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株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「古民家リノベーションのビフォーアフター写真を見たい!」
「古民家でも本当に綺麗な家になるの?」
このようなことをお考えではないでしょうか?
そこでこの記事では、弊社ユニテが担当した古民家リノベーションの事例を4つ厳選してご紹介します。
- 築40年以上|和モダンで暮らしやすい住まい
- 築60年|1階のみを施工したバリアフリーな住まい
- 築55年|こだわりのキッチンがある住まい
- 築50年以上|趣ある一軒家へリノベーション
古民家リノベーションでは、古民家の良さを活かしたテイストにも、現代風の装いにもできます。
しかし、会社選びやどのようなイメージにしたいかなど、気を付けるべきポイントを押さえていないと思い描いていたものとは違う仕上がりになってしまうことがあります。
そのような状況にならないために、本記事では以下の内容について説明しています。
● 古民家リノベーションのビフォーアフター
● 古民家リノベーションのポイント
● 古民家リノベーションの注意点
この記事を読んで、古民家を見違えるような素敵な家にリノベーションしましょう!
【築40年以上】和モダンで暮らしやすい住まいにリノベーション
1人暮らしの施主様宅へ、小さな子どものいる娘さん家族が遊びに来やすいようリノベーションさせていただいた事例です。伝統的な日本家屋の趣を残しつつ、暖かく快適な住まいを実現いたしました。
2階建ての古民家ですが、費用面を考慮して生活に必要なスペースを1階部分に集約。寒さに悩んでいるという悩みをお聞きし、全面的に断熱工事をおこなっています。
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ここでは、以下の施工箇所におけるビフォーアフターを紹介していきます。
【施工箇所のビフォーアフター】
- 玄関
- リビング
- 水回り
詳しい施工内容については、以下もご覧ください。
玄関のビフォーアフター

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玄関は、既存の各天井が非常に趣がある良いものであったため、そちらを活かしつつ輪の雰囲気に仕上げました。施主様がご近所さんと玄関先で立ち話されることが多いというのをお聞きし、より快適に過ごせるよう腰掛けを設置しています。
リビングのビフォーアフター

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広縁と和室、キッチンを隔てていた壁をなくし、広々としたLDKの間取りにリノベーションいたしました。筋交いは目隠しせずあえてそのまま見せる形にして、腰掛け兼収納棚として活用できるよう工夫しています。
和モダンな雰囲気にするため、リビングには和紙畳を使用。ごちゃごちゃさせず広々と使いたいとのご要望でしたので、随所に棚を造作いたしました。窓を広く取っているため自然光が差し込み、より温かみのある雰囲気に仕上がっています。
水回りのビフォーアフター

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一般的な奥行きのあるトイレから、手洗い付きの広々とした間取りに変更いたしました。カウンターと手すりのついた手洗い場を設置することで、非常に使い勝手がよくなっています。
また浴室にはヒートショック対策も施しており、ご高齢で1人暮らしの施主様が安心して暮らせるよう、バリアフリーにもしっかりと配慮いたしました。
【築60年】こだわりのキッチンがある住まいにリノベーション
築60年の古民家において、生活スペースである1階のリノベーションをおこなった事例です。お母様と娘さんの2人暮らしのお家を、お母様が生活しやすいような動線にこだわり施工いたしました。
間取り(施工前) | 3DK |
間取り(施工後) | 2LDK |
費用 | 2000万円 |
工期 | 96日 |
この事例では、以下の施工についてのビフォーアフターを紹介していきます。
【施工箇所のビフォーアフター】
- 玄関
- リビング
- キッチン
- トイレ
- 寝室
その他の詳しい施工内容については、以下をご覧ください。
玄関のビフォーアフター

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玄関先・外壁のビフォーアフターです。板金を重ね張りした外壁で断熱性を向上させ、築60年の古民家でも快適に暮らせる住宅性能にいたしました。レトロなすりガラスの横開きの玄関から、スタイリッシュでクールな印象の玄関ドアにリフォームしています。
■玄関(内)

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ご高齢のご家族のために、将来を見据えてバリアフリーの広々とした玄関を採用。車いすでも移動しやすい動線を意識しています。玄関の隣には大容量のシューズクロークを新設し、コートや雨具などもすっきり収納できるよう工夫しました。
リビングのビフォーアフター

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リビングには大きな窓を設置し、光を多く取り入れて明るさを確保。いつでも庭を眺められる家族団らんの明るいリビングにリノベーションいたしました。構造上取れない柱には壁と同じクロスを巻き、空間に馴染むよう工夫しています。
キッチンのビフォーアフター

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壁付けタイプのキッチンから、家族と触れあえる対面式のものに設備を変更。施主様の身長に合わせて、やや低めに設計しています。キッチンの横にも大きな窓を設置しているので、庭を眺めながらリラックスして料理ができるよう工夫しました。
トイレのビフォーアフター

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一般的な広さのトイレから、車いすのままで出入りできる広々としたトイレにリフォームしています。タイル調のクッションフロアを採用することで、安全性とおしゃれさの両方にこだわりました。
寝室のビフォーアフター

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和室だった寝室を全面フローリングにし、つまずきやすい敷居をなくして広々とした空間に仕上げました。ダークな色合いで落ち着いた空間を演出し、リラックスして眠りにつけるよう工夫しています。リビングとの動線も意識しているので、スムーズに移動できるよう設計いたしました。
【築55年】こだわりのキッチンがある住まいにリノベーション
和風だった家をカフェ風のこだわりの詰まった家にリノベーションしました。和室や玄関は既存のものを上手く利用しながら内装を整えています。
間取り(施工前) | 8DK |
間取り(施工後) | 4LDK(5LDK) |
費用 | 2000万円 |
工期 | 130日 |
ここでは、以下の箇所のビフォーアフターについて紹介していきます。
【施工箇所のビフォーアフター】
- リビングのビフォーアフター
- キッチンのビフォーアフター
- 和室のビフォーアフター
- お風呂のビフォーアフター
より詳しい施工内容については、以下をご覧ください。
「リノベーション│カフェ風×オールドアメリカン風な家【ユニテ】富山のリフォーム」
リビングのビフォーアフター

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元々和室だった部分を、広いLDKへとリノベーションいたしました。天井までの掃き出し窓と淡い色合いで、開放感のある明るいリビングに仕上げています。窓にはペアガラスを採用し、断熱性にもこだわりました。
キッチンのビフォーアフター

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元々壁付け式だったキッチンを、こだわりの照明とレンガ調のタイルで、カフェのようなおしゃれな空間にリノベーションいたしました。床には店舗用のクッションフロアを採用し、耐久性にも配慮しています。
和室のビフォーアフター

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和室は、既存の天井や襖を再利用し、きれいに内装を整えるリフォームをおこないました。リビングとの仕切りには半透明のスクリーンパーテーションを採用。リビングの光を取り込みつつ、プライバシーも確保できるので、来客対応にも活用できます。
お風呂のビフォーアフター

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狭かった浴室を、1.25坪の広々とした浴室にリノベーションいたしました。横長の鏡と黒で統一したエプロン・カウンターが、ホテルのような高級感を演出してくれます。
【築50年以上】趣ある一軒家へリノベーション
築50年以上の古民家を、歴史ある街並みに合わせて趣ある一軒家へリノベーションした事例です。隣の住宅に住まわれていたものの、急な段差や狭い間取りに住みにくさを感じ、一軒家として住みやすいお家にして欲しいというご依頼でした。
以下は図面におけるビフォーアフターです。

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ここでは、以下の箇所におけるビフォーアフターを紹介していきます。
【施工箇所のビフォーアフター】
- 外壁のビフォーアフター
- 玄関のビフォーアフター
- リビングのビフォーアフター
詳しい施工内容については、以下をご覧ください。
「リノベーション│趣あるバリアフリーの家」
外壁のビフォーアフター

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歴史ある街並みに合った外観に仕上げるため、雰囲気はそのままにややモダンなテイストに。ベランダの目隠しや観光客用の腰掛けスペース設置など、人通りの多い時期を考慮した設計をいたしました。
玄関のビフォーアフター

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車庫と玄関が横並びで道路に直面していた間取りを変更し、間口を広げゆとりある空間にリノベーション。車庫の奥に玄関を設置することで、車を降りてそのまま家の中に入れます。
リビングのビフォーアフター

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After

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二間続きの和室の仕切りや襖を撤廃し、遠くまで見渡せるLDKにリノベーションいたしました。パーテーションを設置しているため、状況に合わせて空間を仕切れるよう工夫しています。パーテーションにはレール・段差のないものを採用し、バリアフリーにも配慮いたしました。また、窓は風が抜けやすいよう工夫して設置しています。
見違える!古民家リノベーションのポイント
古民家リノベーションのポイントを4つご紹介します。
1.古民家リノベーションのイメージを明確にする
2.立派な梁や柱を見せる
3.古民家特有の趣ある箇所を活かす
4.水回り工事は優先的に行う
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
古民家リノベーションのイメージを明確にする
まずは、どのような古民家リノベーションを行いたいかのイメージを明確に持つことが大切です。なぜなら、一口に「古民家リノベーション」と言っても、以下のような種類があるからです。
一般的な名称 | 概要 |
古民家再生 | 古民家を古民家らしく元の状態に戻すリノベーションのこと。 |
古民家リノベーション |
古民家を現代風にリノベーションすること。 |
古民家風リノベーション | 現代の家の外観や内観を古民家"風"にリノベーションすること。 |
古民家の良さを大切にしたいのか、古民家と感じさせないような綺麗な家にしたいのかなど、大まかなイメージを固めておくようにしましょう。
立派な梁や柱を見せる


古民家リノベーションでは、古い立派な梁や柱を見せたデザインにするのがおすすめです。古民家は、立派な材質の梁や柱があることが多く、それが特徴でもあります。天井を梁見せにすることでほかとは一味違う空間になりますよ。
古民家特有の趣ある箇所を活かす
古民家リノベーションでは、古民家特有の趣のある箇所を活かしましょう。
以下の事例では、格天井や玄関土間のタイルは以前のものをそのままに、和モダンなテイストに仕上げています。



このように、以前の家の雰囲気を保ちながら内装を整えることで新しいだけではない、奥ゆかしさを感じます。残したい雰囲気や場所がある方はぜひそれらを活かしたリノベーションをしてみてください!
水回り工事は優先的に行う
水回りの工事は優先的に行うことをおすすめします。
築年数の古い家では、トイレやお風呂などが寒かったり使い勝手が悪かったりするからです。
水回りの使い勝手は家全体の快適さに直結します。なので、水回りの工事は優先的に行いましょう。


こちらの事例では、ヒートショックが心配な寒い浴室から冬場でもヒヤッとしない暖かい浴室へと変化しました。
忘れないで!築古リフォームの注意点
古民家リノベ―ションには、忘れてはいけない注意点があります。
今回は以下の4点についてご紹介します。
- 耐震補強はしっかりと行う
- 断熱性向上を忘れない
- 見えない部分にも留意する
- 利用できる補助金・減税制度を確認する
- リノベーション会社選びは慎重に行う
それぞれについて詳しく解説していきます。
耐震補強はしっかりと行う
耐震補強はしっかりと行いましょう。なぜなら、古民家は築年数が古いことが特徴であり、その分耐震性に劣るからです。
昭和56年がボーダーラインとなっており、一般的にそれ以前に建てられたものは「旧耐震基準」、それ以降では「新耐震基準」とされています。古民家は旧耐震基準の場合がほとんどなので、現行の耐震基準に合うように補強する必要があります。
古いものが好きだからと言って土台部分を古いままにしてはいけません。必ず耐震補強を行うようにしてくださいね。
また、後述にもありますが、耐震補強工事を行うと要件に当てはまっていれば補助金制度や減税制度を利用することができます。そちらもぜひチェックしてみてください。
断熱性向上を忘れない
古民家などの築古物件は断熱性能が低く、想像以上に寒いのが悩みです。そのため、耐震性だけでなく断熱性能にもしっかりこだわることをおすすめします。
断熱性能が低いデメリットは寒さだけではありません。冷暖房効率が悪くなり、電気代がかさんでしまいます。また、温度差によるカビ・ダニの発生も懸念されるでしょう。生活の質を高めるためにも、断熱性能を向上させることを重視しましょう。
見えない部分にも留意する
古民家は、解体してみないと判断できないことがあります。
例えば、実際に以下のようなことがありました。
- 取り壊す予定だった柱を残さなくてはならなくなった
- 梁見せにする予定だったが虫食いがあり、古いものをそのまま見せることができなかった
- 予想以上に古い木材を使用しており、強度が不足していた
解体して初めて分かるような予想外のことが起きることもある、ということを念頭に置いておき、起きたときにどのように対処するかを業者の方と考えていく必要があることを覚えておきましょう。
利用できる補助金・減税制度を確認する
利用できる補助金・減税制度を確認しておきましょう。なぜなら、補助金制度や減税制度を利用できれば費用の負担を軽くすることができるからです。
古民家リノベーションで利用できる可能性のある補助金・減税制度は以下のものがあります。
◎補助金制度 ・長期優良住宅化リフォーム推進事業 ・既存住宅の断熱リフォーム支援事業 ・次世代省エネ建材の実証支援事業
◎減税制度 ・所得税の控除(投資型、ローン型) ・固定資産税の減額 |
それぞれについて詳しくご紹介していきます。
◎補助金制度
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
補助対象 |
・性能向上リフォーム工事 ・三世代同居対応改修工事 ・子育て世帯向け改修工事 ・防災性・レジリエンス性向上改修工事 ・インスペクション、住宅履歴情報の作成、維持保全計画の作成 等 |
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補助額 | リフォーム後の住宅性能 | 補助限度額 |
①長期優良住宅(増改築)認定を取得しないものの一定の性能向上が認められる場合 | 100万円/戸 | |
②長期優良住宅(増改築)認定を取得した場合 | 200万円/戸 | |
③②のうち更に省エネ性能を高めた場合 | 250万円/戸 |
詳しい情報は、
国立研究開発法人 建築研究所の長期優良住宅化リフォーム推進事業について
をご覧ください!
・既存住宅の断熱リフォーム支援事業
・次世代省エネ建材の実証支援事業
高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業 | 次世代省エネ建材の実証支援事業 | ||||
概要 |
一定の省エネ効果(15%以上)が見込まれる高性能建材(断熱材、ガラス、窓)を用いた住宅の断熱リフォーム事業 |
短工期で施工可能な高性能断熱パネルや潜熱蓄熱建材、調湿建材等の付加価値を有する省エネ建材を用いた住宅の断熱リフォーム事業 |
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住宅区分 | 戸建住宅 | 集合住宅 | 戸建住宅 | 集合住宅 | |
個別 | 全体 | ||||
申請者 | 個人の所有者 | 管理組合の代表者 |
個人の所有者 賃貸住宅の所有者 |
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補助対象製品 | 断熱材、ガラス、窓 | 断熱パネル、潜熱蓄熱建材 | |||
戸建住宅のみ ・家庭用蓄電システム ・家庭用蓄熱設備 |
上記に追加可能 ・窓 ・玄関ドア ・断熱材 ・調湿建材 |
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補助限度額 | 120万円/戸 | 15万円/戸 | 200万円/戸 |
125万円/戸 |
詳しい情報は、
公益財団法人 北海道環境財団「【全国対象】既存住宅の断熱リフォーム支援事業」について
◎減税制度
耐震 リフォーム |
バリアフリー リフォーム |
省エネ リフォーム |
同居対応 リフォーム |
長期優良住宅化 リフォーム |
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工事の 種類 |
現行の耐震基準に適合する耐震改修工事 |
①通路の拡幅 ②階段の勾配緩和 ③浴室改良 ④便所改良 ⑤手すり取り付け ⑥段差の解消 ⑦出入口の戸の改良 ⑧滑りにくい床材料への取り替え |
①全ての居室の全ての窓の断熱工事 ②床・天井・壁の断熱工事 ③太陽光発電設備設置 ④高効率空調機・高効率給湯器・太陽熱利用システム設置 |
①調理室の増設 ②浴室の増設 ③便所の増設 ④玄関の増設 |
①小屋裏の換気性を高める工事 ②小屋裏の状態を確認するための点検口を天井等に取り付ける工事 ③外壁を通気構造等とする工事 ④浴室又は脱衣室の防水制を高める工事 ⑤土台の防腐又は防蟻工事 等 |
所得税(投資型) 最大控除額 |
25万円 | 20万円 |
25万円
35万円 (省エネ改修と併せて③を行った場合) |
25万円 |
25万円 (耐震または省エネ+耐久性向上の場合)
50万円 (耐震+省エネ+耐久性向上の場合) |
所得税(ローン型) 最大控除額 |
62.5万円 (12.5万円×5年間) |
62.5万円 (12.5万円×5年間) |
62.5万円 (12.5万円×5年間) |
62.5万円 (12.5万円×5年間) |
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固定資産税 減額 |
1/2を減額 | 1/3を減額 | 1/3を減額 | 2/3を減額 |
それぞれの詳しい要件などは、
知ってお得な制度!住宅リフォームの支援制度 について をご覧ください!
要件に当てはまっていれば古民家リノベーション費用の負担を軽減することができます。
利用できる制度がないかを確認してみましょう!
リノベーション会社選びは慎重に行う
リノベーションをお願いする会社は慎重に選びましょう。
なぜなら、古民家リノベーションはどの会社にもできることではないからです。例えば古民家についての知識が豊富ではなかったり、古民家のリノベーションを行ったことがない会社で工事をすると、自分の思い描くリノベーションをできない可能性が高いです。
リノベーションを行う会社を選ぶときのチェックリストをご紹介するのでぜひ参考にしてみてください!
✅選ぶ時のチェックリスト ①担当者と話をしやすいか ②肯定ばかりでなくプロとしての意見を提示してくれるか ③予算内で出来ることと出来ないことを教えてくれるか ④古民家リノベーションの施工事例を見せてくれるか ⑤施工事例の雰囲気が自分の好みと合っているか |
それぞれについて少し解説していきます。
①担当者と話をしやすいか
担当者と話をしやすいか、ということが大切です。
話しにくかったりすると、要望を伝えるのが嫌になったり打ち合わせ自体を避けてしまったりするからです。
リノベーションをする場合、最初の打ち合わせからお引渡しまで数か月~1年、それ以上かかることもあります。長期にわたって関わっていくことになるため、話をしたいと思える担当者や会社か、ということが大事なのです。
話をしやすいか、話をしていて楽しいか、ということに着目してみましょう。
②肯定ばかりでなくプロとしての意見を提示してくれるか
しっかりとリノベーションのプロとしての意見を言ってくれるか、ということも大切です。
中には「いいですね」「そうしましょう」と意見を肯定するだけの会社もあります。一見、自分の意見を尊重してくれる良い会社に感じますが、お客様の意見をそのまま形にするだけではお客様の本当のご要望に応えられない可能性があります。
お客様のご要望と、プロとしての意見を取り合わせながら形にしてくれる会社にお願いしましょう!
③予算内で出来ることと出来ないことを教えてくれるか
予算内で「出来ること」と「出来ないこと」を教えてくれる会社かどうかもチェックが必要です。お客様の言われる予算で出来ないことでも、「出来ます」と言う会社が実際にあるからです。その結果予算をオーバーしてしまったり、手抜き工事をされてしまうことがあります。
予算内で出来ることを正直に教えてくれる会社を見極めることが重要です。
④古民家リノベーションの施工事例を見せてくれるか
古民家リノベーションの施工事例を見せてくれるかどうかも確認しておきましょう。
見せてくれない場合、古民家リノベーションを行ったことがない可能性があるからです。古民家リノベーションは、一般的なリノベーションと異なることも多く、行ったことがある会社にお願いするのがいいでしょう。
お願いしようと思っている会社に、施工事例を見せてもらえるか尋ねてみましょう。
⑤施工事例の雰囲気が自分の好みと合っているか
施工事例の雰囲気が自分の好みと合っているかもチェックしておきたいポイントです。好みが合っていれば、思い描くリノベーションが出来る可能性が高まるからです。スタイリッシュな印象の事例が多かったり、ナチュラルな雰囲気の内装を得意としていたり、会社によって特徴があるので、ぜひ会社で公開している施工事例をチェックしてみてください。
今回は5つのチェックリストをご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください!
古民家リノベーションのビフォーアフターに関するよくある質問
最後に、古民家リノベーションのビフォーアフターに関するよくある質問に、弊社ユニテがお答えしていきます。以下のような疑問や不安を抱えている方は、ぜひあわせて参考にしてみてください。
【古民家リノベーションのビフォーアフターに関するよくある質問】
- 古民家リノベーションにかかる費用は?
- 古民家リノベーションの優先順位は?
- 古民家をリノベーションすると何年住める?
- 古い家のリフォームは自分でできる?
古民家リノベーションにかかる費用は?
古民家リノベーションにかかる費用は、おおよそ1,500万円〜2,000万円程度です。使用する素材・間取り変更の規模・施工日数によって左右されます。
詳しい内容については、以下の記事をご覧ください。
「【実例付き】古民家を再利用!古民家リノベーションの費用相場と工事のポイント」
古民家リノベーションの優先順位は?
予算が限られている場合は、優先順位をつけてリノベーションすることが求められます。古民家リノベーションで重視すべき内容は、耐震・屋根や外壁・断熱の工事です。これらは家の安全性や快適性に直結する部分なので、放っておくと倒壊・腐食の原因になります。
余裕があればぜひあわせて修繕したいのが、水回り・間取り内装・バリアフリー対策です。これらの施工をおこなうことで、より暮らしやすくなるでしょう。
古民家をリノベーションすると何年住める?
古民家リノベーションをおこなえば、最長80〜100年程度住み続けられます。古民家は現代の建築よりも堅牢な造りをしているため、100年以上寿命を保つことも可能です。ただし、定期的な修繕・改修を適切におこなうことが前提となるでしょう。
古い家のリフォームは自分でできる?
富山県で古民家リノベーションをお考えの方はユニテにご相談ください!
富山県で古民家リノベーションをお考えの方はぜひユニテにおまかせください。
ユニテは年間1000件以上のリフォームを行っており、部分リフォームからフルリノベーションまで幅広く対応しています。
どんなに小さなことでも、お悩みや聞きたいことがある方はお気軽にご相談ください!
まとめ
古民家リノベーションをする際には4つのポイントがありました。
・古民家リノベーションのイメージを明確にする
・立派な梁や柱を見せる
・古民家特有の趣ある箇所を活かす
・水回り工事は優先的に行う
中でもイメージを明確かつ具体的に持つことがとても大切です。どのような家にしたいかを考えてみましょう!