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新築で後悔ばかり…?よくある失敗12選と後悔しない家づくりのポイント

新築で後悔ばかり…にならないためにできることとは?よくある失敗例と対策を、プロの視点で徹底解説します。計画・費用・間取り・設備・環境ごとの原因と改善策をまとめた、家づくりの後悔防止ガイドです。ぜひ新築計画前にお読みください。

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

新築の一戸建てに対して不安や心配を抱えている方は少なくありません。ましてや、初めて持ち家を建てる方の中には、以下のような悩みを抱えている方がほとんどです。

 

「快適な家作りをしたいけど、新築の一戸建ては初めてで不安が多い」
「理想の住宅を実現したいけど、後悔している人もいるみたいだし、失敗したくない」

 

しかし、新築一戸建てを建てた人の中には、思わぬ落とし穴に後悔する人も少なくありません。実際に、新築した人の6割以上が“どこかに後悔がある”と答えています(※住宅調査機関調べ)。

 

せっかくのマイホーム、住んでから「失敗した…」なんて思いたくないですよね。そこでこの記事では、実際によくある後悔とその防ぎ方を、プロの視点でわかりやすくまとめました。実際の口コミとあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

なぜ新築で後悔ばかりになってしまうの?

新築や注文住宅を初めて建てた人の中には、後悔ばかりだと思い悩んでしまうケースも少なくありません。せっかくマイホームを購入したにもかかわらず、後悔して悩んでしまう事例はインターネット上にも数多く散見されています。

 

2023年に不動産会社AlbaLinkがおこなったアンケート調査によると、「マイホームに後悔している」と回答した人の割合は68.9%でした。ほぼ7割の人が、新築に対して何かしらの後悔しているという結果が出ているのです。

 

参照:AlbaLink「【後悔!マイホーム購入時に注意しておけばよかったことランキング】男女501人アンケート調査 | 訳あり物件買取プロ

 

特に以下の項目は、新築の一戸建てでよく見受けられる失敗例です。

 

後悔の種類 具体例 対策
計画・業者選び 土地の特性を事前にしっかり調査しなかった
急いで契約してしまった
業者選びで失敗してしまった
情報収集と比較検討の徹底
お金・費用 想定以上の費用が掛かった
最初の見積もりを鵜吞みにしてしまった
総額の見える化
間取り・設計 日当たりや窓に不満がある
間取りを妥協してしまった
コンセントの位置が不便
リアルな暮らし目線を持つ
設備・外装 不要なものを取り付けてしまった
外壁がイメージと違っていた
庭の外構を妥協してしまった
長く使えるかを基準に選ぶ
暮らし・環境 自治会や近隣とのトラブルがあった
今までと異なる物件に慣れない
その土地で暮らす自分を想像する

 

詳しくご紹介しますので、これから家を建てる方はぜひ参考にしてみてください。

 

また、リフォームやリノベーションにおける後悔については、以下で解説しています。
よくある【リフォームの後悔事例】安心して施工を進めるヒント
中古住宅のリノベーション失敗事例8選|気を付けるポイントや流れを紹介

計画・業者選びの後悔

まずは、計画段階における後悔や、業者選びの失敗例について詳しくみていきましょう。

 

計画・業者選びの後悔とポイント
  1. 土地の特性を事前にしっかり調査しなかった
  2. 急いで契約してしまった
  3. 業者選びで失敗してしまった

 

上記は準備不足や焦り、パートナー選びの失敗などが要因です。後悔しないためには、「情報収集と比較検討を徹底する」ことが大切になります。

1.土地の特性を事前にしっかり調査しなかった

まず多く見受けられるのが、「マイホームを建築する土地について、その特性を事前に調べなかったことにより、後悔ばかりになってしまった」という声です。

 

以下にその具体例を掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

後悔するポイント 具体例
購入エリアの問題 ・小学校などの教育施設から遠い
・スーパーから遠い
・最寄り駅から遠い
・医療機関から遠い
・車がないと生活できない
土地の形状の問題 ・細長い間取りになってしまった
・日当たりの悪い土地形状だった
・希望する間取りが実現できない土地形状だった
建築条件の問題 ・施工会社を自由に選べなかった
・決められた期間内でないと間取りや仕様を決められなかった

 

土地の特性だけでもさまざまな後悔の例があるため、土地選びの際は多角的な側面からしっかり調査することが求められるでしょう。

 

口コミ1

 

土地選びで後悔した人いますか?
1年少しかけてようやく決めた土地ですが、そのあとに本来住みたかった場所で良い広さで土地が出ました。
そんな、、と思いましたが、もともと決めた土地は当時かなり納得して決めたものだし、もう着工間際だったのでキャンセルはしませんでした。でも、今になってあっちにすればよかったかなと思ってしまいます。一生住む土地なのに。。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

口コミ2

 

土地選びで後悔しています。新築の家を建てました。家の中は快適で最高の家だと思ってます。しかし隣が森林で落ち葉、虫がすごいです 深く考えていなくて落ち度があったと思います。しかも虫恐怖症になったと思います。裏庭がひどくて草木が倒れてて裏庭に行くのも怖いし駐車場にはハチが多いです。なので車を降りたらすぐ家に入らないと怖くてたまらなくなります。森林なので湿度も高く家がカビないか心配です。虫が怖いので庭の手入れなどしてません。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

口コミ3

 

希望エリアは土地が高く、いつも70坪〜の広大な土地しか出ない中35坪で話があり、ギリギリ予算内だったため契約しました。30坪程度のモデルハウスも見に行き、特に問題なさそうだったので安心していたのですが、土地の形状が長方形のため、モデルハウスよりもLDKが狭くなり、収納(ファミクロ2畳)が少し増えました。 LDKが狭くなったのが何よりの後悔で、16畳しか取れずソファーとダイニングでキツキツです。モデルハウスは18.5畳でした。

 

わかった時にはキャンセル料が数百万発生する段階でした。実家近いし希望エリアだし、と納得するよう持っていきましたが、クロス張りの状態をみて涙が出るくらい、狭すぎて辛かったです。 旦那は冷暖房の効率も上がるしリビング狭くしてファミクロ1階の方が絶対動線はいいから今がベスト!といいますが私としてはリビングが狭いことが何より居心地が悪いですし、そもそも土地購入自体、家の勉強をしっかりしていない中の家の購入自体間違っていたと思います。

私自身もそこまで家にこだわりがなかったので本当に勉強不足でした。

 

引用:発言小町

 

2.急いで契約してしまった

何らかの事情により家の建築を急ぐあまり、充分な事前調査や業者の比較検討をすることなく契約してしまい、完成したマイホームに対して後悔ばかり抱くケースです。

 

インターネット上の声を見ていくと、主に以下のような事例があります。

 

急いで契約して後悔した例
  • 精神面でも不安定になりやすい奥様の臨月、産後に急いで契約をしてしまった
  • 複数の会社の見積をとらず、比較しなかった
  • 赤ちゃんや小さい子どもを抱えての家づくりになってしまった
  • 転職により私生活そのものがバタついていたので、家づくりとの同時進行が大変

 

具体的な口コミもみていきましょう。

 

口コミ1

 

どうしても建てたいハウスメーカーがあり、建築条件なしの土地をずっと探していたのですがなかなか思うような土地はなく、いくつかの候補の中から、希望エリアの土地を購入しました。 なかなか見つからなかったのもあり、土地を早く決めてしまいたいと思うあまり焦りすぎていたのかもしれません。

 

家の方の話が進んでいき、落ち着いて土地を見回すと、購入する時にはさほど気にならなかった目の前の道路は、車二台が離合するには少し狭い道で、歩行者用の道との隔たりはガードレールのない白線のみにもかかわらず、意外にも車はスピードをあげて走っています。そのためまだ幼い子供達が飛び出してしまわないか、事故など起きないのか心配です。

 

また、通学路でもあるため、人目も気になります(そこは購入する前に何度も土地を見に行っていたので知っていたのですが…) 建築条件なしではなかなか土地自体がない市に住んでおり、そのような中で、小中学校まで1.7キロほど、スーパーや病院なども車で3〜5分ぐらいの距離にあり、市の中心部までも車で10分ぐらいなのでいいと思っていたのですが目の前のことに目を向けれてませんでした。

夢のマイホームなのに土地選びを失敗してしまったのではと後悔ばかりで先にすすめません(T-T)

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

口コミ2

 

ノリと勢いと焦りで建売を買ってしまいました。。 4歳の子供と2人暮らしのシングルです。 子供が0才の時からA町の賃貸に住んでいます。 引越しを考えはじめたきっかけは、家の南側に建物ギリギリに分譲住宅が建つことになり、リビングの日当たりが悪くなり真っ暗になってしまった事です。 それまでは家のつくりも場所も気に入っていました。

 

朝から電気をつけないと夜みたいに真っ暗で、早く引越したいという気持ちが強くなり、でも賃貸からまた賃貸に引越しでも何十万とかかる事から、いっそ建売を買おうという考えになりました。マイホームは昔からの夢で、引っ越すなら子供が年長に入る前がよかったので家を探し始めたんですが、縁もゆかりもないB町の建売2軒見に行って、そのうちの一軒内装が気に入り、取られたくないという気持ちだけですぐ決めてしまいました…。

 

引用:発言小町

 

「当初は建てるなら早いほうがよいのではと考えていた」という方は多いです。しかし、急いで決めてしまった方の多くは、「いざ新築戸建てに住んでみたら後悔ばかりしてしまっている」というパターンに陥ってしまっています。

3.業者選びで失敗してしまった

新築戸建てに後悔ばかりしているという方の中には、業者を選ぶ段階で失敗してしまったという声もよく見受けられます。中でも多いのは、複数社の見積もりを依頼せず、1社だけで即決してしまうというケースです。

 

業者選びに失敗した方の実際の声
  • 「この機会を逃すと契約できないのでは?」と焦ってしまった
  • 何度も営業を受けて根負けしてしまった
  • 知人からの紹介で断り切れなかった
  • 業者の得意、不得意を理解できていなかった など

 

施工業者にまつわる口コミをネット上で確認すると、特に「業者との意志疎通がうまくいかなかった」ことに後悔しているケースが多いようです。

 

さらに、「営業担当者に仮契約を促されていたが、実は本契約だった」というように、不適切な対応をする業者を見抜けなかった事例もあります。

 

口コミ1

 

今年にペアローンで新築を購入しましたがとても後悔しています。 子供が産まれ学費の貯金や老後の資産運用などお金をどうやりくりしようか考えていました。 そんな時に営業に捕まり家を購入しないかと話になりました。 転勤族のため家の購入は考えていませんでしたが、転勤する際に売ってしまえばそんは概ねしない、今日決めてくれれば500万は値引きできますなどの言葉になびき契約してしまいました。 購入し手続きをするうちに冷静になり甘い考えだった、もっと慎重になるべきだったとすごく後悔しています。

 

引用:発言小町

 

口コミ2

 

新築で外構工事を夫の身内に依頼しました。 契約書や設計図などはなく、見積書と現地打ち合わせのみで工事が進み、完成後請求書が来たため支払いをしました。 その後スロープが打ち合わせとは違う勾配(聞いていたものより倍近く急だった)になっていたこと、雨が降ると駐車スペースに水が溜まるといった点に気付きました。

 

勾配についてはこんなに急なのか?と気付いていたにも関わらず早目に第3者に確認を取らなかったこと、水溜まりについては出来ないのが普通だということを知らなかった。 本当に無知でバカで愚かであったと猛烈に反省と後悔をしています。もう既にお金を支払ってしまったのでやり直しを要求することは難しいでしょうか。 ちなみにまだ工事が途中の部分があり(その部分の支払いはまだしていない)、そこを違う外構業者に確認してもらったところ出来が良くないとの事だったので、今の工事を中止にして続きは別の業者に頼もうと思っています。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

また、上記のように、「紹介してもらった業者だからとよく調べずに信頼してしまったが、対応やクオリティに問題があり、頼まなければよかったと後悔した」という声も少なくありません。ご紹介したクチコミからもわかる通り、業者選びで失敗している人は一定数いるようです。  

【後悔しないためのポイント】情報収集と比較検討を徹底する

計画・業者選びの段階でつまずく人は、情報を十分に集めずに決めたことや、比較検討の時間を取らなかったことが要因です。そのため、新築作りに後悔しないためには、まずは入念な情報収集が必要になります。

 

なお、新築と中古物件のリノベーションで迷っている方は、以下の記事もご参考ください。
ワンストップリノベーションで後悔しないために|メリット・デメリットと会社の選び方

お金・費用に関する後悔

新築戸建てに関する後悔で次に多いのが、お金や費用に関するものです。よくある後悔の例には、以下のようなものがあります。

 

お金・費用に関する後悔とポイント
  1. 想定以上の費用が掛かった
  2. 最初の見積もりを鵜呑みにしてしまった

 

後悔しないためには「総額を見える化しておく」ことが大切です。それぞれ詳しくみていきましょう。 

1.想定以上の費用が掛かった

新築戸建てに後悔している方には、「思った以上にお金がかかってしまった…」という声も少なくありません。

 

費用で後悔した事例
  • 理想を叶えるために費用をかけすぎてしまった
  • 強いこだわりがあり予算を削れなかった
  • 赤ちゃんや小さい子どもを抱えての家づくりになってしまった
  • 転職により私生活そのものがバタついていたので、家づくりとの同時進行が大変

 

「自己資金では足りず、思いがけないところでローンを支払うことになってしまった場合、ローンの支払いが思うようにいかなくなり後悔する」という可能性もあるでしょう。

 

また、費用に関する口コミの中には、固定資産税が思った以上に高くなってしまい、「それなら賃貸のほうが良かった」と後悔の念を吐露する声もありました。

2.最初の見積もりを鵜呑みにしてしまった

 「業者が提示した最初の見積もりを鵜呑みにしてしまった結果、想像以上の費用がかかってしまった」というケースもあります。仮見積もりに含まれていない項目でも、施工が進行する中で家や土地の状態が予想以上に悪い場合は、追加の施工が必要になるためです。

 

口コミ

 

この前新築用の土地を契約しましたが、どうやら地盤補強が必要だそうです。また地盤調査はやっておりませんが、隣の新築工事も補強したようで必要なのはほぼ確定かと思っています。 その分予算オーバーになるので少しでも工事費を抑えたいと思います。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

費用に関する口コミの中には、固定資産税が思った以上に高くなってしまい、「それなら賃貸のほうが良かった」と後悔の念を吐露する声もありました。

【後悔しないためのポイント】総額を見える化しておく

上記の失敗を踏まえてできる対策は、「総額を見える化しておくこと」です。家づくりは、「建物費=家の費用」ではありません。税金・登記・家具・引っ越し費用などを含めて総額をシミュレーションしておくことが大切です。

また、予算の1〜2割を「予備費」として残しておくと安心できます。

間取り・設計に関する後悔

住み心地や日々のストレス度合に関わって来るのが、間取りや設計に関する後悔です。「きれいな新築を建てたはいいけれど、動線が悪く使い勝手が悪い」という声は、意外と少なくありません。

 

間取り・設計に関する後悔とポイント
  • 日当たりや窓に不満がある
  • 間取りを妥協してしまった
  • コンセントの位置が不便

 

後悔しないためには、「リアルな暮らし目線を持つ」ことが重要になります。ここでは、間取りや設計に関するよくある後悔の例をみていきましょう。 

1.日当たりや窓に不満がある

注文住宅を建てた後に、「日当たりや窓について後悔ばかりしてしまう」というケースも非常に多いです。これらの要素は、住み心地や快適性、光熱費や健康面など、さまざまな影響を及ぼします。

 

日当たりや窓に後悔している例
  • 隣家や周辺環境が変化し、主要な部屋が日陰になってしまった
  • 日当たりが悪く、照明や暖房費などの電気代が増えた
  • 日当たりが良すぎて暑い、冷房に使う電気代が増えた
  • むやみに窓を増やし過ぎて眩しい・暑い
  • 大きな窓を配置してしまい、プライバシーや防犯面が不安
  • 窓の位置が悪く、風通しや湿気に不満がある

 

口コミ1

 

共働きの夫婦なのですが、私( 妻)がマイホームブルーになりました… 新築マンションをこの度都内で購入したのですが、日当たりの悪さが気になっています。 予算の関係で東の2階希望でしたが、抽選にはずれてしまい、東の1階になりました。 東向きで1階…悩みに悩みましたが夫は家の購入を強く希望していたので、購入に踏み切りましたが、後悔しています。

 

とにかく暗いのが気になり、建築現場にいき落ち込む日々です。勿論わかってはいたつもりでしたが、甘かったです。私が悪いです。 駅からも近く、街は住みやすく文句などないのですがどうしても気になり、ノイローゼ気味です。日が当たる家をみるだけでクラクラします。

 

引用:発言小町

 

口コミ2

 

3年前に新築で家を建てました。 窓をアルミサッシにするか樹脂サッシにするかで悩んで、アルミにしたのですが、サッシ部分がすごく結露してとても後悔しています。ガラスはペアガラスなため結露しないのですが、窓枠やサッシがボトボトになります。~ 値段の差は30万円。決して安くはありませんが、当時はどんどん値上がることに不安を覚え、諦めてしまいました。

 

今更すべての窓に内窓を付けることもできませんし、新築の家にサッシ用の結露対策グッズを貼るのも辛いです。 サッシを拭くたび自分の判断ミスを悔やんで自分を責めて責めて仕方ありません。今更どうしようもないことをずっと考えている自分も情けないです。

 

引用:発言小町

2.間取りを妥協してしまった

前述の費用面での後悔事例と関係しますが、間取りを妥協してしまったことで後悔を抱き続けてしまうというケースもあります。

 

間取りを妥協したことで不便になった例
  • リビングとキッチンの導線が不便だった
  • 洗面所と脱衣所を分けなかったことで不便が生じた
  • 洗濯機が置ける場所とベランダが遠すぎて家事が大変だった
  • 子ども部屋をリビングや寝室の上に設置してしまい、騒音が気になる
  • 家庭の変化で部屋が足りなくなってしまった
  • トイレが1箇所だけで朝のトイレ渋滞が発生してしまう

 

中でも以下のように、リビング周囲の導線や部屋の配置・広さなどについて後悔している声がよく見受けられました。

 

口コミ1

 

注文住宅なのに自分の意見や要望をしっかり伝えられなかったから不完全燃焼な感じになっているのだと思います。主人は私が好きなようにさせてくれたのですが、私の性格的に意見を飲み込んでしまうことが多くとても後悔しています。

 

具体的には

1階の収納が少なすぎる※建売より少ないと思います

※リビング収納が欲しかった

※1階にファミクロがほしかった

LDKと玄関が暗い

間取りに無駄なスペースが多い

造作やデザイン的なものが全くなくつまらない

内装 窓と照明にもっとこだわればよかった

 

他にも気になり出したらあれもこれも目について嫌になってきます… 私は物が少なく片付けも好きなので、家は片付いていると思うのですが、なぜこんなに収納に後悔ばかりしてしまうのか分かりません。人の家を見てない物ねだりしているのか…劣等感なのか。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

口コミ2

 

すでに上棟まですすんでおり、間取りの変更はできません。金利があがることなど、いろいろと焦ることがあり、急いで間取りを決めてしまいました。(何度も間取りは提案してもらっています) 決めた時はこれで!と思っていましたが、時間が経つにつれ、本当にこの間取りでよかったのかと思う部分が多々出てきてしまい、夜な夜なネットで調べては落ち込んでしまっています。 気持ちを立て直そうと、今の間取りのいいところを探して、気持ちが前向きになることもあるのですが、気になるところがふと出てきてしまうと、そのことでずっと悩んでしまいます。

 

例えば、お風呂の上に寝室がきてしまっていること、子供部屋と主寝室が壁一枚の隣同士になっていることでの音漏れの心配があります。同じような方いらっしゃったら、どれくらい音漏れがあるのか教えて欲しいです。 寝室と子供部屋の壁にはグラスウールを入れてもらえるようにお願いしましたが、金額的にも余裕がないのでこれでどれほど防音できるのか、、、

住んでみないとわからないのはわかっていますが、今できる対策はしたいと思っています。できるだけ安価でいい対策はありませんか? また1階優先で間取りを決めたので、2階の間取りが廊下一直線で面白みがないものになってしまいました。気持ち次第で好きになれるのかなと思うのですが、メリットなどありましたら教えてもらえると嬉しいです。

 

引用:発言小町

 

また、間取りに関する後悔・対策については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。 
新築平屋の失敗例ランキング!家づくりに後悔しないための間取り・収納対策

3.コンセントの位置が不便

完成後の戸建て自体は満足しているものの、細かい部分が地味に気になるという声も見受けられます。たとえば、「実際に家具を置いたらコンセントの位置が使いづらい場所だった」というケースです。

 

また、完成後の新築住宅に設置されたコンセントの数が思った以上に少なく、後悔ばかりしているというケースもありました。

 

口コミ

 

コンセントの位置変更の事で質問です。 今注文住宅戸建を建築中です。 電気配線打ち合わせが終わりコンセントやスイッチがつき石膏ボードが取り付け終わった状態なのですが、早速コンセントの位置で後悔が!泣 今の段階でコンセントの位置を少しずらす事は可能ですか? 工務店に聞けば確実なのでしょうが今の時点で結構変更してしまっているので言いづらくて…。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

いずれも、住んでからのコンセントの利用シーンを想定することなく工事を任せてしまったことにより生じがちなトラブルだといえるでしょう。

【後悔しないためのポイント】リアルな暮らし目線を持つ

日当たりや間取り、コンセントの配置への後悔は、「実際の生活を想像できていなかった」ことが原因です。図面やモデルハウスはきれいにまとまっていますが、あくまで理想形であるため、それだけで家の間取りを決めるのはおすすめしません。

 

大切なのは「自分たち一家がそこでどう暮らすか」を徹底的にイメージすることです。

設備・外装の後悔

「新築を建てたらこだわりたい」と思っていた憧れの設備や外装が、実際に暮らしてみると使い勝手が悪かった・イメージと違っていたという後悔もあります。

 

設備・外装の後悔とポイント
  • 不要なものを取り付けてしまった
  • 外壁がイメージと違っていた
  • 庭の外構を妥協してしまった

 

 後悔しないためには、見た目のおしゃれさに惑わされず、本当に必要かどうかをしっかり検討することが大切です。それぞれみていきましょう。 

1.不要なものを取り付けてしまった

実際の生活面では合ってもなくても良い設備を、なんとなくという気持ちや流行に流されてしまって取り付けてしまったことで後悔することも多いでしょう。

 

口コミ

 

新築時ウッドデッキをつけました。しかし全く使っていません。後悔しています。どうしたら立ち直ることができますか。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

特に「ウッドデッキや和室を設置して後悔した」という声は目立ちます。

 

いずれも、必要な人にとってはあると便利で使い勝手がよいものの、人によっては扱いづらい設備や部屋となってしまう場合があるため、よく検討しましょう。

2.外壁がイメージと違っていた

実際の外壁の色がイメージと違っていたという声もあるので、覚えておくと便利です。カタログでの見え方と、実際に壁に塗料を塗ったときとの色の差が生じることを知らないために起こってしまう後悔ポイントだといってもよいでしょう。

 

口コミ1

 

外壁の色がイメージと違う 新築の引き渡しでサイディングのイメージが一部で打ち合わせの時と違う場合、皆さんならどうしますか?10平米ぐらいのはり分けた部分です。品番などは間違ってなくてイメージ図とは違うケースです。なお、イメージ図には当たり前ですが、これはイメージ図なので実際と違いますと書いてます。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

口コミ2

 

新築時失敗したなあと思っていて。 当時はサンプルも小さくカラーシミュレーションもなかったので思ったより薄い色になってしまって。顔色わるい色だあと。 20年我慢してやっと先日塗り替えました。 今回はPCシミュレーションとカラーサンプルボードを何枚か作ってもらって色んな時間に壁にあてて遠くから見たりして確認。できあがりは満足してます。

 

引用:発言小町

 

また、塗料の色が天候によって変化することを想定できず、晴れの日と曇り・雨天時の見え方の違いにガッカリしてしまったという事例もあります。 

3.庭の外構を妥協してしまった

庭の外構のことを考慮せず費用を節約しようと簡易的な外構で済ませた結果、後悔してしまうケースです。庭付きの新築の一戸建てを建築した場合、庭が後悔の種になってしまうことが多くあります。

 

庭の外構を妥協した時に起こる後悔の例
  • 土だけ、砂利だけで依頼したら想像以上に殺風景になってしまった
  • 垣根のことを考慮しておらず、庭や家が丸見えになってしまった
  • 雑草取りに苦慮している
  • 水たまりが乾かない など

 

口コミ

 

一戸建てを買って大後悔 家を買うなら庭や駐車場も広い方が楽だし使いやすいと50〜60坪の土地に注文住宅を建てました。家は品質が良く温度も一定でや湿気も溜まりにくい 快適な家です。

 

…が一転して外構や庭が後悔だらけです。 防犯のため砂利にした部分の雑草抜きは大変だし 人工ウッドデッキなんか全然使わない割にたまに洗わなきゃいけない 家の周りの蜘蛛対策もしなきゃならない 隣の家は柵が壊れてて、古くてなんか汚い 一戸建ては自分には手に負えない物件でした。 この辺の管理をお金で解決できるマンションにすれば良かったです。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

【後悔しないためのポイント】長く使えるかを基準に選ぶ

設備や外装は、つけた瞬間がゴールではありません。その後10年・20年どう付き合うかがとても大切です。見た目がよくても耐久性が弱かったり、手入れが面倒だったりすると、結局「要らなかった」という後悔につながってしまいます。

 

そのため、色・素材・形状はもちろん、以下の3つを基準に選ぶのがおすすめです。

 

設備・外装に後悔しないためのポイント
  • 本当に日常シーンで使うのか
  • 劣化のしやすさはどうか
  • 手入れのしやすさはどうか

暮らし・環境の後悔

新築自体には後悔はないが、選んだ暮らしや環境が合わずに後悔している例もあります。

 

暮らし・環境の後悔とポイント
  • 自治会や近隣とのトラブルがあった
  • 今までと異なる物件に慣れない

 

この場合は、実際に住んでみたいとわからない部分もありますが、可能な限り対策しておくのが無難です。後悔しないためには、その土地で暮らす自分を想像することが大切になります。詳しくみていきましょう。

1.自治会や近隣とのトラブルがあった

新築の一戸建てを購入した方の中には、自治会や近隣との付き合い方に悩んでいるという方も多いです。物件自体は理想通りでも、ご近所付き合いや近隣住民のモラルに不満を感じ、引っ越しを検討してしまうという声もよく耳にします。

 

一戸建てを購入した際に後悔しがちな近隣トラブルの例
  • ゴミ出しルールを守らない人が居てゴミが散乱している
  • 近所に夜遅くまで騒いでいる人が居る
  • ご近所付き合いが頻繁で面倒に感じる
  • お隣さんが干渉してくる
  • お隣との敷地問題
  • 町内会の当番制が面倒に感じる など

 

口コミ

 

ご近所トラブルです。ピアノの騒音。 近所6件が、同じ時期に作られた新築一戸建てで、2年前から住んでいます。 うちの隣の家なのですが、お金がないのかエアコンをつけていません。

 

その為、冬以外は窓を開けっ放しにして親子2人(母と中学生の娘)が午前中、昼過ぎ、夕方、夜と、入れ替わりでピアノを弾き、その騒音に悩まされています。 弾いているのはJ-POPなので、娘さんが音大を目指しているというようなわけではないと思われます。あと、とにかくピアノがヘタ。間違えずに弾ききった曲を聴いたことがない。 音のうるささとヘタさで(上手くてもそうかもしれませんが)もう、頭が爆発してしまいそうです。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

後から建った家に対策するのは難しいですが、事前にその地域や周辺環境の情報収集をしておくことで、「ここに建てなければよかった」と悔やむ可能性を少なくできます。

 

地域の治安や住民の距離感などは、時間帯を変えて下見をしたり、不動産会社に聞き込みをしたりするとわかることもあるので、念入りに調査しましょう。

 

また、新築を建ててしばらくしてから出てくる問題として、子ども部屋に関する後悔や失敗例も多いです。

 

子ども部屋に関するよくある失敗の例
  • 子ども部屋を可愛すぎるデザインにしてしまった
  • 家族構成が変わって部屋が足りなくなった
  • 人数分部屋を作ったが今は物置になっている
  • 男女の兄弟で別々の部屋が必要になってしまった

 

特に産まれる前や幼い時期に新築を建てると、成長後使いづらいという声が多く上がっています。また先を見越して部屋を増やしても、ほかの部屋が狭くなってしまったり、結局数年しか使わず物置になってしまったりして、後悔してしまう人が多いようです。

 

子ども部屋に失敗しないための対策
  • 家族構成に合わせて間取りを変えられるよう工夫する
  • 1つの部屋を2つに仕切れるように扉・コンセント・空調に工夫する

 

詳しいレイアウトのコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
 「子供部屋レイアウトのコツ完全版!部屋の広さ・年齢・男女別のポイントを詳しく解説」 

2.今までと異なる物件に慣れない

マイホームとして建てた新築戸建てが、今まで住んでいた物件と異なる種類の物件だった場合、「前の方が快適だった」と感じるケースもあります。

 

今までと異なる物件に住んで後悔した例
  • 2階建てに慣れていたから平屋が不便に感じる
  • マンションから戸建てを買ったけどやはりマンションがよかった など

 

口コミ

 

子供が産まれることになり、家の購入を検討し始めてから、あれよあれよという間に駅徒歩10分、床面積100平方メートルの建売住宅を購入しました。

 

元々マンション育ちのため、マンションの購入も検討しましたが、70平方メートルや3LDKといいつつリビングと洋室がウォールドアで仕切られており個々のプライバシーが確保されづらそうな間取りばかりで、主人のテレワーク環境の確保や子供を育てていくには手狭になる未来、駐車場代が余分にかかること、自分自身実家は10代後半に手狭でプライバシーが無いと感じていたことを踏まえ、戸建てを選択しました。

 

ただ購入後も物件情報を見る癖が抜けずにいてスーモを見ていたところ、駅徒歩6分、角部屋、床面積80平方メートル、ウォールドアじゃない3LDKの中古リノベマンション、価格も今の家より3000万安い物件を見つけてしまい、先走って家を購入してしまったことに後悔が募っています。

 

築20年だったのでこれなら固定資産税も安かっただろうし、管理費修繕積立金を考慮しても余裕のある生活ができただろうなと思ってしまい、さらに元々マンション育ちのため、段々とワンフロア続きじゃない不便さやオール電化住宅であること、子供がいて手狭なのも数年我慢したらよかったのでは?老後はマンションの方が安心して暮らせるのでは?などと後悔が止まりません。

 

引用:発言小町

 

特に、口コミのような「新築戸建てを建ててから、マンションの方が肌に合っていたことに気付いて後悔ばかりしている」という声は意外と多いです。マンションから戸建てに移った人が感じやすい後悔には、以下のようなものがあります。

 

マンションから新築戸建てに移った人が後悔しがちなポイント
  • 生活導線が長くなった(家事や移動が不便)
  • 掃除やメンテナンスの手間
  • セキュリティ面の不安(管理人がいない・すべて自己管理)
  • 交通や生活の便が悪くなった
  • 地域ルールが増えた(ゴミ出しルール・ご近所づきあいなど)
  • 固定資産税や修繕費などの費用面の負担 など

 

住み替えを検討する際は、戸建てのライフスタイルが自身に合っているかどうかもよく検討することが大切です。

【後悔しないためのポイント】その土地で暮らす自分を想像する

暮らしや環境の後悔は、実際に住んでみて気付けることが多いです。上記以外にも、新築を建てて住む環境が変わることで、さまざまな後悔が生まれる可能性があります。

 

そのため、新築を建てる前には「この土地で暮らす自分」をリアルに想像することが大切です。

 

暮らし・環境に後悔しないためのポイント
  • 朝の通勤時間帯の交通量
  • 夜の静けさ
  • 子どもの遊び場
  • 近隣の生活リズム
  • 自治会の活動頻度 など

新築マイホームで後悔しないコツ

せっかくの新築一戸建てを後悔ばかりにしないためには、先人の失敗例を把握し、事前に対策をしておくことです。

 

以下を意識しておこなうことで、マイホームへの後悔もある程度回避できます。

 

後悔しないためにおこなうこと
  1. 念入りな情報収集
  2. 情報を精査する
  3. 複数業者の相見積もりを徹底する
  4. 利用シーンを明確にする
  5. 急いで契約しない
  6. 実際に見て生活をイメージしておく
  7. 業者任せにしない
  8. 細かい資金計画を立てる

1.念入りな情報収集

まずは、何よりも念入りな情報収集を心がけましょう。情報収集は、自身の理想とする住宅のイメージを膨らませるだけでなく、それぞれの業者が持つ得意・不得意を把握するために役立ちます。

 

情報収集の方法
  • InstagramやPinterestを活用する
  • 業者にイメージを提示しながら相談する
  • 問い合わせ業者に施工事例を見せてもらう
  • ホームページやブログを参考に業者の下調べをしておく
  • 購入予定の土地に何度も足を運んで吟味する

 

展示会へ足を運んだり業者からの資料を取り寄せるほか、SNSなども活用して、住んでみたい住宅のイメージを膨らませることを意識しましょう。購入予定の土地にも複数回足を運び、周辺環境も含めて念入りにチェックすることが大切です。

2.情報を精査する

情報収集をした後は、集めた情報を冷静に精査する時間を設けましょう

 

インターネットやSNSの普及により、誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。良い情報や役立つ情報もある一方で、不安をかき立てる情報や悪い情報・ニセの情報があることも考慮しなければなりません。

 

特に、新築の家づくりを経て後悔ばかりしているという人たちの声が、インターネットを中心に散見されていることにも注目です。もし心配である場合は、家族で情報共有・精査をすることも視野に入れることをおすすめします。

 

ネガティブな意見に流されてしまうと、自分の判断力も鈍ってしまいがちです。集めた情報の精査を冷静におこなう時間も、新築で後悔しないための一助となるでしょう。

3.複数業者の相見積もりを徹底する

施工事例や価格などを考慮して気になった業者は、最低でも2社に対して相見積もりを取るようにしましょう。理想は3社前後です

 

情報収集・精査を経ることで、ある程度業者も絞れてきます。自身の希望や理想・予算を複数の業者に提示することで、価格やイメージ実現の可否だけでなく営業担当者の対応も比較できるため、おすすめです。

 

営業担当者が自分たちの理想を叶えるためにどんな提案をしてくれるのか注目しながら、予算も含めて検討するとよいでしょう。

4.利用シーンを明確にする

間取りはもちろん、コンセントなどの取り入れるべきパーツやアイテムは利用シーンを明確にしておくと失敗しづらいといえます。特に前述の失敗事例でも紹介した以下の項目は、利用シーンの想定が上手くできていなかったために生じた後悔です。

 

利用シーンを想定できずに後悔した例
  • 間取りを妥協した
  • ウッドデッキいらなかった
  • 和室いらなかった
  • コンセントの数が足りなかった

 

また、建物が平屋なのか2階建て以上なのかも同様です。「本当に自分の家庭には平屋/2階建て以上が必要なのか」も併せて検討することで、より満足の行く住宅を得られるでしょう。

5.急いで契約しない

何よりも急いで契約しないことが大切です。特に以下のような状況においては、重要な決断に焦ってしまいがちですので、冷静に判断することを心掛けましょう。

 

焦って契約しがちな出来事の一例
  • 子どもが生まれる前後
  • 転職、転勤、退職
  • ライフスタイルの変化に関わるストレス
  • 子どもの進学
  • 身近な人の死去 など

 

ライフスタイルの変化やストレスは、焦りを助長させる傾向にあります。その時こそじっくり家族と話し合い、時には第三者の意見も取り入れながら建築計画を立てたり、契約書にサインしたりすることが大切です。

 

自信が無いという場合は、新築を立てる際に計画書を作成すると考えや理想を可視化できるのでオススメします。

6.実際に見て生活をイメージしておく

建物や土地は、図面やWebサイトを確認しただけだと分からないことが多いです。新築に後悔しないためには、想像通りの家か、住むのに不自由のない土地なのか、必ず事前に自分の目で確認しておくことをおすすめします。

 

住み始めてからのギャップを減らすコツ
  • モデルハウスや物件見学で実物を見ておく
  • 現地に出向いて周辺環境を念入りにチェックする
  • 見た目だけでなく生活導線や使い勝手も重視する

 

モデルハウスなどで実物を知っておけば、自分が想像する設備や間取りと実物のイメージが異なるのを防げます。「○○な家にしたい」という明確な理想がある場合は、理想に近い家を探して見学できるとなお良いでしょう。

 

特に設備や間取りは想像力が不足していることがギャップにつながります。朝起きてから寝るまでの1日の流れや家事動線など、具体的な暮らしをイメージしながら家づくりをおこないましょう

 

また、土地選びの際は必ず現地に出向いて周辺環境のチェックをおこなってください。可能であれば朝・昼・夜と時間帯をずらして調査するのがおすすめです。

 

7.業者任せにしない

家づくりの主役はあくまでも施主である自分です。「プロに任せておけば大丈夫」と丸投げしてしまうと、思っていたものと違うものが出来上がる可能性もあります。

 

ここはこうしたい、これはやりたくないなど、主張したい意見やその場で感じた不安や疑問などはしっかり伝えるようにしましょう。主体性を持ってプランニングに関わることで、満足のいく家づくりを実現しやすくなります。

8.細かい資金計画を立てる

新築戸建てに後悔ばかりして鬱になりがちな人は、莫大なローンを背負う事にプレッシャーを感じていることも多いです。今後のストレスを少しでも減らすために、細かい資金計画を立て、無理なく返済できるプランを検討しましょう

 

住宅ローンの返済額が高くなるという場合も、頭金を用意する、建築コストを見直すなど、ある程度は事前に対策できます。「それでも不安が拭えない」という方は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にアドバイスしてもらうのがいいでしょう。

新築への後悔で落ち込むときの対処法

新築に後悔ばかりで落ち込んでしまうことを、「マイホームブルー」といいます。ここからは、既に「新築に失敗してしまった…」と後悔している方のために、気持ちの持ち直し方や対処法についてみていきましょう。

 

マイホームブルーの対処法
  1. 家づくりの先入観を捨てる
  2. 工夫して改善する
  3. リフォームや売却を検討する

 

「失敗してしまった、もうだめだ」と抱え込む前に、ぜひ一度目を通してみてください。

マイホームブルーの原因

新築戸建ての準備段階や購入後に気分が落ち込むことを「マイホームブルー」といいます。人生の大きなイベントの前後には、ストレスや緊張感から以下のような心理的な不調が出る場合があるのです。

 

マイホームブルーの主な症状
  • 気分が落ち込む
  • イライラや不安が募る
  • 眠れない・食欲がない
  • 家族に攻撃的になる

 

このマイホームブルーは、誰でも陥る可能性がある一時的な心理状態です。夢だったはずのマイホーム購入後に、さまざまな不安や後悔が強くなることで、気分がふさぎ込みがちになってしまいます。

 

マイホームブルーにならないためには、理想と現実のギャップを理解しておくことが大切です。

新築の後悔ばかりでノイローゼになりそう、どうしたら気持ちが軽くなる?

新築への後悔ばかりで気持ちが落ち込んでしまう場合は、以下の方法を試してみるのもおすすめです。

 

後悔する気持ちを軽くする方法
  • 後悔などマイナスな感情をすべて紙に書き出す
  • 文句や怒りを手紙にして書き出す

 

1つ目の方法は「エクスプレッシブ・ライティング」と呼ばれており、ストレスやうつ症状を軽減する心理療法として広く知られています。1日1回20分、感情のままにとにかく書きなぐり、気持ちを吐き出す作業をする方法です。

 

2つ目の方法は、「ロールレタリング」と呼ばれる心理療法で、心の辛さと向き合うために相手のいない手紙を書き、怒りや悲しみを昇華することを目的としています。

 

このように、自分と向き合い感情を昇華することで気持ちが軽くなることもあるため、ぜひ気持ちが晴れない場合は試してみてください。

対処法1.家づくりの先入観を捨てる

まずは、自分に以下のような思い込みがないかチェックしてみましょう。

 

家づくりのよくあるNGな先入観
  • 高いお金を払っているから失敗できない
  • 新築したのに良くなったと思えない
  • もっと準備すればよかった
  • もっといい判断ができたのに
  • 他の皆は満足できる家を建てているに違いない

 

「既に家づくりに失敗してしまった」と思い悩んでいる場合は、「完璧な家づくりをできる人なんてほぼいない」という事実を知ることから始めましょう。

 

ブログやYouTubeなどで家づくりに成功している人達がすべてではありません。はじめての家づくりで後悔していない人は、ほとんどいないのが現実です。

 

建築の知識がなければ、どんなに完璧だと思っても、実際に住んでみると「ああすればよかった」という後悔は少なからず出てきてしまうもの。

 

先述した悪い思い込みをしてしまう人は、以下のような考え方になれると気持ちが楽になるかもしれません。ぜひ試してみてください。

 

家づくりをする上での大切な考え方
  • 他の家も同じように失敗している
  • 失敗しても工夫次第で住みよくできる
  • 失敗してもその家全部が失敗というわけではない
  • 住んでみないとわからないことは必ずある
  • 家には好きなところと嫌いなところの両方が存在する
  • 設備や性能など確実に良くなっている部分はある
  • 過去に戻れたとしてもきっと同じ判断をする
  • 人は過去を美化しがちだが、当時の自分はそれが最善だったと知る

対処法2.工夫して改善する

今使い勝手が悪いと感じているなら、今後のために「どうすればもっと暮らしやすくなるだろう」と考えてみて、自分にできることから始めてみるのはいかがでしょうか。

 

自分でできる工夫の例
  • 気に入らない部分をDIYで無くしてしまう
  • 好きなところをDIYして、家に対する「好き」を増やす
  • 「いつか愛せるときがくるだろう」と気長に捉える

 

子どもが大きくなったり親の介護が必要になったりと、ライフスタイルに合わせて家に求めるものは変わっていきます。その都度工夫して改善する必要はあるので、「新築したのに」と過度に思い悩む必要はありません

対処法3.リフォームや売却を検討する

どうしても今の家を好きになれない、自分の力だけではどうにもできない要因で悩んでいるという方には、リフォームや売却を検討することをおすすめします。後悔している部分だけリフォームすれば、コストを抑えながらストレスの原因を取り除けるでしょう。

 

思い切ってマイホームを売却するのも1つの手です。売却代金で住宅ローンが完済できれば、気兼ねなくよりよいマイホームづくりに取り組めます。ただし、場合によっては売却代金でまかなえないケースもあるので、よく検討しましょう。

 

弊社ユニテでは、お客さまの要望に可能な限り寄り添った提案を心掛けております。新築物件のご相談はもちろん、「すでに新築平屋に失敗してしまってリフォームを検討している」というケースでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。

富山県で新築を検討している際はユニテにご相談ください

富山県周辺で新築を検討していると言う場合は、ぜひ一級建築士が在籍する「ユニテ」にお気軽にご相談ください。ユニテの新築ブランドMagHausでは、新築住宅の施工経験も豊富というだけでなく、理想の実現をプロとともに二人三脚ですすめられるのが特徴です。

 

また、弊社ではリフォーム・リノベーション事業もおこなっており、豊富な施工実績がございます。可能な限り施主様のご依頼・ご要望にお応えできるような施工をさせていただきますので、まずは、施工実績豊富な弊社までお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

新築の一戸建てで後悔してしまった方の口コミをもとに、失敗事例と契約前にできる対処法についてご紹介しました。新築の一戸建てに後悔してしまう理由にはさまざまなものがあり、半数以上の人が同じような悩みを抱えています。 


 
これから家を建てる方は、ぜひ先述した口コミを参考に、後悔のない家づくりのための対策を徹底してみてください。家づくりは「理想の間取り作り」ではなく、「暮らしの優先順位を決める」ことから始めましょう。

 

勢いに任せることなく、じっくり建築計画を立てることが大切です!