「リビングをリノベーションしたいけど、どんな方法がおすすめ?」より快適なリビングにするためのリノベーション方法が知りたいですよね。この記事ではリビングのリノベーション方法や注意点、流れについて紹介するためぜひ参考にしてみてください。
目次
株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「リビングをリノベーションしたいけど、どんな方法がおすすめなのかな?」
「リビングをリノベーションするときの注意点はあるかな?事前に知っておいて対策したい。」
より快適なリビングにするためのリノベーション方法が知りたいですよね。
結論から言うと、よくあるリビングのリノベーションは以下の5つです。
- クロスの張り替え
- フローリングの張り替え
- 部屋を広くするために間取りを変える
- 暖かいリビングにする
- 開放感ある吹き抜けのリビングにする
この記事ではリビングのリノベーション方法や注意点、流れについて紹介します。
リビングのリノベーションをお考えの人はぜひ参考にしてください。
リノベーションとは?リフォームとの違い
家の改築でよくあるのがリノベーションとリフォームですが、以下から違いを解説します。
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リノベーションとは
リノベーションは、古くなった家や部屋を今の生活に合うように作り直すことです。新しい設備を入れたり、間取りを変えたりし、より快適に生活できるようにします。
リノベーションがおすすめの人は以下に当てはまる人です。
- 部屋の間取りを大きく変えたい人
- 家全体のデザインや使い方を見直したい人
- 長く住むために家を根本的に見直したい人
リフォームとの違い
リフォームは古くなった部分を直して、元の状態に戻すことです。元の形を活かして、新しくきれいにすることが目的です。
以下のようなケースではリフォームが選ばれることがあります。
- 壁のひび割れの修理
- 古いキッチンやお風呂を取り換える
リフォームは「修理」、リノベーションは「再設計」と覚えるとわかりやすいでしょう。
リノベーションとリフォームの違いは「リフォームとリノベーションの違いとは?費用相場やメリット・デメリットを比較」で解説しているため、参考にしてみてください。
リビングをリノベーションするメリット
リビングをリノベーションするメリットは以下になります。
- 間取りの変更ができる
- 部屋の雰囲気を変えることができる
- 建て替えよりも費用が安い
以下から詳しく紹介します。
間取りの変更ができる
リノベーションでは家の間取りを変えることができます。
リビングを広くしたり、クローゼットなどの収納スペースを増やすことができます。そのため、ライフスタイルに合わせて住みやすい間取りに変えることができるでしょう。
間取りを自分好みにカスタマイズできる点がリノベーションの大きな魅力といえます。
部屋の雰囲気を変えることができる
内装やインテリアのデザインをリノベーションすることで、部屋のデザインを変えることができます。
壁紙や床材、照明の選び方でモダン、ナチュラル、ヴィンテージなど、自分の好みの空間にできるでしょう。
家のデザインを変更し、心機一転したい人にもリノベーションはおすすめです。
おしゃれなリビングを検討している人は「おしゃれなリビングへリノベーション!事例や失敗しない秘訣をご紹介」で解説しているので、参考にしてください。
建て替えよりも費用が安い
リノベーションは、建て替えに比べてコストが抑えられることが大きなメリットです。
建物を活かしながら内部のみ新しくするため、家を建て直すよりもコストが低く済みます。
しかし、建物がかなり劣化している場合はリノベーションが対象ではありません。建物に問題がないかをまず確認し、リノベーションを考えましょう。
よくあるリビングのリノベーション5選と費用
よくあるリビングリノベーションの5つの要望は以下です。
- クロスの張り替えをしたい
- フローリングの張り替えをしたい
- 部屋を広くしたい
- 暖かいリビングにしたい
- 吹き抜けのリビングにしたい
以下から方法や流れを詳しく紹介します。
①クロスの張り替えをしたい
クロス(壁紙)の張り替えは、リビングの雰囲気を簡単に変えることができるため人気です。
クロスの変更は以下のものがおすすめです。
- 部屋の雰囲気を変えるために明るい色のクロスにする
- 汚れやニオイがつきにくい機能性が高いクロスにする
デザインや、より快適なリビングにしたい人はクロスの張り替えをおすすめします。
クロスの張り替えは以下のような流れで行います。
- 準備作業:作業する部屋の家具を移動する、養生シートを貼り、コンセントカバーを外す
- 既存のクロスを外す:下地を傷つけないよう、ゆっくりと古いクロスを剥がす
- 下地処理:壁の下地を整える
- 新しいクロスの貼り付け、仕上げ:ゆっくり貼り付け、不要な部分があればカットする
クロスの張り替えは家の状態や材料費によって大きく差がありますが、8畳リビングで約10万円程で工事ができます。
②フローリングの張り替えをしたい
フローリングの張り替えも人気のリノベーションです。
床は家の中でも劣化しやすい箇所なので、10~20年に1度はリノベーションが必要です。床のリノベーションのおすすめ方法は以下です。
- 床の色を変えることで部屋のイメージを変える
- 木の温かみを感じられるウッドのフローリングに変える
また、床暖房対応のフローリングを使えば、冬も暖かく過ごすことができるでしょう。
フローリングの張り替え工事の流れは以下です。
- 現状の確認:フローリングの状態を確認する。ひび割れやへこみがある場合は事前に修正する
- フローリングを撤去:古いフローリングを丁寧にはがす
- 下地の確認:下地の状況を確認し、でこぼこ部分があれば平らに修正
- 新しいフローリングの施行:正確な位置で固定する
- キックプレートの取り付け:壁とフローリングの間にプレートを設置
フローリングの張り替え費用は、素材や面積によって大きく異なりますが20畳でおおよそ20万~40万程。日にちは通常2~3日で完成することが多いです。
③部屋を広くしたい
リノベーションでは間取りを変えることができるため、リビングを広くすることができます。
リノベーションでリビングを広くするためのポイントは以下です。
- 壁を取り除き隣の部屋と繋げる
- 不要な壁を取り除き視界を広くする
- 廊下をリビングにすることで部屋を広くする
リビングを広くすることで、家族が集まりやすくなり、よりリラックスできる空間が作れます。
リビングを広くするリノベーションは以下のような流れで行います。
- ヒアリング:リノベーションの希望を聴取し、プランを提案し契約
- 施行:解体工事から行い必要な補強や工事を行う
- 引き渡し:最終確認を行い工事終了
費用に関しては工事の内容や規模によって大きく異なります。リビングリノベーションでの期間はおおよそ3~7日が多いでしょう。
狭いリビングを広くしたい人は「狭いリビングを広く見せたい!原因や空間を広く見せる工夫を解説」で紹介しているため、参考にしてください。
部屋の仕切りを取り除く工事は5~10日と工事期間が長くなる傾向にあります。
④暖かいリビングにしたい
リビングを暖かくするためのリノベーションも人気です。築年数が古い家は断熱材が少なく、冬に冷えやすい傾向にあるため検討する人が多いです。
リビングを暖かくするためのおすすめリノベーションは以下です。
- 壁や床などの断熱剤を取り入れる
- 窓を二重窓にすることで熱の逃げ道を防ぐ
また、床暖房など床材のリノベーションを同時に行うことでより暖かいリビングを実現することができるでしょう。
費用や期間はリノベーションの方法によって大きく異なるため、まずは業者に相談してみることをおすすめします。
⑤吹き抜けのリビングにしたい
開放感のあるリビングにするには吹き抜けがおすすめです。吹き抜けのリビングは、天井が高く広がりが感じられる空間であり人気があります。
2階を使用しなくなったご家庭が開放感を得るために、吹き抜けにリノベーションした事例もあります。
ただし、吹き抜けは暖房効率が下がることや、声や生活音が響きやすいデメリットも。
天井にファンをつけて空気の循環を促したり、プライバシーの保護について話し合う必要があるでしょう。
吹き抜けのリビングにする流れは以下になります。
- 現地調査:建物の状況や必要な工事を確認し見積書を作る
- 工事開始:解体工事から初め、耐震性や断熱工事も行う
- 内装仕上げ:壁や照明の取り付けを行う
- 完成点検:最後に点検を行い、問題がなければ引き渡しする
吹き抜けリノベーションは建物の構造や面積にもよりますが、一般的な家庭のものでは100~150万が相場でしょう。
吹き抜けのリビングは「吹き抜けリビングの設置で後悔したくない!デメリット対策方法をご紹介」で解説しているため、参考にしてください
リビングをリノベーションするときの注意点
リビングをリノベーションするときは以下のポイントに注意しましょう。
- マンションのリノベーションは近所に配慮が必要
- 場合によっては仮住まいが必要
- 要望が多いとコストオーバーしがち
以下から詳しく紹介します。
マンションのリノベーションは近所に配慮が必要
マンションでのリノベーションでは、工事の音や振動が響きやすいため近所の人への配慮が重要です。
近所の人に配慮するためのポイントは以下になります。
- 工事の日程を近所の人に伝える
- マンションの管理者にも周知してもらう
- 工事の時間帯を考慮する
リノベーション後も近所の人と気持ちよく生活できるよう工事前に相談を行いましょう。
場合によっては仮住まいが必要
リノベーションの内容によっては、工事期間中に仮住まいを検討する必要があるかもしれません。
特に以下のようなリノベーションでは借り住まいが必要になるパターンが多いです。
- 全面的なリフォーム:家全体の構造を変えるなど大掛かりなもの
- 水回りのリフォーム:キッチンやお風呂は長期間使用できなくなる可能性あり
- 安全性が確保できない工事:アスベスト処理など健康へのリスクが高い工事
- 騒音・振動の激しい工事:騒音はストレスになりかねないため仮住まいを検討
リノベーションをする前に工事期間や生活空間など業者と相談し、必要であればホテルなどの仮住まいを検討しておきましょう。
要望が多いとコストオーバーしがち
リノベーションの要望が多くなると、予算を超えてしまうことがあります。予算をしっかりと設定し、優先順位をつけることが大切です。
コストを抑えるために専門家と相談しながら計画を進めると、コスト内で満足のいくリノベーションができるでしょう。
リビングのリノベーションはユニテへお任せ!
富山県でリビングのリノベーションでお悩みの方ははぜひユニテへご相談ください。
当社では年間1,000件のリノベーションのご依頼を頂いており、住まいづくりの経験が豊富です。
ユニテでは女性アドバイザーも在籍しており、お客様の些細な要望もしっかりと汲み取り理想のリビングを作成することも可能です。
カタログプレゼントやモデルハウス見学も可能であるため、お気軽にご相談くださいませ。
リビングリノベーションのまとめ
リビングリノベーションのまとめは以下です。
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リビングをリノベーションすることにより、より快適な空間で過ごすことができます。
しかし、リノベーションでは近所への配慮や仮住まいが必要になるなどの注意点もあるため、業者としっかりとした打ち合わせを行い検討しましょう。