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小上がり和室に失敗しないための基礎知識|口コミをもとにメリットデメリットを紹介

小上がり和室を設置したいけど分からない、失敗したくないという想いをお持ちではないでしょうか?私たち株式会社ユニテが30年間様々な経験から、小上がり和室のメリット・失敗しないためのコツをまとめてみました。

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

小上がり和室は、従来の和室よりも使い勝手が良いことから近年人気を集めており、リフォームや注文住宅などでLDKに併設されるケースが増えてきています。しかし、実際の使い勝手が分からず、導入しようか迷っている人が多いのも事実です。

 

「小上がり和室の使い勝手は実際どうなの?」
「小上がり和室を作りたいけど、失敗したくない」

 

この記事では、小上がり和室の特徴や性質について詳しく解説し、その汎用性の高さや注意点を分かりやすく説明していきます。

 

さらに、ユニテが手掛けた実例や、失敗しないためのコツについてもあわせて紹介していきますので、小上がり和室を作りたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

小上がり和室と一般的な和室はどう違う?

まずは、「畳コーナー」と呼ばれる小上がり和室と、従来の一般的な和室の特徴や違いについてみていきましょう。

 


小上がり和室


一般的な和室

  • 段差がある
  • 立体感がある
  • 段差に収納ができる
  • 部屋の一角に設置される
  • フラットである
  • 空間が広く見える
  • 部屋として独立している
  • 押し入れや床の間がある

 

和室というと客間や仏間、寝室のイメージがある部屋です。

 

従来の伝統的な和室が独立した1室であることが多いのに対し、小上がり和室の場合はLDKの一角に設置されるのが多い傾向があります。
 

小上がり和室(畳コーナー)

「小上がり」は、元々は飲食店などの「フロアよりも高い場所に設置された座敷席」を指す言葉です。つまり「小上がりの和室」とは、床から一段高く作られた和室という意味を持ちます。

 

大きな和室を設置するほどのスペースが確保できない場合や、「寝転んでくつろげるだけの広さがあれば十分」という場合に導入される傾向があります。まずは、小上がりの和室に最適なサイズ感や活用方法について詳しくみていきましょう。

 


小上がり和室のメリット


小上がり和室のデメリット

段差を収納に利用できる

腰掛けがわりにしてくつろげる

空間にメリハリが出る

寝室として使えばベッド代わりになる

座ったり寝転んだ時の不快感がない

バリアフリー向きではない

部屋に圧迫感が出る

ロボット掃除機が上がれない

落下や転倒の危険性がある

物置になりがち

 

小上がり和室は通常の和室よりも多目的に活用できるため、汎用性が高いメリットがあります。リビングに併設すれば、お茶を飲んで休憩したり横になって休んだりと、普段使いできるくつろぎ空間になるでしょう。

 

また、間仕切りを付けることにより、独立した空間としても活用できます。従来の客間や寝室としての使い方はもちろん、来客が寝泊まりする際のスペースとして活用することも可能です。

 

さらに、子どもや家族が病気になった際の療養部屋としても大いに活用できるでしょう。キッチンの近くで家事をしながら看病できるので、飲み物や氷枕などをすぐに用意できます。

フラットな和室(一般的な和室)

フラットな和室は、座敷として使われる伝統的な和室がベースです。主に来客時の客間や寝室、家族の憩いの場として活用されます。フラットな床面は座布団やローテーブルなどを配置しやすく、日本の伝統的な生活様式である「低座の暮らし」が基本です。

 

部屋として独立しているケースもあれば、リビングなどの一角に設置されることもあります。空間が広く使えるため、圧迫感が出にくいのが特徴です。

 

ほかの部屋や区間と同じ高さにあるので段差が少なく、入退室の転倒リスクや落下リスクが低いメリットがあります。また掃除の手間がかからないのも魅力でしょう。

 

和室のメリット・デメリットについては、以下の記事もご覧ください。
和室リノベーションの基本!施工事例や失敗しないためのポイントも紹介

リビングに小上がり和室設置をつくるメリット

小上がり和室の設置を検討しているなら、まずはメリットとデメリットをしっかり把握しておくことが重要です。小上がり和室の特性を踏まえた上で「どういう使い方をするか」を検討することが後悔しないためのコツになります。

 

まずは小上がり和室のメリットからみていきましょう。 

 

小上がり和室のメリット
  1. 多目的な用途に使える
  2. 段差を収納に利用できる
  3. 腰掛けがわりにしてくつろげる
  4. 空間に立体感や奥行きが出る
  5. 段差がベッド代わりになる

 

上記のメリットを口コミも交えて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

また、小上がり和室を洋風のリビングに馴染ませるテクニックについては、以下の記事で詳しく解説しています。
かっこいい和モダンリビングの実例3選|理想を叶えるインテリアコーディネートのコツも伝授

1.多目的な用途に使える

先ほど紹介したように、小上がり和室にはさまざまな活用方法があります。寝室として活用する以外にも、家族のライフスタイルに合わせて以下のような使い方が可能です。

 

小上がり和室の活用例
  • 客間や応接室
  • 仏間
  • 子どもの遊び場
  • 寝室
  • テレワーク中の仕事場
  • 授乳・おむつ替え・お昼寝スペースなど

 

小上がり和室はくつろぎスペースとしてだけではなくさまざまな用途に使えます。仕切りを付けることで臨時の個室としても活用できるので、使い方は無限大です。

 

洗濯物を畳む・アイロンがけをする・赤ちゃんのおむつ替えをするなど、家事・育児をサッとこなせるスペースとしても有効活用できます。

 

たとえば子どもの遊び場にする場合は、キッチンに隣接させることで家事をしながら見守ることも可能です。その場合は、周囲から見やすいよう仕切りは設置しないほうがいいでしょう。

 

小上がり和室を設置してよかった口コミ

 

和室(小上がり畳)の議論はよく知恵袋でもされていますよね。
うちもリビングの一角に小上がりの畳を採用しています。

用途としては
・カウンターを設けているので、テレワークや子供の学習スペース
・カウンター下は足を伸ばせるようにしているので、来客時のお茶スペース
・子供や夫婦のお昼寝スペース
・親族や友人がたまに泊まりに来るので宿泊スペース
・将来的な部分で言うと、1階完結型の間取りにしているため、将来足腰が悪くなったら小上がりで寝てもいいかな

等です。作ってめちゃくちゃ重宝しています。
フローリングにするのもありなんですが、夫婦が畳が好きなのと、リビングに和の空間があることでいいアクセントになっています。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

2.段差を収納に利用できる

小上がり和室の段差部分は空洞になっているため、収納スペースとして大いに活用できるメリットがあります。小上がり和室を設置すれば、その部屋の収納量をアップすることができるのです。

 

家が狭くて十分な収納スペースが確保出来ない場合や、なるべく物を置かないスッキリとしたLDKにしたい場合などは、小上がり和室の活用をおすすめします。

 

小上がり和室を設置してよかった口コミ

 

我が家もLDKのとなりに高さ40cmの3畳の小上がりがあります。
メリットは3つあります。

・横並びで3つ作ってもらった90cm幅の引き出す収納がめちゃくちゃ便利。子供のおもちゃ類をすべてここにぶち込める。
・気楽に座れて子供はジャンプできる。幼稚園児だけど一度も怪我をしていない。
・ルンバが絶対行けない場所なので、忙しい朝は床を散らかしているものすべてを小上がりにあげるだけでルンバを起動できる。

 

引用:Yahoo!知恵袋

3.腰掛けがわりにしてくつろげる

小上がり和室の段差は、ベンチやソファーのような「腰掛け」として活用することもできます。段差部分に数人並んで座れるため、家族団らんスペースや来客時のちょっとしたお茶などのタイミングで大いに重宝できるのです。

 

段差を腰掛けとして使うことで、フラットな和室よりも目線が高くなるため、テレビが見やすくなるというメリットもあります。また、段差を利用して掘りごたつを設置すれば、正座ができない人でも無理なくくつろげるでしょう。

 

小上がり和室を設置してよかった口コミ

 

リビング横四畳半和室。
30センチ小上がり。
同じく40ピー歳、家族全員おチビです。
引き戸はないのでレールはなしです。

だいたいここに腰かけてテレビ見ますし、
逆にリビング床にぺたっと座ってタタミに新聞置いて
読んだり・・・

引き出しは意外に収納量が少ないのでやめ、
掘りごたつも考えましたが、予算の都合上やめました。

四畳半の床下を全部収納にしました。
タタミをめくらないといけないので、普段使わないものを
入れております。

高さは今のところしんどくはないです。
これより低いと座りにくいと思います。
私はこの高さにしてよかったと思っていますよ。

 

引用:Yahoo!知恵袋

4.空間に立体感や奥行きが出る

洋風のLDKに小上がりの和室があると、メリハリが出てスタイリッシュな空間になります。段差によって奥行き・立体感が出るため、間延びしたLDKもおしゃれな印象になるのです。


広いLDKに憧れる人は多いのですが、実際に住んでみるとどこか殺風景で物足りないと感じるケースもあるかもしれません。小上がり和室を設置することでアクセントになり、空間に魅力が出ることから、イメチェンとして後付けするケースも多くあります。

 

また、リビングに奥行きや立体感を出したい場合は、吹き抜けリビングの間取りもおすすめです。詳しい内容については、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
吹き抜けリビングの設置で後悔したくない!デメリット対策方法をご紹介
吹き抜けリビングの間取り施工事例6選|メリットや注意点も紹介」 

5.段差がベッド代わりになる

寝転んだ時の不快感がない小上がり和室は、寝室にも適しています。フラットな和室に布団を敷いた場合は、年齢によっては起き上がるのが困難になってしまうかもしれません。

 

しかし小上がりの和室なら、段差を利用してベッドのように楽に起き上がれます。フラットな和室で寝るよりも、寝転がったり起き上がったりする動作が楽におこなえるので、足腰が弱い人や療養用の寝室として大いに活用できるでしょう。

 

さらに、押し入れを設置しておけば布団が収納できるので、ベッドを置くスペースがない場合にもおすすめです。日中は別のスペースとして活用することもできるでしょう。

 

小上がり和室を設置してよかった口コミ

 

我が家も注文住宅で小上がり和室採用しています。
質問者様と大体同じくらいのサイズ感です。

我が家の場合、小上がりに足を下におろせる形でカウンターを採用しました。そこで子供の勉強であったり、来客時にお茶したり、家でたまにパソコン作業をする際に利用しており活躍しています。

(中略)

〇腰掛けるにはちょうど良い高さなので、来客時にソファーやいすが足りないときに活用しやすい。
〇ロボット掃除機が掃除するときに、小上がりの上にまとめて荷物を置けば床を掃除しやすくできる。
〇床よりも少し高いのでほこりも気にせず、子供や私たちの昼寝にピッタリ

等が良い点かなと思います。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

小上がり和室は地面との段差があるため、寝転んだ時の不快感も軽減されます。フラットな和室に寝転ぶと地べたのような感覚になってしまい、手放しでくつろげないという人も多くいます。

 

さらに、段差がないと廊下やリビングなどの併設する空間からゴミや埃が入ってきやすい傾向があります。段差があればゴミが侵入しにくいため、小上がり和室は「床に寝転ぶのは抵抗があるけどゴロゴロしてみたい」という人にもおすすめです。

リビングに小上がり和室をつくるデメリット

汎用性の高い便利な小上がり和室ですが、いくつかデメリットも存在します。以下の5つのデメリットについてしっかり把握した上で導入するよう心掛けましょう。

 

小上がり和室のデメリット
  1. バリアフリー向きではない
  2. 部屋に圧迫感が出る
  3. ロボット掃除機が上がれない
  4. 落下や転倒の危険性がある
  5. 物置になりがち

 

どんな小上がり和室でも便利に使えるというわけではありません。思いのほか使い勝手が悪く、「せっかく和室を設けたのに実際はあまり使っていないというケースもあるため、よく考えてから設置しましょう。

 

設置するLDKの大きさや、和室をどのように使うかによって適切なサイズや設備は異なります。また、段差があることで生じてしまうデメリットも存在するため、十分注意してください。

1.バリアフリー向きではない

家族にお年寄りがいる場合や、自分たちの老後を考えて設置する場合は、小上がりの段差を高くしすぎないことが大切です。

 

そもそも小上がり和室はバリアフリーに向いていないため、老後のことを考えて生活に支障が出ないような工夫をしなければならないでしょう。たとえば、段差を低くする、踏み台などで登りやすくするなどの対策が必要になります。

 

小上がり和室に後悔している口コミ

 

老後に寝室にするというきちんとした目的があるなら、フラットの方が良いですね。
階段より高い小上がりはつまづきやすく危険です。
フラットなら、将来フローリングにリフォームして洋室にもできます。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

 バリアフリーを重視したい方は、以下の記事をご覧ください。
バリアフリーリフォームとは?概要やヒントなどを解説

2.部屋に圧迫感が出る

十分な広さがないLDKに小上がり和室を作ってしまうと、圧迫感が出て狭く見える可能性があります。リビングの広さや天井の高さ、和室の位置も重要なポイントです。

 

小上がり和室は空間を立体的に見せてメリハリをつけてくれますが、そのぶん存在感があり、実際より狭く見えてしまうというデメリットがあります。LDK全体の見栄えが気になる場合は、段差の高さを低くしたり、フラットな和室も検討するといいかもしれません。

 

小上がり和室に後悔している口コミ

 

見た目は良いのですが、家が狭いと使い勝手が限られます。
パナソニックの畳が丘など収納に特化した小上がりも便利です。
高さは1尺≒30cmが使い易いです。体の寸法だからです。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

また、間仕切りのない開放感のある小上がり和室にするのも1つの手です。40cmの段差だと別空間感が強くなりますが、段差が低ければ低いほどLDKとの一体感が生まれます

 

ただし、低すぎる段差は目線に入りづらいため、つまずく危険性にも留意しなければならないでしょう。

 

また、LDKの動線上に小上がりがあると、角にぶつかってケガをしたり、通るたびにストレスになったりする可能性もあります。その場合は角を「隅切り」にするなどの工夫をするといいでしょう。

3.ロボット掃除機が上がれない

ロボット掃除機にリビングの掃除を任せている場合は、小上がり和室があると不便になります。ロボット掃除機は段差を乗り越えられないので、小上がりの和室の部分のみ自分で掃除しなければなりません。

 

さらに、30cm以上の段差がある場合は、掃除機を担いで上り下りするのが大変かもしれません。毎日の掃除で上り下りしなければならないとなると、億劫に感じる人もいるでしょう。

 

一方で、以下のような考え方もあります。

 

小上がり和室とロボット掃除機に関する口コミ

 

デメリット・・
〇我が家は30cmの高さにしています。よちよち歩きの子供が落ちたことは正直あります。1~2年の我慢ですがそこが最大のデメリットかなと思います。
〇ロボット掃除機では掃除できない

メリット・・
〇腰掛けるにはちょうど良い高さなので、来客時にソファーやいすが足りないときに活用しやすい。
〇ロボット掃除機が掃除するときに、小上がりの上にまとめて荷物を置けば床を掃除しやすくできる。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

4.落下や転倒の危険性がある

小上がりは段差があるため、脚を滑らせたり踏み外したりして落下する可能性があります。特に、幼い子どもやお年寄りが居る家庭は十分注意する必要があるでしょう。

 

ハイハイしたての赤ちゃんやよちよち歩きの子どもの場合は、頭から落ちてケガをしやすいため、必ず大人が側にいるようにしなければなりません。あるいは、ベビーサークルを設置したり、襖を閉めておくなど、何らかの対策が必要になります。

 

小上がり和室に後悔している口コミ

 

私の知り合いは、マンションに住んでますが小上がりの小さな和室があります。
憧れていたので、とても喜んでいたそうですが、曾祖母(90)が遊びに来た時に、小上がり部分(高さ約30cm)に足を引っ掛け転倒してしまったそうです。
幸い軽い打ち身で済んだそうですが、少し恐いですよね。
滅多にあることではないと思いますが、無いとは言い切れませんので、慎重に!

 

引用:Yahoo!知恵袋

5.物置になりがち

小上がり和室は、明確な目的があって設置した場合でないとただの物置になってしまう可能性もあります。日頃から意識して整理整頓しないと、すぐにおもちゃや洗濯物などの仮置きスペースになってしまうでしょう。

 

小上がり和室に後悔している口コミ

 

いいえ、無駄な段差です。物置になりホコリだらけになります。

 

引用:Yahoo!知恵袋

 

せっかく費用を出して小上がり和室を作っても、いざという時に物が散乱して活用できないのでは意味がありません。小上がり和室には物を置かない、おいてもその日のうちに片づけるなど、ルールを設け徹底して守ることを意識しましょう。

 

また、置きっぱなしを防ぐため、すぐに収納できる環境を整えることも大切です。

フラットな和室と小上がりどっちがいい?

フラットな和室と小上がり和室のどちらを作るべきか悩んでいる場合は、「何のために設置したいのか」という自分のニーズを洗い出してみると明らかになります。

 

以下に適しているケースをそれぞれ挙げているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

小上がり和室が適しているケース フラットな和室が適しているケース
限られたスペースに収納がほしい
寝室として活用したいので埃やゴミの侵入を防ぎたい
多目的な用途に使いたい
具体的な使い道がイメージできている

安全第一で設置したい(高齢者や幼い子どもがいるなど)
ロボット掃除機など掃除で楽がしたい
LDKが狭い・天井が低い(小上がりにすると圧迫感が出る)

 

家族構成やライフスタイルによって向き不向きは分かれます。「子育て期はフラット」「来客・収納重視なら小上がり」というように、長期的な暮らしを想定して選ぶと失敗しにくくなるでしょう。

【費用相場】小上がり和室を後付け・リフォームする場合

ここからは、小上がり和室の設置費用について、以下のケースごとに詳しく解説していきます。

 

小上がり和室を後付けするケースの費用相場
  1. 畳スペースの広さ別の費用相場
  2. 畳の種類別の費用相場
  3. 畳の素材別の費用相場
  4. 付加設備を設置する場合の費用相場
  5. 畳のランニングコスト

 

既存のLDKの内装はそのままに、小上がり和室だけを後付けすることもできます。小上がり和室を後付けリフォームする場合の費用相場は、60〜90万円が目安です。
 

グレードや内容によっても相場は変動するため、詳しい費用相場については以下の記事をご覧ください。
和室リノベーションの基本!施工実例や失敗しないためのポイントも紹介

畳スペースの広さ別の費用相場

既存のLDKをそのまま残し、新たに小上がり和室を新設する場合の費用相場は以下の通りです。

 

【畳スペースの広さ別の費用相場】

畳スペースの広さ 費用相場
3畳 15万円〜
4畳 20万円〜

 

ただし、畳スペースとあわせてLDKのリフォームもおこなう場合は、壁や天井の施工も必要になるため、追加で費用が発生します。さらに、ダイニングやリビング全体をまとめて施工する場合には、総額50万円以上かかるケースが多いです。

 

畳の種類別の費用相場

採用する畳の種類によっても、小上がり和室の印象や施工金額は変動します。料金はそれぞれ以下が目安です。

 

【畳の種類と施工費用】

畳の種類 1畳当たりの費用
縁付き畳
(1等品)
1.1万円~
縁なし畳
(琉球畳)
1.7万円~
(2枚分で1畳の大きさ)

 

縁なしの「琉球畳」は正方形に近い半畳サイズで、パッと見で何畳なのか直感的に分かりにくいため、実際より広く感じられる効果があります。比較的モダンな印象になるため、洋室の雰囲気に馴染ませたい時にもおすすめです。

 

ただし、通常の畳と比較すると1.6倍以上費用がかかるので、予算としっかり相談してください。

畳の素材別の費用相場

畳は、使っている素材によってもグレードが異なります。

 

以下は畳の素材ごとの料金目安です。

 

【畳の素材別の費用相場】

畳の素材 費用相場(1畳あたり)
い草畳(一等品) 1.1万円〜
和紙畳(ダイケン) 1.3万円〜
樹脂畳(セキスイ) 1.3万円〜

 

上記はいずれも「縁付き畳」の料金目安です。「和紙畳」は、変色しにくく耐久性に優れた抗菌仕様の畳で、カビやダニに強い特徴があります。

 

また「樹脂畳」は、耐久性に優れたポリプロピレンと無機材料から作られている樹脂素材の畳です。デザイン性にも優れており、モダンな内装にもマッチします。

付加設備を設置する場合の費用相場

和室そのものだけでなく付加設備も設置する際は、以下の追加費用がかかります。

 

【付加設備を設置する場合の費用相場】

付加設備 費用相場
間仕切り 2枚建の引き戸違い:18万円〜
可動式:8万円程度
ロールスクリーン:4万円程度
掘りごたつ 30〜40万円程度
(電気工事代込み)
収納 出来合い品:6万円程度
造作:20万円〜

 

また、後付けの小上がり和室に収納をつけたい場合は、メーカーの出来合い品(収納付き畳スペース)を設置すると安価に施工できます。出来合い品で施工する場合は、6万円程度の工事費用と商品の購入代金のみがかかる形です。

 

もちろん、小上がり部分に造作工事してもらうことも不可能ではありません。ただし、造作だけで20万円以上の追加費用が必要になります。

 

そのため、特にこだわりがないのであれば出来合い品でも十分でしょう。

畳のランニングコスト

小上がり和室をつくる際は、設置費用だけでなく 維持費(ランニングコスト) も考えておく必要があります。畳は定期的にメンテナンスが必要になる床材のためです。

 

一般的な畳のメンテナンス費用の目安については、以下を参考にしてください。

 

裏返し 1畳4,000円前後
表替え 1畳5,000円~20,000円前後
新調 1畳10,000円~35,000円前後

 

ただし、リビングに設置する小上がり和室は使用頻度が高いため、普通の和室よりも畳の劣化が早まる可能性もあります。そのため、「初期費用+10年単位でかかる畳の維持費」を見込んでおくと安心です。
 

また、天然い草よりも樹脂製・和紙製畳の方が耐久性が高く交換周期が長めなので、ランニングコストを抑えたい人は素材にもこだわりましょう。

リビングに合った小上がり和室をつくるコツ

デメリットで紹介したように、小上がり和室に失敗しないためには対策が必要です。小上がり和室は、以下のポイントを押さえた上で検討することを心掛けましょう。

 

小上がり和室設置のコツと注意点
  1. 小上がり和室の高さを考える
  2. 小上がり和室の広さを考える
  3. 天井との差を考慮する
  4. 間仕切りの有無を考慮する
  5. しまうものの有無や種類を考慮する   
  6.      設置位置や動線を考慮する

  

小上がり和室の条件は、LDKの広さや和室設置の目的など、ニーズによって大きく異なります。設置する位置やサイズを見誤ると、せっかく小上がり和室を作っても、狭くて使い勝手が悪くなってしまうでしょう。


設置の際は、用途に合った十分な広さがあるか、その広さの小上がり和室をリビングに設置しても問題なく使えるかどうかについてよく検討しましょう。


まずは「どのように活用したいか」をよく考え、事前に設計士に伝えておくことが大切です。それぞれ詳しく紹介していきますので、設置の際はぜひ意識してみてください。

小上がり和室の広さを考える

 小上がり和室の一般的な広さは3畳〜4.5畳です。多目的な使い方をするなら、最もポピュラーな4.5畳が最適な広さになります。


目的ごとに適した広さについては以下を参考にしてください。 

 

2~3畳

趣味部屋・家事室・仏壇

臨時の仕事場や子どものスタディスペース

4~4.5畳

客間・畳ダイニング・臨時の寝室

6畳以上

寝室・客間など

(独立させるのがベター)

 

たとえば、小上がり和室を寝室代わりに利用したいと考えている場合は、最低でも4.5畳の広さが必要です。その場合は布団をすぐ収納できるよう、押し入れなども併設することをおすすめします。

 

さらに、6畳以上の広さにする場合は、間仕切り壁などを設置して、別室として独立させたほうがいいでしょう。反対に、LDKなどの兼ね合いでスペース確保が難しい場合は、3畳程度にとどめておくことをおすすめします。

小上がり和室の高さを考える

小上がりの高さも重要なポイントになります。一般的な小上がりの高さは20〜40cmですが、それぞれのメリットは以下の通りです。


【小上がりの高さごとのメリット】
 

20cm
(おおよそ階段1段分の高さ)

30~40cm
(ダイニングチェアの座面に近い高さ)

 

  • 上り下りしやすい
  • 圧迫感が出にくい
  • 落下時にケガをする危険性が低い

 

  • 腰掛けとして使える
  • 小上がり部分を収納にできる
  • 別空間(半個室)のような雰囲気にできる

 

和室の活用方法やLDKの広さによって、適切な小上がりの高さは異なります。ただし、段差が小さすぎるとかえってつまづきやすくなるので注意が必要です。特に、10cmは視界に入らない高さなのであまりおすすめしません

 

また、40cm以上の高さは圧迫感が出やすく、上り下りが大変なので小上がり和室には不向きです。特にこだわりがない場合は、目ではっきり段差が視認でき、なおかつ転んだ時に咄嗟に手をつきやすい30〜35cmの小上がりをおすすめします。

天井との差を考慮する

意外と見落としがちなのが、畳から天井までの高さです。小上がり和室は段差があるぶん天井にも近くなりますが、天井が近いと狭く窮屈に感じたり、背の高い人だと頭をぶつけたりしてしまいます。

 

床から天井までの高さは2m程度確保できるのが理想で、180cm程度だと低く感じる可能性が高いです。ただし、中には低い方が落ち着くと感じる人もいるため、用途や好みも考慮しつつ、しっかり検討することをおすすめします。

仕切りの有無を考慮する

小上がり和室を設置する際は、仕切りの有無もしっかり検討しなければなりません。

 

仕切り無しの場合はプライバシーが確保できないため個室としては使えませんが、狭いLDKでも空間に圧迫感が出にくいというメリットがあります。家事をしながら子どもを見守りたい場合などは、仕切り無しが良いかもしれません。

 

一方、仕切りがあれば独立した間取りとしても活用できます。仏壇や客間・応接室のほか、寝室やリモートワークなどの臨時の個室にできるので、より幅広い使い方ができるでしょう。

 

ただし間取りによっては仕切りを閉めた時に存在感が出てしまいます。

 

仕切りを設置する場合は、メーカー既製品が使えないケースが多いため、オリジナル建具をつくることになるでしょう。たとえば2枚の引き違い戸を設置する場合は、約20万円程度の費用が必要です。

収納の有無や種類を考慮する

小上がり和室の収納のタイプは、大きく分けて以下の3種類です。
 

収納タイプ メリット デメリット
引き出し 気軽に出し入れできる 奥のスペースが使いにくい
天面開口・跳ね上げ 大きい荷物を出し入れしやすい 畳の上にものがあると開けられない

 

収納タイプにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、上手く組み合わせて設置することをおすすめします。引き出しタイプの収納は気軽に出し入れできるため、子どものおもちゃや消耗品のストックなど、よく使うものを入れると便利です。

 

引き出しの奥のほうは使い勝手が悪くなるので、季節外の衣類や寝具など、普段あまり使わないものを収納するといいでしょう。

 

手前は「引き出し」タイプを採用し、奥は「天面開口タイプ」や「跳ね上げタイプ」を採用するなど、複数の収納タイプを組み合わせると上手く活用できます。

設置位置や動線を考慮する

使用頻度の高い空間にするためには「小上がり和室をどこに配置するか」も重要なポイントになります。小上がり和室はさまざまな用途に使うことを想定しているため、LDKの一角に設けるケースが一般的です。

 

その他の個室に設置することもできなくはないのですが、ベッド代わりなど用途が限定されてしまいます。小上がり和室は多目的に使えるのが魅力なので、もったいない使い方かもしれません。

 

以下のように、目的に合わせて設置場所を工夫すると大いに活用できます。

 

小上がり和室設置の設置場所の例
  • ダイニングの位置(座卓で食事もできる)
  • キッチン前(カウンターと付けて軽食・家事をしながら子供の面倒が見れる)
  • ベランダに繋げる(庭やウッドデッキに出やすい間取り)

【リフォーム実例】小上がり和室のおしゃれな活用法4選

最後に、ユニテが実際に手掛けた小上がり和室の事例を4つ紹介していきます。紹介するのはすべて新築物件になりますが、後付けリフォーム等も対応可能です。

 

小上がり和室のおしゃれな活用法4選
  • 小上がりの畳スペースを現代風の客間として活用
  • リビングとの融合でモダンに仕上げた小上がり和室
  • 設備場所を工夫したアクセスのいい小上がり和室
  • 小上がり和室をちょっとした休憩スペースとして活用

 

また、既存のLDKをそのままにして、小上がり和室を新設するリフォームの場合は、50万円程度の費用がかかります。床を組むためのコストが必要なことと、小上がり和室を作るための材料が高騰していることが理由です。

 

詳しい内容についてはお気軽にお問い合わせください。

小上がりの畳スペースを現代風の客間として活用

広さ6畳・高さ21cmの小上がり和室です。縁なしの半畳を採用することにより、現代風のモダンな雰囲気に仕上がっています。段差が低めなので、ストレスなく楽々上り下りができるのも魅力的です。

客間として活用することを想定しているため、引き戸タイプの障子を仕切りに採用し、個室としても機能するよう工夫しています。開け放した時に空間の広がりがより実感できるよう、和室の端の柱をなくしたのがこだわりです。

 

また、リビングのソファーに座っている家族と同じ目線になる高さに設定されているため、開けっ放しにしている時は腰掛けて談話したりテレビを見たりできます。全体的にナチュラルで優しいテイストに統一しているので、リビングとの一体感も感じられるでしょう。

将来的に仏間として活用することも考慮し、押し入れの隣にスペースを設けています。

 

詳しい内容については「家事動線と収納力を考え抜いたゆとりある住まい」をご覧ください。

リビングとの融合でモダンに仕上げた小上がり和室

開放的な吹き抜けと、ヘリンボーン柄のモダンな無垢材が特徴的なリビングです。小上がり和室の広さは4.5畳・高さは30cmで、よりモダンテイストにマッチするよう作られています。
 

小上がり和室を設置した理由は、来客用の応接間として活用するためです。先程の事例に比べると、小上がりの段差はやや高めに設計されています。

 

さらに、壁をくりぬいたようなデザインを採用し、独立した部屋のような印象に仕上げました。

また、モダンテイストの強いリビングと調和させるため、間仕切りには襖ではなくシンプルな白の引き戸を採用しています。

 

さらに、和室内でもモダンなテイストを感じられるよう、インテリアのチョイスにもこだわりました。テーブルや照明に北欧風のテイストを取り入れ、リビングとの調和を意識しています。

 

詳しい内容については「ヘリンボーン無垢床のナチュラルアンティークの住まい」をご覧ください。

設備場所を工夫したアクセスのいい小上がり和室

広さ4.5畳・高さ20cmで作られた小上がり和室です。気軽に寝そべれて、多目的に使える畳スペースが欲しいというご要望により設計いたしました。

 

段差を設けることで、併設する空間からの汚れが入り込みにくく、扉で仕切ることにより別空間の個室としても使えます。

こちらの事例の大きな特徴は、玄関とLDKの両方からアクセスできる間取りです。扉を2か所設置することでどちらからも行き来ができ、多目的に使えるよう工夫しています。

 

玄関側の小さな扉から入れば飲食店の個室のような少しかしこまった印象に、リビング側の戸を開け放して使えば家族団らんのスペースとして活用できるのです。

 

詳しい内容については「小上がり和室と薪ストーブでくつろぐ家」をご覧ください。

小上がり和室をちょっとした休憩スペースとして活用

ナチュラルテイストにアンティーク感をプラスした、落ち着いた雰囲気のLDKです。写真手前側にある、広さ3畳・高さ21cmの小上がり和室は、ちょっとした休憩スペースとして活用できます。

この小上がり和室は、間仕切りを設置せずLDKと完全一体型にしています。主に家族団らん時や育児・家事スペースとして、LDK使用時に活用する目的で設計いたしました。お子様のお昼寝はもちろん、腰掛けてテレビを見るのにも丁度いい高さです。

 

詳しい内容については「カリフォルニアスタイルの収納・生活動線重視の家」をご覧ください。

小上がり和室に関するよくある質問にユニテが答えます

ここからは、小上がり和室に関するよくある質問を紹介していきます。

 

小上がり和室に関するよくある質問
  • 小上がり和室を設置して後悔していることは?
  • 小上がり和室がいらない人の特徴は?
  • 老後も使える小上がり和室にするにはどうしたらいい?
  • 小上がり和室の収納には何を入れる?
  • 狭いリビングでも小上がり和室は設置できる?

小上がり和室を設置して後悔していることは?

小上がり和室を設置した方のよくある後悔は以下の通りです。

 

小上がり和室のよくある後悔
  • 小上がり和室が狭すぎて使い勝手が悪い
  • スペースを広く取りすぎて間延びしている
  • 段差のせいで空間に圧迫感が出てしまった
  • 小上がりのインパクトが強く、ほかの内装とマッチしていない
  • デザイン重視で設置してしまい使い勝手が悪い
  • 活用していたのは最初だけで、今は物置になってしまった
  • ロボット掃除機が使えないのが手間
  • 子どもが落下しそうで心配になる
  • フラットな畳コーナーにすればよかった

 

目的を明確にしなかった、デザイン重視で設置してしまったなど、計画や見通しが甘かったために後悔しているケースが多い傾向があります。

 

本当に小上がりが必要なのか、フラットな和室とどちらが活用できそうか、しっかり検討することが大切になるでしょう。
 

小上がり和室がいらない人の特徴は?

小上がり和室がいらない人の特徴は以下の通りです。

 

小上がり和室がいらない人の特徴
  • 明確な使い方が決まっていない方
  • ロボット掃除機での掃除がメインの方
  • 狭い部屋に設置しようとしている方
  • 設置することで生活導線が悪くなってしまう方
  • 将来的に使わなくなる可能性がある方
  • 小上がりよりもフラットな和室にメリットを感じる方

 

自宅に設置すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

老後も使える小上がり和室にするにはどうしたらいい?

老後のことを考えて小上がり和室を設置するなら、段差の高さが大切になります。登るのが大変なので、段差が高すぎるのはもちろんよくありません。

 

ただし、老後はフラットな畳に座る・立つ動作が大変になるため、小上がりが腰掛けとして活用できるケースも多いです。あまり低すぎると腰掛けるのが大変になってしまうだけでなく、段差を視認できずつまずく原因にもなってしまいます。

 

一般的な高さは20~40cmですが、自分や家族の身長を考慮した上で最適な高さを見つけることが大切になるでしょう。

 

また、小上がり和室は1階就寝用のバリアフリースペースや、間仕切りを活用した介護目的のスペースにすることもできます。段差の問題が解消すれば、老後も大いに活用できるでしょう。
 

小上がり和室の収納には何を入れる?

小上がり和室の収納の活用法は以下の通りです。

 

小上がり和室の収納の活用法
  • 子どものおもちゃやベビー用品
  • オフシーズンの衣類や家電
  • 来客用の布団類
  • 生活消耗品のストック

 

小上がり和室の収納に入れるのは、小上がりやリビングでよく使うものや使用頻度の低いものなどが適しています。かさばるものを入れる際は、天面開口タイプの収納を選ぶと使い勝手がよくなるでしょう。
 

狭いリビングでも小上がり和室は設置できる?

小上がり和室は空間に圧迫感が出るため、原則狭いリビングには向きません。また、部屋のレイアウトが変えられなくなるデメリットもあり、模様替えしたくなったときや家具を変えたときなどに不具合が生じる可能性があります。
 

小上がり和室の後付けリフォームはユニテへおまかせください

小上がりの和室は、LDKの広さや活用する目的に合わせて作ることが大切です。なんとなく設置したいだけだと失敗しやすいので、仕切りや収納の有無などもあわせてしっかり検討しましょう。

 

「何が最適なのか自分だけでは判断できない」ケースや、「既存のLDKにマッチした小上がり和室が知りたい」という場合は、お気軽にユニテまでご相談ください。

 

ユニテでは自宅にいながら住宅のプロに無料で相談できる「オンラインリフォーム相談会」を実施しています。資料請求もできますので、ぜひお問い合わせください。

 

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まとめ

小上がり和室は、収納力や使い勝手、空間のメリハリといった魅力がある一方で、段差や畳の交換費用などの後悔につながりやすい面もあります。

 

フラットな和室との違いや、実際の口コミを参考にしながら、自分や家族のライフスタイルに合うかどうかを見極めることが大切です。設置前にメリット・デメリットをしっかりと比較し、長期的な使い方をイメージすることで失敗を防ぎ、満足度の高い住まいを実現しましょう。