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マンションリノベーションで間取りを変えたい!住みやすさのポイントとは?

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

「マンションをリノベーションして間取りを変えたい!」

「今住んでいるマンションをもっと住みやすくするにはどうすればいいの?」

このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?

 

結論として、住みやすくする人気のマンションリノベーションは以下の通りです。

▼住みやすさアップ!人気のマンションリノベーション

  • 壁付けキッチンから対面式への変更
  • 部屋をつなげた広いリビング
  • 部屋の間仕切りを可動式に
  • 使わない部屋を活用した収納専用部屋
  • 浴室スペースの拡大
  • 暮らしに合わせた生活動線

 

しかし、マンションリノベーションをするには注意点もあります。

 

注意点について全く考えていなかったことで、リノベーションしてはいけない物件だった、構造的に希望のリノベーションが難しい、ということもありました。

 

そのような状況にならないために、本記事では以下の内容についてご紹介します。

  • 間取り変更を行ったマンションリノベーション事例
  • マンションリノベーションで人気の間取り
  • 間取り変更だけじゃない!部屋を広くするポイント
  • マンションリノベーションで間取りを変更したいときの注意点

 

この記事を読んで、暮らしやすく快適な部屋に大変身させましょう!

間取り変更を行ったマンションリノベーション事例

ここでは、5つの事例についてご紹介していきます。

実際の図面を比較して、間取りの変化を見ていきましょう。

事例1|4LDK⇒2LDK

✅間取り変更のポイント

  • 和室2部屋と元々のリビングをつなげて広いLDKに
  • 別空間だった台所を対面式のキッチンに変更してリビングに馴染むように
  • 洗面脱衣室をしっかりと独立した空間に

施工前

施工後

■リビング 〈Before〉

〈After〉

■キッチン 〈Before〉

〈After〉

■洗面脱衣室 〈Before〉

〈After〉

事例2|4LDK⇒3LDK

✅間取り変更のポイント

  • 壁付けのL型キッチンからアイランドキッチンに変更し動線をスムーズに
  • 和室1部屋をウォークインクローゼットにリフォームし収納力アップ
  • ベランダスペースを縮小し寝室を広く
  • 洗面台を2か所に設け、以前の洗面台も再利用

施工前

施工後

■リビング 〈Before〉

〈After〉

■キッチン 〈Before〉

〈After〉

■寝室 〈Before〉

〈After〉

■洗面所 〈Before〉

〈After〉

事例3|5LDK⇒3LDK

✅間取り変更のポイント

  • 和室1部屋と元々のリビングをつなげて広々としたLDKに
  • 洗面脱衣所とトイレの位置を交換し使用しやすい動線に
  • 玄関からの動線を直線ではなくすることでプライベート空間が守られる

■リビング 〈Before〉

〈After〉

■キッチン 〈Before〉

〈After〉

■洗面脱衣室 〈Before〉

〈After〉

■玄関からの動線  〈Before〉

〈After〉

事例4|3LDK⇒1LDK

施工前

施工後

■リビング

■キッチン

■洗面脱衣室

■浴室

■寝室

■玄関

事例5|4LDK⇒3LDK

✅間取り変更のポイント

  • 元々和室だった場所をリビングに
  • 左下の広い洋間の一部分にウォークインクローゼットを増設
  • 開き戸だったドアを全て引き戸に変更し空間をより広く使えるように

施工前

施工後

■リビング 〈Before〉

〈After〉

■キッチン 〈Before〉

〈After〉

■ウォークインクローゼット 〈Before〉

〈After〉

■廊下 〈Before〉

〈After〉

マンションリノベーションで人気の間取りをご紹介!

住みやすさをアップさせる人気のマンションリノベーションは以下のようなものがあります。

住みやすさアップ!人気の間取り変更マンションリノベーション

  • 壁付けキッチンから対面式への変更
  • 部屋をつなげた広いリビング
  • 部屋の間仕切りを可動式に
  • 使わない部屋を活用した収納専用部屋
  • 浴室スペースの拡大
  • 暮らしに合わせた生活動線

それぞれについて詳しくご説明していきます!

壁付けキッチンから対面式への変更

キッチンを壁付けタイプから対面式にするリノベーションに人気があります。

対面式のキッチンには、以下のようなメリットがあるからです。

  •  キッチンからリビングを見渡せる
  • 家族とコミュニケーションを楽しみながら料理をすることができる
  • リビングから手元が隠れる
  • 壁面収納などで収納スペースを増やすことができる 等

 

以上の理由から壁付けタイプから対面式キッチンに変更される方が増えてきています。

ただ、もちろん壁付けキッチンにもメリットがあります。

壁付けキッチンと対面式キッチンについてまとめたので、キッチンの間取りを考えている方はどちらが自分に適しているかをぜひ考えてみてください!

 

  壁付けキッチン 対面式キッチン
メリット

・集中して料理ができる

・料理→配膳 の動線が短いことが多い

・家族と会話を楽しみながら料理ができる

・リビングから手元を隠せる

・収納スペースを確保できる

デメリット

・リビングからキッチンや手元が見える

・収納スペースが限られる

・においや油はねが気になる

・ある程度の広さが必要

部屋をつなげた広いリビング

部屋をつなげて広いリビングにする間取り変更リノベーションにも人気があります。

マンションは部屋全体の広さが限られており、戸建住宅と比較するとリビングが狭い傾向にあるため、広いリビングスペースを確保したいというご要望が多くなってきます。よくある例としては、リビング横にある和室とつなげて広い空間を作る、というものです。

 

リビング横の部屋を活用して、広々としたリビングにリノベーションしましょう!

部屋の間仕切りを可動式に

次は、部屋同士の間仕切りを壁ではなく可動式のパーテーションなどにするリノベーションです。閉め切れば個室に、開け放てば広いワンルームなどの様々な用途があるため、人気があります。

こちらの事例では、リビングと寝室の間仕切りに半透明のパーテーションを採用しました。個室を作ることができますが、半透明であることで採光性も取れ、全体的に明るい印象の部屋になりましたた。

 

部屋の使い方を広げるために可動式の間仕切りを取り入れてみましょう!

使わない部屋を活用した収納専用部屋

次は、普段あまり使っていない部屋を収納専用部屋にしてしまう、というリノベーションです。

マンションは収納スペースが限られているという特徴があるため、収納スペースを増やすリノベーションも人気です。例えば、あまり使わない部屋を丸々収納部屋にしたり、広い部屋の半分をウォークインクローゼットにするなどがあります。

 

使っていない部屋を収納スペースとして活用できないか考えてみましょう!

浴室スペースの拡大

次は、浴室スペースを広くするリノベーションです。

元々の間取りでは、お風呂で足を伸ばせなかったり、落ち着くには少し手狭であったりすることが多いですよね。

このようなお風呂をお使いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

上の浴室をリノベーションすると、印象も広さも全く異なる空間になりました。

毎日使う場所は特に使い勝手よく、落ち着ける空間にリノベーションするのがおすすめです!

暮らしに合わせた生活動線

最後は、暮らしに合わせた生活動線にするリノベーションです。

自分の理想の間取りや動線の物件を探すことは難しいですが、リノベーションは今の自分の暮らしに合わせてリノベーションすることができ、これがリノベーション最大のメリットと言ってもいいでしょう。

 

例えば、

家事をするのに家の中を行ったり来たりしていて非効率的だと感じている

 ⇒行き止まりなく家の中を移動することのできる「回遊動線」を取り入れる

 

このように間取りを暮らしに合わせることは日々の過ごしやすさや満足度にもつながるので、ぜひ検討してみてください!

間取り変更だけじゃない!部屋を広くするポイント

間取り変更をしたい、という要望の裏には「部屋を広くしたい」という思いがある方も多いと思います。なので、間取り変更をせずとも部屋を広くできる、広く見せることができる方法についてご紹介していきます。

部屋を広く見せることで暮らしやすさもアップしますよ!

 

部屋を広くする・見せるポイント

  • 収納スペースを新たに作る
  • 採光性の高い建具を取り入れる
  • 内装材や照明器具を利用して空間を広く見せる

それぞれについて詳しく解説していきます。

収納スペースを新たに作る

部屋を広くしたい場合は、収納スペースを新たに作ることを考えてみましょう。

マンションは収納スペースが限られていることが多く、リビングやキッチン、寝室などに物や洋服を収納しきれないことがあるからです。リビングに壁面収納を造作したり、部屋の一部を収納専用スペースとして使ったりすることで、部屋が雑多になることも解消されて部屋を広く使うことができます。

 

なので、収納スペースを新たに作ることをぜひ検討してみてください!

採光性の高い建具を取り入れる

採光性の高い建具を取り入れることで部屋を広く見せてくれます。

採光性のない建具では空間が完全に仕切られてしまいますが、採光性の高い建具では隣の部屋とのつながりが生まれるからです。

 

以下の事例写真をご覧ください。

採光性の高い建具

採光性のない建具(イメージ)

他の部屋の光を取り込むことで明るく広い空間が生まれるので、採光性の高い建具を取り入れてみましょう!

内装材や照明器具を利用して空間を広く見せる

内装材や照明器具を利用して空間を広く見せることで暮らしやすさもアップします。

内装が暗い色で統一されていると、部屋が暗い印象になったり圧迫感を感じたりしてしまいますが、明るい色の内装にすると、明るい開放的な印象の部屋になります。

 

具体的には、

・明るい色の壁紙を選択する

・内装の一部に「後退色」を取り入れて奥行きを出す

・シーリングライトをダウンライトに変更する

などがあります。

このような工夫を取り入れて快適な空間を作りましょう!

マンションリノベーションで間取りを変更したいときの注意点

マンションリノベーションで間取り変更をするには以下の3つに気を付ける必要があります。

マンションで間取り変更をするときの注意点

  • 間取り変更しやすいのは「ラーメン構造」
  • リノベーションできるのは「専有部分」のみ
  • 「管理規約」に沿ったリノベーションを行う必要がある

それぞれについて詳しくご説明していきます。

間取り変更をしやすいのは「ラーメン構造」と呼ばれる構造です。反対に「壁式構造」は間取り変更がしにくいとされています。

それぞれの特徴についてまとめたので以下の表をご覧ください。

構造 ラーメン構造 壁式構造
特徴

・柱と梁で建物を支える

・床、天井、壁✕4の計6枚の壁で建物を構成する

・「耐力壁」と呼ばれる強固な鉄筋コンクリートの壁を使用する

メリット

・間取り変更の自由度が高い

⇒建物の構造に影響しない壁であれば基本的に取り外しや移動が可能なため。

・室内への柱などの出っ張りがない

・耐震性に優れる

デメリット ・室内に柱や梁の出っ張りができる

・間取り変更の自由度が低い

⇒壁が建物を支える重要な構造であり、取り払うことができないため。

見分け方の一例 間取り図を見て、室内への出っ張りがある。 間取り図を見て、室内への出っ張りが見られない。

 

このように、構造によって間取り変更のしやすさが異なることを覚えておいてくださいね。

特に、これからマンションの購入を考えている方はラーメン構造の物件を選ぶようにしましょう!

リノベーションできるのは「専有部分」のみ

マンションでリノベーションをすることができるのは「専有部分」のみであることも覚えておく必要があります。

マンションには「共用部分」と「専有部分」と呼ばれる箇所があるので、それぞれについてご説明します。

  共用部分 専有部分
具体的箇所

・玄関ドア

・バルコニー

・窓ガラス

・パイプスペース(PS)

・インターホン

・支柱などの躯体  等

・マンションの部屋内部分

(躯体部分を除いた壁、床、天井など)

一般的に玄関扉の内側からベランダの手前までとされる。

リノベーション

 

一般的には以上のように分けられます。

後にも出てきますが、管理規約によりバルコニーなどの共用部分もリノベーションが許されている場合、反対に壁や床のリノベーションも許されていない場合もあるため、管理規約の確認が大切です!

 

「管理規約」に沿ったリノベーションを行う必要がある

マンションのリノベーションは、「管理規約」に則って行う必要があります。

管理規約を違反すると、専有部分(部屋)の使用を禁じられたりマンションの管理組合から訴えられたりするケースもあるからです。

 

そもそも「管理規約」とはどのようなものなのでしょうか?

◆管理規約とは?

マンションの管理組合がマンションで快適に暮らす為のルールや、建物の使用などについて定めたもの。リフォーム工事についての事前の届け出や隣戸の承認の義務付け、使用できる床材など、工事に関する制限を設けている場合もある。

 

お住まいのマンションによって管理規約は存在し、それぞれ内容が異なるため、必ずリノベーションを行う前に確認しておきましょう!

マンションのリノベーションをお考えの方はぜひユニテへ!

富山県でマンションのリノベーションをお考えの方はぜひユニテへご相談ください。

トイレ交換などの部分的なリフォームからフルリノベーションまで幅広く対応しているので、お客様のご要望に適したご提案ができます。

 

どんな小さなことでも気になることやお悩みのことがある方はぜひご相談ください!

まとめ

今回はマンションのリノベーションで人気の間取りを6つご紹介しました。

マンションリノベーションで人気の間取り

  • 壁付けキッチンから対面式への変更
  • 部屋をつなげた広いリビング
  • 部屋の間仕切りを可動式に
  • 使わない部屋を活用した収納専用部屋
  • 浴室スペースの拡大
  • 暮らしに合わせた生活動線

 

間取り変更なしでも今の部屋を暮らしやすく快適にする方法もあるので、どんなリノベーションが向いているのかを一緒に考えていきましょう!