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「マンションを購入して長く住む予定だからリノベーション工事の概要が知りたい」
「3LDKなんだけどリノベーションの費用感がわからない」
などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
3LDKは「8畳以上の広さのLDK(リビング・ダイニング・キッチン)」と「部屋が3室」です。
大人2名では広く感じやすいものの、子ども2名までの4人家族であれば余裕があるため、3LDKは4LDKに続く人気の間取りでもあります。
特に中古マンションを購入してリノベーションを検討している場合、工夫次第で工事費用を抑えられます。
しかしリノベーションは一生にやるかやらないかの工事であるため、費用感だけでなく「考えている予算で希望の工事ができるかどうか、わからない」という声もあるでしょう。
3LDKの間取りは、マンション次第で変化します。
自分の住むマンションに合ったリノベーションや、希望する工事が費用範囲内でできるのかをあらかじめ把握すれば、以下のことがわかります。
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この記事を読んで、3LDKマンションのリノベーション工事にかかる、おおよその費用を把握して、家族全員が満足のいく計画を立てましょう。
【3LDKのマンション】リノベーション2種類
4人家族まで対応OKだとされる3LDKマンションでリノベーションを検討する場合「部分リノベーション」あるいは「フルリノベーション」の工事パターンが考えられます。
それぞれの特徴や費用感・メリットやデメリットまで詳しく見てみましょう。
部分リノベーション
比較的安くリノベーション工事できるのが「部分リノベーション」です。
部分リノベーションする代表的な場所は「内装」と「水回り」です。
部分リノベーション:内装
部分リノベーションの代表、壁紙や床材といった内装交換のみの工事です。
なお内装には、ドアや収納部分も入ります。
どの内装を部分的にリノベーションするかや面積によって費用は変動しますが、3LDKの場合はおおよそ30万円~150万円が費用相場です。
部分リノベーション:水回り
浴室やキッチン・トイレなどといった水回りも部分リノベーションに選ばれます。
水回りの部分リノベーションの場合、場所ごとに費用相場が異なりますので、以下を参考にしてみてください。
・トイレ:おおよそ15万円ほど ・ユニットバス交換:おおよそ40万ほど ・キッチン:おおよそ80万ほど |
水回り関連は設備のブランドによって値段も変動するため、その旨を把握しておくと、リノベーションの計画を立てる時に役立ちます。
部分リノベーションのメリット・デメリット
部分リノベーションは部分的なグレードアップを施す工事であるため、メリットとしては工期も短期間・低費用で済む点です。
一方で、内装工事をしないと部分リノベーションを行った場所周りが、古いままになるというデメリットがあります。
たとえば「キッチンは最新なのに壁紙が古いまま」だったり「バスルームは最新設備なのに床がそのまま」だったりするなどです。 もし部分リノベーションをするのであれば、内装のリノベーションも施すことでデメリットが解消できるでしょう。
フルリノベーション
フルリノベーションは、マンションなど建物の躯体を除いた全てをイチから構成しなおす工事のことで「スケルトンリフォーム」とも呼ばれています。
フルリノベーション(スケルトンリフォーム)については、別記事『スケルトンリフォームの基礎知識!費用相場・業者依頼のコツを徹底解説します』にてより詳しくご紹介しています。
フルリノベーションのメリット・デメリット
フルリノベーションのメリットは、設備のグレードアップだけでなく、部屋の間取りも変更できる点です。
間取りの変更とは、既存のマンションの間仕切りを生活動線などに合わせて使いやすく増設・撤去することです。
大幅な間取り変更にも対応していることから、あなただけの理想の間取りが実現できるでしょう。
マンションリノベーションにおける間取り変更については『マンションリノベーションで間取りを変えたい!住みやすさのポイントとは?』も併せてご覧ください。
デメリットを挙げるとすれば、「建物の躯体から全てを新しくするため工期は長い」点と「費用相場が幅広く、予算を決めづらい」点があります。
マンションをフルリノベーションする際の費用相場は、おおよそ900万円~2000万円と幅広いです。
加えて多くのリノベーション工事を扱う工務店では「パックプラン」を用意していることが一般的です。
「パックプラン」の費用相場は1平方メートルあたり約30万円ほどであることから、フルリノベーションを検討している際は工務店が用意している「パックプラン」を活用してもいいでしょう。
またフルリノベーションのパックプランを利用した場合、追加したい設備ごとに別途費用が発生することを覚えておくと役立ちます。
予算で見る3LDKマンションのリノベーション事例:躯体
3LDKマンションにおけるリノベーション工事内容ごとの大まかな費用相場はわかったものの、予算内でどこまで希望通りにできるかどうか知りたいという方もいるでしょう。
一般的な3LDKマンションの広さは約70平方メートルです。
この項目では、一般的な3LDKマンションのリノベーション工事を当社ユニテで行う場合における予算「200万円」と「500万円」でできる工事内容について、当社の施工事例付きでご紹介します。
予算200万円の場合
3LDKのマンションを予算200万円でリノベーション工事しようとすると、以下の工事が実現可能です。
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壁紙や床材などの内装部分の貼り替えだけでなく、キッチンやトイレ・洗面化粧台の取り替え、和室の畳や襖の新調といった工事にも対応できることがわかります。
【3LDKマンション】予算200万円でできるリノベーション(当社例)
予算350万円の場合
予算350万円のリノベーションでは、主に以下の工事が実現可能です。
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予算が350万円に増えたため、ユニットバスの取り替えや水回りの床材の貼り替えだけでなく、照明器具の取り替えまで実現できることがわかります。
【3LDKマンション】予算350万円でできるリノベーション(当社例)
3LDKマンションのリノベーション費用を抑えるポイント5つ
自宅マンションのリノベーション工事を検討している人の中には「リノベーションの費用を少しでも抑えて良い工事にしたい」と考える人もいるでしょう。
3LDKマンションのリノベーション費用を抑えるためには、以下の5つのポイントを意識することをおすすめします。
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それぞれ詳しくご紹介します。
1. 素材や設備のグレードを検討する
今ある設備や素材を交換する工事がリノベーションですが、設備や素材のグレードによって費用が変動する場合があります。
素材や設備のグレードが低いからといって、全てが悪いというわけではありません。
グレードが低くても、既存の設備より機能や使い勝手がよければ立派なリノベーションです。
最新モデルよりも1・2つ前などのようなグレードが低い設備だったとしても、家族全員が満足いくものであれば優先して採用すると費用が抑えやすくなります。
2. まとめてリノベーションを依頼する
リノベーション工事をする際、一度に全てをお願いすることでバラバラに依頼するよりも費用を抑えやすいです。
部分的に複数回リノベーションをするよりも、内装も一緒にリノベーションしたほうが工務店の人を何度も自宅に招くこともなく手間もかからず、作業員の人件費もカットしやすくお財布にやさしいリノベーション工事が実現します。
特に水回りのリノベーションを検討している場合は「パック商品」にしている会社もあるほどです。
ある程度まとめてお願いするほうが、二度手間を防止するためにもおすすめだといえます。
3. こだわる箇所を決めておく
こだわりがある場合は、こだわりたい場所をあらかじめ決めると費用削減につながります。
「なるべく良いものを取り入れたい」という気持ちでリノベーションをすることは決して悪いことではありません。
しかし設備やメーカーにこだわりすぎると費用が高くなってしまい、予算オーバーになることが多くあります。
こだわりたい部分は家庭によって異なるため、どこをこだわるかについて家族でよく話し合うことが大切です。
4. 信頼できる地元工務店を探す
リノベーションを依頼する際は、信頼できる地元の工務店がおすすめです。
実は地元の工務店は穴場とされており、大手工務店のように広告費用を割けない分、同じようなリノベーション工事でも大手より費用を抑えられることがあります。
地域密着型の工務店の場合、地元の天候や住宅の状況に詳しいことも頼むべき理由の1つです。
過去の事例や施工例を見せてもらいながら、自宅付近を施工範囲とする工務店を何件かあたり、候補を見つけておきましょう。
5. ローンや補助金の活用を検討する
リノベーションの目的や種類によっては、ローンや自治体の補助金を申請し、活用できる可能性があります。
工務店によっては金融機関と提携した独自のローンを持っていたり、補助金申請の手伝いをしてくれることもあるため、気になる人は見積もり時などに相談するとよいでしょう。
マンションのリノベーション工事以外でかかる費用
マンションのリノベーション工事を検討していると、つい工事に関する費用ばかりに目が行ってしまいがちですよね。
ですが、人によっては工事以外にも以下の費用が掛かる可能性があります。
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たとえば夫と妻と3歳児のいる3人家族がリノベーション工事中に新規でマンスリーマンションを借りる場合、以下の費用が想定できます。
想定される費用 | おおよその費用相場 |
仮住まい費用 (ウィークリーマンションの場合) |
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引っ越し費用 |
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荷物の一時保管費用 |
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駐車場費用 |
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各種手数料 |
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詳しく見てみましょう。
1. 仮住まい費用
リノベーション工事にあたって一時的な転居が必要である場合は、仮住まい費用がかかるでしょう。
仮住まいだったとしても、家を賃貸する場合は初期費用や住む期間に応じた家賃・諸経費がかかります。
ただし実家に居候させてもらえる場合などは、仮住まい費用を除外しても差支えありません。
2. 引っ越し費用
荷物が多い場合や引っ越しを手伝ってくれる人がいない場合などは、必要に応じて引っ越し費用も発生します。
想定されるのは「リノベーションするマンションから仮住まい」と「仮住まいからリノベーション工事後のマンション」への引っ越しの2回分です。
もし引っ越し業者に依頼する必要があるのであれば、荷物の量などに応じてリノベーション費用とは別におおよそ20万円〜30万円ほどかかることを考慮して計画を立てましょう。
3. 荷物の一時保管費用
リノベーション工事中の自宅に置けない荷物の一時保管や、引っ越し先に持っていけない荷物などの保管でトランクルーム費用や預かりサービスなどを使用する際は、初期費用や一時保管の月額費用もかかる可能性があります。
最近では衣類や小物・本などを段ボール箱単位で預かってくれるサービスもあるため、必要に応じて一時保管する場所を検討してみてください。
4. 駐車場費用
マンションでは特に、リノベーション工事をしてくれる作業員のための駐車場費用も考慮して計画を立てなければなりません。
車の必要台数や工数・工事する部屋の立地で変化するため一概にはいえませんが、駐車場費用は都市部に行けば行くほど高額になる傾向です。
リノベーション工事する際は「作業員が何台で作業に訪問予定なのか」や「自宅付近のコインパーキングや駐車場事情」などについても、見積もりの時点で確認すると安心です。
5. 各種手数料
工務店によっては、リノベーション工事にあたっての設計費や確認手数料といった各種手数料が発生する可能性があります。
特にマンションをリノベーション工事する際は、自治体に対して「建築確認申請」という申請をしなければなりません。
「建築確認申請」の手続きは設計事務所やリノベーション会社が代理でしてくれることもあるため、設計費として組み込まれている場合もあります。
また、リノベーション工事依頼先によって手数料の比率は異なるため、複数のリノベーション業者に見積もりを依頼し、比較することが大切です。
富山県で3LDKのマンションのリノベーションをお考えの方はぜひユニテへ!
富山県で3LDKをはじめとするマンションのリノベーションをお考えの方は、ぜひ当社ユニテへご相談ください。
豊富な施工実績から部分的なリフォームからフルリノベーションまで幅広く対応しているので、お客様のご要望に適したご提案ができます。
どんな小さなことでも気になることやお悩みごとがある方はぜひご相談ください。
まとめ
今回は3LDKマンションのリノベーション費用についてご紹介しました。
- 3LDKのリノベーション2種類
- 予算別3LDKのリノベーション事例
- 3LDKマンションのリノベーション費用を抑える5つのポイント
- マンションのリノベーション工事以外でかかる費用
3LDKマンションの場合も、予算ごとに着工できるリノベーション工事が異なります。 なるべく複数個所を選んだりグレードの低い設備を導入してみたりすれば、費用を抑えての着工は可能です。
地元の工務店などを活用しながら複数社から見積もりを取り寄せ、じっくり比較検討しながら理想の住まいを手に入れられるように一緒に考えていきましょう!