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吹き抜けリビングの設置で後悔したくない!デメリット対策方法をご紹介

吹き抜けリビングを導入する際によくあるデメリットや対策や、施工会社との契約前に事前に行うべきことについて解説します。吹き抜けリビングを検討している方は、この記事を参考にして後悔しない施工プランを立ててみてください!

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

吹き抜けがあるリビングはおしゃれで魅力的に見える方もいるでしょう。

リノベーションを希望する多くのご家庭が注目するデザインの1つです。

一方で、吹き抜けリビングならではのデメリットも存在します。

吹き抜けリビングのデメリットを考慮せず設置してしまったことで、実際に住んでから後悔したという声は、インターネット上でも多く散見されます。

 

そこでこの記事では、吹き抜けリビングで後悔しないために知っておきたい、よくあるデメリットや対策についてご紹介します。

施工会社とのご契約前に事前にやっておきたいことについても解説していますので、吹き抜けリビングの導入を検討中の方は、この記事をもとに後悔しない施工プランを行うためにご活用ください。

【後悔したくない】吹き抜けリビングのよくあるデメリットと対策方法

吹き抜けリビングは開放感やデザイン性があるため、新しい住まいの設計や改装を考える方にとっての憧れやすい設計です。

しかし、実際に住み始めると以下のデメリットを感じ、日常生活で後悔してしまう傾向にあります。

 

【リビングに吹き抜けを設置後のよくある後悔ポイント】

  • 部屋が寒い
  • 音が響く
  • においが広がる
  • 掃除しづらい
  • 電球の交換がおっくう
  • 階段からの転落に対する不安

 

吹き抜けリビングで快適に住み続けるためには、施工前にデメリットをあらかじめ理解し、適切な対策を講じることが大切です。

本章では具体的な事例とともに、デメリットで後悔しないための対策方法をご紹介します。

部屋が寒くなる

吹き抜けリビングは意匠性も高く、開放感から多くのリノベーション希望者が注目する空間デザインです。

しかし最大のデメリットとして、リビングの寒さが取り挙げられることが多くあります。

リビングに吹き抜けを設置して後悔したという方の声を確認すると、施工会社との契約前に寒さについて深く考えず、対策を万全に行っていなかったことが原因の1つとして考えられます。

 

【後悔しないためのリビング設計ポイント】

  • シーリングファンで暖気を下に送る(リビング階段)
  • 床暖房を付けるなどの工夫(リビング階段)
  • 来客の予定はあるか
  • プライバシーへの配慮は十分か

 

引用・参照:『【失敗例に学ぶ】傾向と対策!後悔しない新築を手に入れよう

 

「吹き抜けリビングは寒い」というデメリットは、昨今の先進的な住宅建築技術や設計などにより、解消しやすくなりました。

また、寒さ対策を万全に行うための光熱費が気になる方もいるでしょう。

実は、暖房設備を工夫することで光熱費を削減しつつ室内を暖かく保つ方法があります。

弊社ユニテの施主様で、吹き抜けリビングの寒さ対策でペレットストーブを採用した事例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

冬の約4ヶ月間における電気代(暖房を丸1日稼働) 暖房効率
  • 役3〜4万円
  • 約40帖

 

音が響く

吹き抜け構造では、1階の音が2階に伝わりやすいというデメリットもあります。

特にLDKのような空間で、テレビの音や会話が2階まで響いてしまうのは避けたい方もいるでしょう。

対策として挙げられるのが、壁に防音材を張る方法や、仕切り壁間に断熱材を入れる方法です。

吹き抜け以外の部屋の音を遮断したい場合は、室内用の防音ドアや「音配慮ドア」の使用すると効果が見込めます。

また、新築の場合は寝室を吹き抜けからなるべく離して配置することで、リビングからの音を軽減できるでしょう。

においが広がる

吹き抜けリビングは開放的であるため、1階からのにおいも2階に伝わりやすくなります。特にLDKでキッチン周りに壁が少ないと、料理の香りやその他のにおいがリビングを中心に拡散しやすいのが難点です。

におい対策として、半個室キッチンの導入や、窓を開けたカウンターキッチンスタイルの採用が考えられます。

キッチンの生活感をリビングから隠せるだけでなく、調理時のにおいも上手くコントロールできます。

掃除しづらい

リビングに吹き抜けを導入すると高さがあるため、中長期的にその家に住む予定のご家族や高齢者の方にとっては、高所の掃除がデメリットとなるかもしれません。

特に照明やシーリングファンのほか、高所にある窓や梁の清掃は、通常のリビングよりも困難になりやすいのが難点です。

このような場合は、可能な限り全自動で昇降する照明器具やシーリングファンを導入したり、高所部のみ掃除代行のサービスを依頼したりするケースで対策できます。

電球の交換がおっくう

吹き抜けリビングでの照明交換の手間も、よくあるデメリットとして挙げられます。

吹き抜けリビングの高さは開放感をもたらす一方で、電球の交換といった日常のメンテナンスには課題が伴いがちです。

この場合も掃除の時と同様、電動昇降タイプの照明器具を採用すると、手の届く位置で電球の交換が容易にできるようになります。

また、LED電球は寿命が長いため、採用することで頻繁な交換の手間を減らせます。 LED電球は省エネ効果も見込めるため、光熱費や電球代の節約効果が見込めるでしょう。

どうしても自分で電球の交換ができない場合は、高所の掃除ついでに専門業者に交換作業を委託することも手段の1つです。

転落への不安

ついデザイン性や意匠性を求めてしまいやすい吹き抜けリビングですが、家庭内事故を引き起こしてしまったという後悔に悩むご家庭も一定数います。

万が一の事故により、安全対策が欠如して家族を守れなかったという後悔にさいなまれないためにも、設計段階から安全性を確保することが大切です。

吹き抜けリビングに設置している階段や2階の柵からの転落リスクは、日常の中での一瞬の不注意からも起こり得るものです。

特に階段の手すりの幅が広い場合、好奇心や探求心旺盛な子どもが遊び心で顔を出すなどにより、かえって思わぬ危険を生むことも想定できます。

自宅内の安全を確保するためには、柵の幅を狭くしたり、強化ガラスで腰壁を造るなどを検討するとよいでしょう。

吹き抜けリビングのリフォームで後悔しないためにやっておきたいこと

リフォームは大きな投資です。

吹き抜けリビングのリフォームで後悔しないためにも、事前準備は大切です。

吹き抜けリビングを設置して後悔してしまった方の声を確認すると、施工会社との本契約から着工前の段階で、以下を怠っていたことがわかります。

  • 展示場へ足を運んだりリフォーム会社のイベントに参加しなかった
  • デメリット対策費用をあらかじめ把握していなかった
  • 間取りや設計について担当者とよく話し合えなかった
  • 手の届かない場所について外注を検討しなかった

 

吹き抜けリビングのリフォームを進める前に、情報収集や準備の不足にならないよう事前に対策を立てて、後悔のないようにしましょう。

詳しくご紹介します。

展示場への訪問やリフォーム会社のイベントに参加する

リフォーム会社に見積もりを依頼する前に多くの展示場に訪問したり、イベント参加したりすることは、吹き抜けリビング設置で後悔しないための大切な一歩です。

最近では展示会だけでなく、リフォーム会社が独自の自社イベントを開催する傾向があります。

うまく活用すれば、自身の希望テーマに関する疑問や不安を解消する一助となるでしょう。 たとえば弊社ユニテでは、富山県でリフォームに関するイベントを定期的に実施しております。

見積を依頼する前の確かな情報収集と担当者への質疑応答を受け取ることで、理想の吹き抜けリビングを実現しやすくなります。

吹き抜けリビングのリフォームを考えている方は事前に、展示場への訪問や、リフォーム会社主宰のイベントに参加してみましょう。

デメリット対策に費用がかかるのかあらかじめ把握する

吹き抜けリビングにあるデメリットで後悔しないためにも、あらかじめどのくらいの費用が掛かるのかを把握することも欠かせません。

吹き抜けリビングのデメリットは、以下がありました。

 

【吹き抜けリビングのデメリット例】

  • 部屋が寒くなる
  • 音が響く
  • においが広がる
  • 掃除しづらい
  • 電球の交換がおっくう
  • 転落への不安

 

デメリットに感じやすい点や心配になる点は、人によって異なります。 自身がデメリットと感じる部分を解消するには、どのくらいの予算を確保すればよいのかを事前に把握すれば、長期的な快適さを手に入れやすくなります。

 

特に多くの方がデメリットに感じやすい「部屋が寒くなる」点は、適切な予算をかけることをおすすめします。

たとえば、寒さ対策として吹き抜けリビングにエアコンを導入する場合、実際の畳数よりも2、3ランク上の対応面積があるエアコンを選ぶ必要があります。

その際の費用は、以下を参考にしてみてください。

 

20帖用のエアコン本体 約26万円
取付費 約5万円

 

そのほか、寒さ対策として使われることの多いシーリングファン、照明器具として採用されやすい昇降型ライトの費用についても以下にご紹介しますので、費用を考える際にご参考ください。

 

  本体価格 取付費
シーリングファン本体 5万5,000円〜 約8,000円
昇降型ライト本体 6万8,000円〜 約2,500円

 

間取りや設計について担当者とよく話し合う

吹き抜けリビングで後悔しないためにも、間取りや設計についてリフォーム会社担当者との細かな打ち合わせをしましょう。

特に吹き抜けリビングのデメリットは、適切な間取りや設備投資によって、ある程度軽減できます。

例えば、適切な空間配置や材質を選ぶことによって、音を遮断できる場合があります。

また高性能の断熱材を取り入れれば、寒さも解消しやすいだけでなく、光熱費の節約にもつながります。

 

リフォーム会社に相談する際は自身の理想や懸念点を正確に伝えることで、より満足のいく吹き抜けリビングを得られるでしょう。

手の届かない場所への外注も検討する

シーリングファンや梁、高窓など掃除が難しい場所の掃除については、外注することも1つの方法です。

家はリフォームしたり建てたりしたら終わりではなく、その後の掃除やメンテナンスが欠かせません。

梁など手の届かない場所を自身で掃除するとなると、安全上の問題が生じることもあるでしょう。

そこで年に1度などのタイミングで、手の届かない場所の掃除を外部に依頼する方法が挙げられます。

外部に掃除を頼むことで、高い場所の掃除ができないというモヤモヤを解消できます。

富山県内で吹き抜けリビングのリノベーションを検討している際はユニテにお任せください

富山県で後悔のない吹き抜けリビングのリノベーションを考えている方は、一級建築士が在籍する当社ユニテにぜひご相談ください。

富山県に根付いた当社ユニテは、北陸地方特有の寒さを知り尽くしているため、特に吹き抜けリビングの「寒さ対策」に対する最適な提案が可能です。

お客様の声を引き出すべく徹底したヒアリングを行っているほか、無料の相談会やイベントも随時開催しております。

吹き抜けリビングのリノベーションで理想を叶えるために、あらゆる角度からお手伝いすることが可能です。

資料請求もできますので、まずは以下より、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

まとめ

今回は、吹き抜けリビングで後悔しないためにも知っておきたい、よくあるデメリットや対策方法についてご紹介しました。

吹き抜けリビングはおしゃれで開放感あふれる空間デザインが魅力ですが、一方で実際の利便性や日常生活で感じやすいデメリットも存在します。

デメリットに対しての対応策をあらかじめ把握しておけば、吹き抜けリビングの持つデメリットも解消が可能です。

「吹き抜けリビングはデメリットばかりで、後悔だらけ!」

「思っていたよりもデメリットだらけ!」

とならないためにも、デメリット解消のためにかかる具体的な費用感や改善方法について、リフォーム会社との本契約前に、時間をかけて相談しましょう。

 

この記事に書かれていることを参考に、デメリットを解消して後悔のない快適に過ごせる吹き抜けリビングを手に入れてくださいね!