下のポイントに留意してリノベーションを進める必要があります。
- 築年数と耐震基準を確認する
- マンションの管理規約を確認する
- 修繕計画・積立金の状況を確認する
- 計画しているリノベーションが実現可能か専門家に見てもらう
- リノベーションの優先順位を決める
- 床材などの防音対策も考慮する
- ライフスタイルに合わせた間取りを設計してもらう
- 工事中の住まいについても考慮する
また、マンションリフォーム・リノベーションの注意点については、以下の記事も参考にしてください。
「【後悔しない】中古マンションのリノベーション実現のコツ!費用相場や物件選びのポイントを解説」
中古住宅リノベーションの失敗に関するよくある質問
最後に、リノベーションの失敗に関するよくある質問を紹介していきます。
- 中古と新築どっちが得?
- 築何年までリノベーションできますか?
- 団地リノベーションに多い失敗と失敗しないためのコツは?
- 予算オーバーしやすいポイントは?
中古と新築どっちが得?
中古リノベーションと新築どっちが得かは、「条件次第」で変わります。
中古リノベは、立地が良い物件を新築より抑えた価格で手に入れられる点が魅力です。ただし、断熱・耐震・設備更新までしっかりやると、想定以上に費用がかかることもあります。
一方、新築は初期費用は高めでも、性能や保証が整っていて将来の修繕コストを抑えやすいのが利点です。価格だけでなく、立地・性能・将来の維持費まで含めて総額で判断するのが大切になるでしょう。
築何年までリノベーションできますか?
中古住宅は、築30年・40年、場合よっては築50年以上でもリノベーション自体は可能です。ただし重要なのは「築年数」より「建物の状態」。構造部分の劣化や雨漏り、耐震基準への適合状況によって、かかる費用や工事内容は大きく変わります。
まずはインスペクションで建物の健康状態を確認して、現実的にどこまで直せるかを判断するのが失敗しないコツです。
詳しい内容については、以下の記事で解説しています。
「築50年でリノベーションはできる? 失敗例と費用、知っておきたいことを解説」
団地リノベーションに多い失敗と失敗しないためのコツは?
団地リノベーションに多い失敗例は以下の通りです。
- 生活音などの騒音問題
- エレベーターがなく不便
- 土地の治安が気になる
- 修繕積立金が高くなった
- 公園からの騒音が気になる
団地は敷地が広く、築年数が経過しているマンションが多い傾向があります。そのため、近接する公園からの騒音や虫被害など、住んでみてから発覚するデメリットも少なくありません。そのため、しっかり現地調査や周辺調査をしておくことをおすすめします。
また、失敗しないためのコツは以下の通りです。
- 団地の種類に注意する
- 耐震基準に注意する
- 物件の管理状況や設備に注意する
- 壁式構造に注意する
- 修繕計画がしっかり管理されているか確認する
予算オーバーしやすいポイントは?
予算オーバーしやすいポイントは、工事してから見つかる「見えない部分」です。具体的には、解体後に判明する配管や下地、断熱材の劣化、基礎や柱の補修など。さらに、耐震補強やシロアリ被害も追加費用になりやすいため注意しましょう。
対策としては、事前インスペクションと、見積もりに「想定追加費用枠」を組み込んでおくことです。最初から余白を持たせておくと、万が一のリスクヘッジがしやすいですよ。
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見積もりはもちろん、工事のための現地調査、設計など、実際に着工するまでは費用を頂きません。初めてのリノベーションは不安なことばかりだと思いますので、ぜひ何度でもご相談ください。
また、ワンストップリノベーションですので、あなたの理想のリノベーションを実現する全ての工程をおまかせ頂けます。
ぜひ、一度無料相談へお越しください。
まとめ
中古住宅のリノベーションは、物件選び・資金計画・業者選びを間違えると、想定外の追加費用や住み心地の後悔につながりやすい分野です。特に、耐震・断熱・配管など「見えない部分」への理解が失敗を防ぐカギになります。
さらに、事前インスペクションや相見積もり、契約内容の確認を徹底すれば、リスクは大きく減らせるでしょう。コスパも満足度も高い中古リノベーションを実現するには、紹介したポイントを押さえて進めることが大切です。




