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リノベーション費用を抑えるには工事内容の見直しが大切!

リノベーションは新築に建て替えるよりも安く済むと言われていますが

 ●実際の見積もりに納得がいかなかった

 ●相場が分からずなかなかリノベーションの決断ができない

 ●予算範囲内でも満足いくリノベーションをしたい

など、リノベーションでは費用面で悩むことが多いですよね。

 

実際にリノベーションをしてきた方のなかには、ただ費用を抑えることだけにこだわり満足のいく結果にならなかった、見た目ばかりに予算を使ってしまったなど、知識不足によって思うようなリノベーションにならなかった例もあります。

 

今回はなるべく費用を抑えつつ、納得のいくリノベーション方法をご紹介します!

 

リノベーション費用を抑えるには、

 ●リノベーション見積書の工事内容を理解する

 ●予算をかけたほうが良い工事を知る

以上2つのポイントを押さえると、どこの費用を削るべきかがはっきり見えてきます。

 

リノベーションの予算面で悩みを抱えている方は、費用削減の方法をぜひ参考にしてみてくださいね。

リノベーションの見積書をチェック!見積書の見方と意味について

リノベーション工事を依頼すると、業者から必ず見積書が渡されます。

見積書は工事のどこにいくらの費用が掛かっているかを明示したもので、見積書を参考にすると費用の削減案が浮かんできます。

 

まずは見積書に記載されている項目の見方と、意味を理解することから始めましょう!

見積書は業者ごとに異なるので、実際の見積もりとは異なる部分がありますが、大枠は一緒です。

 

見積書の一番上にある7項目に注目してみてください。

 ●摘要

 ●仕様・規格

 ●数量

 ●単位

 ●単価

 ●金額

 ●備考・説明

 

これら7項目をしっかり見ると、どこにどんな工事が行われ、どのくらいの費用が必要になるのかがわかります。

見積書の正しい見方を身につけて、費用削減に役立てていきましょう。

摘要

摘要(てきよう)は、工事内容をざっくり書いたものを指します。

 

例えばトイレのリノベーションを行う際、どんな部品を使ってどんな工事を行ったかはここには記載しません。

仕様・規格

「仕様・規格」は使用した部品や材料の種類や製品名を記載する部分です。

 

例えばトイレの工事なら、LIXILやTOTOなど、トイレの部品を販売しているメーカーの名前と、使用した製品名が入ります。

※フランチャイズ店などで系列メーカーの製品を使用する場合には記載しないこともあります。

 

工事の詳細が記載されているため、この「仕様・規格」を確認することで具体的に何にいくら掛かっているのかが明確となります。

そのため、リノベーション費用を抑えるために必要な「ムダ」(必要以上に高価なメーカーの建材・設備など)を発見することに繋がります。

数量 / 単位

数量・単位の部分を見ると、何か所や何平方メートルの工事を行ったのかが記載されています。

 

電気工事の箇所や壁・床材の面積などを減らせば費用を抑えることができます。

本当に記載されているだけの工事が必要なのか、実際の生活を想像しながら再検討してみてください。

単価 / 金額

単価と金額は費用削減、見積もり比較には欠かせない部分です。

見積書を受け取った後は、まず一番金額が大きい箇所をチェックしましょう。

 

費用を抑えるには、大きい金額の工事から減らしていくと、納得できる金額まで比較的簡単に減らすことができます。

例えば内装工事で自分の好きな間取りに変更したいと考えた場合、間取り変更はかなり大きな金額になりがちです。そこで間取り変更を3か所行う予定を、1か所の変更に減らします。そうすると、規模や手間がかかる工事が減り、リノベーション費用もぐっと安く抑えられるのです。

 

大きな金額の工事は手間暇がかかる、大きな工事なので、まずは金額の大きな工事の見直しを行ってみてください。

備考・説明

備考・説明欄には、特殊なオーダーを行ったり、工事をした際に記載されます。この部分は見ただけでは工事の内容が把握できないことが多いので、担当者にしっかり質問するのがおすすめです。

 

場合によっては、特殊なオーダーや材質がリノベーション費用を圧迫しています。壁紙や床材、外壁塗装、電気工事の特殊加工やオプション工事を行った際に記載されることが多いので、欠かさずチェックしてください。

リノベーション費用を抑えるには工事内容ごとに費用を考え直すのがおすすめ!

続いてリノベーション工事の内容ごとに費用を抑える方法をご紹介します。

リノベーションの費用を抑えたい場合は、内容ごとに分けて、必要・不必要を分類するのが大切。

 

今回は以下の内容についてご説明します。

 ●仮設工事

 ●木工事

 ●基礎工事

 ●外装工事

 ●内装工事

 ●解体工事

 ●電気工事

 ●配管設備工事

 ●住宅設備機器

 ●断熱工事

 ●外構工事

 ●現場諸経費

ちなみに工事の内容によっては、削れる部分とそうでない部分があります。

 

▼リノベーション工事内容と費用削減の可否

工事名

工事の内容

削減可能か
(〇・×)

仮設工事

工事のはじめの設置~撤去までの準備

木工事

主に木材を使用した工事

基礎工事

住宅の土台となる土地や枠組みの工事

×

外装工事

外壁の塗装やタイル張り・防水加工などを行う

 

内装工事

内装に関する全ての工事

解体工事

既存部分の撤去~処分を行う工事

電気工事

電気配線やコンセント、照明増設など

配管設備工事

上下水道を道路から引き込んだり、引き込んだ水道を部屋ごとに分ける工事

 

住宅設備機器

トイレ・キッチン・換気扇・洗面所・浴室などの設備の工事

 

断熱工事

壁や床の断熱工事

 

×

外構工事

家の外で行う、玄関や庭に関する工事

現場諸経費

管理費や設計費、その他事務費用

×

 

削減可能な工事は、しっかりと何にどのくらいの費用が掛かっているのかを確認し、徹底的に無駄を省くことがリノベーション費用を抑えるためには必須です!

仮設工事

仮設工事は工事のために、現場で必要な準備を行う工事です。

 

費用を抑えるには工事の規模や期間を短くすること。工事の期間が伸びれば、作業員のための仮設トイレや資材置き場が必要になったり、規模も大きくなればなるほど、よりしっかりした準備が必要になったりするからです。

 

期間と規模の縮小を意識して、予算を見直すのがおすすめです。

木工事

木工事(もくこうじ)は、木材を使用した工事全般を指し、主に床の枠組みや梁・柱の工事を指します。

 

木工事は既存の枠組みや柱をそのまま再利用することで、費用が抑えられます。中古住宅をリノベーションは全てを新しく必要がなく、特に普段は見えない部分については、使えるものは再び利用すると、非常に大きな額が削減できるのです。

 

注意しておきたいのが、劣化して耐久性がなくなったものは再利用できない点。家の寿命はおよそ20年~30年と言われているので、築年数が経っている中古住宅は耐久性をしっかり補修する必要があります。

基礎工事

基礎工事は住宅の土台だけでなく、家が建っている土地を整える工事も含まれます。中古住宅の場合、地盤沈下で微妙な傾きが発生している場合もあり、その際は基礎工事が必要になります。

 

基礎工事は費用を削減できません。基礎に不都合が生じると、家そのものの耐久性も著しく低下してしまうからです。

 

基礎工事は家の耐久性そのものに直結するので、劣化した部分しっかり直しておきましょう。

外装工事

外装工事では、外壁の塗装を行います。

 

外装は見た目を整えるだけでなく、防水性のある素材や加工を施して、塗装の強度をより強める役割もあります。

 

最低限に収めれば外装工事の費用も安くできますが、外壁は雨風に晒される分、劣化が進みやすくなっています。本当に費用を削ってよいのか、十分な検討を行ってください。

内装工事

内装工事は個人のこだわりを一番反映しやすく、オーダー次第で全く違った構造に生まれ変わらせることもできます。そのため費用を抑えやすい工事でもあるのです。

 

内装工事の費用を抑えるためには

 ●間取りは変更しない

 ●床板は貼り替えでなく上張り

 ●使用する建材のグレードを必要最低限にする

以上3つのポイントを意識してみてください。

 

特に間取り変更は壁を取り壊すため、大掛かりな工事になり、費用がかなりかさみます。生活の動線を考え、間取りを検討しなおすのがおすすめです。

解体工事

解体工事には、既にある部分の解体作業から取り壊した廃材の処分までの、一連の流れにかかる費用が含まれます。

 

解体工事は工事の規模を小さくすれば、十分に費用を抑えられます。例えば、先ほども紹介した間取り変更には、壁の解体とその壁の廃材処分が必須。

 

間取りの変更を無くすだけで、内装工事と解体工事を同時に減らせるのです。

電気工事

電気工事では、配線の設置やコンセントの新設、照明器具などの設置を行います。既存のコンセントを再利用すれば費用が抑えられますが、生活の質に直結するので、しっかり検討を重ねるのが大切。

 

コンセントは後から増設すると、さらに費用が掛かってしまうので、常に使う家電の数や、一次的に使う電化製品の数を把握し、必要な分をしっかり設置するのがおすすめです。

住宅設備機器

住宅設備機器は、トイレやキッチン、洗面台、浴室のシャワーやユニットバスなどを設置する工事です。照明器具の設置が電気工事ではなく、住宅設備機器の工事に含まれる場合もあります。

 

住宅設備機器工事の費用を抑えるには、部品の交換時に、できるだけ安い部品を使うこと。メーカー内でも部品ごとにグレードがあり、必要最低限の部品と比較するとかなり費用に差が出ます。

 

またオーダーメイド品ではなく既存部品の利用によっても、費用が抑えられます。意外と費用が抑えやすい工事なので、ここで費用を削減すると、必要な箇所にしっかり予算を回せます。

断熱工事

断熱工事は、床や壁、場合によっては天井にも断熱材を敷き詰め、外気の侵入を防ぎつつ室内の空気を外に逃がしにくくします。

 

こちらはできるだけ費用を削らず、しっかりした工事を行うのがおすすめ。断熱工事を怠ると、室温を保てず、結果的に電気代が高くなってしまうのです。

 

断熱材にもさまざまな種類がありますが、予算を十分に回して良い製品を利用するのがおすすめです。

外構工事

外構工事では、玄関周りだけでなく塀やカーポート、庭などの整備を行います。ここも内装工事と同様、こだわりが反映しやすい工事です。そのため工事を最低限にとどめれば、費用も安く抑えられます。

 

カーポートや目隠し用の塀など、生活に関わる部分には費用をかけ、それ以外の見た目重視の工事は控えめにするのがおすすめです。

現場諸経費

現場諸経費の内容は、主に人件費や事務用品の購入費など、現場にはかかせない費用が記載されています。印象が薄い部分ですが、この諸経費がないと工事が行えないので、費用のカットはできません。

予算をかけたほうが良いリノベーション4か所を大公開!

リノベーションを成功させるには、事前の情報収集が重要。特にリノベーションの経験談をもとに、工事の計画を立てると満足いくリノベーションが行えます。

 

ここでは予算をかけるべきリノベーション箇所をご紹介します。リノベーションの予算を考えるときは、次の4か所にはしっかり予算をかけるのがおすすめです。

 ●断熱性・耐震性

 ●耐久性重視の外壁

 ●LDK

 ●ライフスタイルを考えた動線

工事箇所

予算をかけた方が良い理由

断熱性・耐震性

断熱性があると快適な暮らしが実現できるうえ、耐震性の強化によって補修工事までのスパンが長くなる。

耐久性のある外壁

外壁は家の中で最も劣化しやすく、およそ10年で補修が必要。
あらかじめ耐久性を高めた外壁工事を行うとメンテナンス周期が長くなる。

LDK

自分の家族に適した家にするために必須。

家事動線

長い期間住むことを考え、暮らしやすい家を実現させるのが好ましい。

断熱性・耐震性

断熱性と耐震性は、家の寿命に関する部分なので、しっかりお金をかけておきたい部分です。断熱や耐震の技術は日々進歩しているので、いくら新しい中古住宅でも、強度に大きな差が出ます。

 

デザインや見た目の装飾を工事を少し減らし、耐久性を高める工事にはしっかりお金をかけるのがおすすめです。

長持ちする耐久性の強い外壁

おろそかにしがちですが、案外しっかり予算をかけたいのが外壁工事。外壁は時間が経つと、ひびが入ったり、剥がれが発生したりして、再度補修工事を行う必要があります。

 

リノベーション時に外壁を耐久性のあるものに変えておくと、補修工事までの期間が延び、結果的に費用面もプラスに繋がるのです。見た目も新築同様に生まれ変わるので、満足度が得られやすい部分でもあります。

LDK

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は、必ず毎日使う、家の重点。中古住宅は以前住んでいた家族に合わせて作られているため、自分たちには合わないと感じる場合があります。

 

そのため家族構成や使用頻度、時間帯を考えて、しっかり見直すのが大切。少し高くなってしまいますが、間取りを変更すると、暮らしやすい快適な家を実現できます。

ライフスタイルを考えた家事動線

家事動線は忙しい毎日をどれだけ効率よく過ごせるかに繋がる、大切な部分。そのため実際に住む家族に合わせた家事動線を作っておくと、より満足度の高いリノベーションに繋がるのです。

 

例えば人数が多い家族の場合、衣類の量が増えて洗濯する回数も自然と多くなります。狭い洗面所だと洗濯機を使うだけでもストレスを感じてしまいますが、洗濯機を設置したり、家事をしやすくするための十分なスペースを確保すると、家事のストレスが軽減できることも。

 

これまでの生活を思い出し、効率的な家事動線を実現するのがおすすめです。

人気のリノベーション例をご紹介!

最後に、実際に中古住宅をリノベーションした方が「非常に満足」と感じた工事内容や工事個所をご紹介します。

 

リノベーションの具体像がなかなか掴めない方は、ぜひこれらの体験談を参考にしてみてください。

 

工事内容・箇所

工事の詳細

おすすめ度

おすすめな理由

断熱性を確保する

断熱材を床・壁・天井に敷き詰める

★★★

夏も冬も過ごしやすく快適!

間取りや収納に
アイデアを取り入れる

収納性や間取りを工夫する

★★☆

自分の家だけの特別な機能で、快適な暮らしが実現できる

水まわり
(トイレ・浴室・洗面所)

メーカーや製品の質にこだわりをもつ
オーダーメイド品も◎

★★☆

質の良い製品を取り入れると、生活の質が向上する

デザインや素材を
とことん重視

設計書に自分のアイデアや注文を積極的に加える

★☆☆

リノベーションの醍醐味!新築のようにオーダーメイドで、自分好みの家が安く購入できる

まとめ

リノベーション費用を抑えるには、次の順番で予算の見直しを行うのがおすすめです。

 1.大規模な工事の見直し(間取り変更など)

 2.デザインやオーダーメイド品の使用

 3.再利用できる箇所がないか

 

工事に必要な人数と工期が、費用に直結します。できるだけ短く簡単にできるように見直すと、満足いく費用に抑えられます。

 

ただし耐久性や機能性、暮らしやすさにつながる部分は、費用のカットがおすすめできません。今後数十年その家に住むことを考え、お気に入りの家になるようなリノベーションを行いましょう。