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【施工事例5選】中古マンションを購入しておしゃれにリノベーションする3つのコツ

中古マンションをリノベーションしたいけど分からない、失敗したくないという想いをお持ちではないでしょうか?私たち株式会社ユニテが30年の間様々な経験から、中古マンションをおしゃれにリノベーションするコツや鉄則などをまとめてみました。

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

「中古マンションを購入して、おしゃれにリノベーションしたい!」とお考えの方の中には、以下の疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

「中古マンションのおしゃれなリノベーションを叶えるコツは?」
「具体的にはどんな条件の中古マンションを選べばいいの?」
「他の人の中古マンションリノベーションを参考にしたい!」

 

この記事では、さまざまなリノベーションを得意とするわたしたちユニテが、中古マンションのおしゃれなリノベーションを叶えるコツについて解説していきます。

 

実際の施工事例におけるビフォーアフターや費用相場、失敗しないための注意点についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

【実例】ユニテが提案するおしゃれなマンションリノベーション

まずは、わたしたちユニテが施工を担当した、マンションリノベーション実例を5つご紹介していきます。

 

おしゃれなマンションリノベーション実例5選
  1. 白×ナチュラルなおしゃれマンションにフルリノベ
  2. 中古マンションのおしゃれなフルリノベーション
  3. 広いLDKがおしゃれなマンションフルリノベ
  4. 和モダンなマンションフルリノベーション
  5. 住みやすさを重視したシンプルなリノベーション

 

ビフォーアフターの画像やおおまかな施工費用、マンションの築年数や部屋タイプも合わせてご紹介しますので、ぜひ資料としてお役立てください。

白×ナチュラルなおしゃれマンションにフルリノベ

費用680万円でおこなったマンションフルリノベーション事例です。間取り変更なしのリノベーションで、白や明るい色を基調とした、すっきりとした印象のお部屋にいたしました。

 

以下は、施工前と施工後の間取り図を比較したものです。

施工前

施工後

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和室だった場所は、洋風の広々とした寝室にリノベーションしています。すりガラス風のパーテーションを設置することで、シーンに合わせて間取りを変更できるよう工夫いたしました。開け放つことで広々としたLDKになります。

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浴室扉は開き戸から折り戸にして、スペースを広く使えるように工夫いたしました。一部淡いブルー系の壁を採用し、清潔感のある雰囲気を演出しています。手すりや浴室乾燥用の竿なども造作して、安全性や使い勝手にもこだわりました。

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中古マンションのおしゃれなフルリノベーション

こちらは、施主様が中古で購入されたマンションを費用740万円でフルリノベーションした事例です。レトロな印象だったお部屋を清潔感溢れる空間へとリノベーションいたしました。建具はすべて白で統一することで、より広く見えるよう工夫しています。

 

以下は、施工前と施工後の間取り図を比較したものです。

施工前

施工後

二間続きの和室の間仕切りを撤去して、広々としたLDKへとリノベーションいたしました。また、既存のリビングだった場所に寝室を増設し、壁付けキッチンを対面キッチンへと変更しています。

 

図面左側の水回りは、全体的に広く使えるように床面積を拡大。広々とした洋間を縮小し、家族がそれぞれ自分の部屋を持てるように6帖前後の設計にしています。

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「家具をなるべく置かないシンプルな暮らし」というご要望にお応えし、リビングに壁面収納を造作しています。和室との間仕切りを撤去し、広々としたLDKへとリノベーションいたしました。

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レトロな雰囲気のキッチンは、家族団らんを楽しめる対面キッチンに。可動式の収納棚も造作し、使い勝手にもこだわりました。

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After

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After

水回りは全体的に床面積を拡張し、余裕を持って使える快適な広さにリノベーションしております。

 

詳しい施工内容については、以下をご覧ください。
収納スペースが充実したシンプルな住まい

広いLDKがおしゃれなマンションフルリノベ

費用495万円でおこなった、マンションフルリノベーション事例です。洋間にはあまり手を加えず、よく使う箇所を優先的に施工いたしました。

 

以下は、施工前と施工後の間取り図を比較したものです。

施工前

施工後

二間続きの和室を既存のLDKとつなげて、広々とした空間に。閉鎖的な空間だった台所は、対面式キッチンに変更し、一体感を演出しています。

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After

Before

After

和モダンなマンションフルリノベーション

築40年のマンションを1階フルリノベ、2階・3階は内装工事した事例です。特殊なマンションで、一部外壁の張り替え工事もおこないました。

 

施工費用 約1,750万円
築年数 40年
部屋タイプ 5LDK

 

「1階で過ごすことが多いため、1階を充実させたい」というご要望にお応えし、和室2部屋を19帖の広々としたLDKへとご提案。水回りにランドリールームを加え、生活導線・家事動線も1階で完結するよう工夫いたしました。

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After

施主様のご要望にお応えし、和室で使用していたランマを窓上に再利用いたしました。天井や床材、建具には落ち着いたダークトーンを採用し、涼しげな雰囲気のある和モダンなお部屋に仕上がっています。

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After

以前は洗面脱衣所・浴室にキッチンが隣接する間取りでしたが、キッチンだった場所をランドリールームへと変更し、家事動線の効率化を図りました。

 

詳しい施工内容については、以下をご覧ください。
既存ランマを生かした和モダンなマンションリノベ

住みやすさを重視したシンプルなリノベーション

築29年のマンションをリノベーションした事例です。

 

施工費用 約500万円
築年数 29年
部屋タイプ 3LDK

 

また、主な施工範囲は以下の通りです。

 

  • キッチン
  • 収納部屋
  • 和室
  • 廊下
  • UB
  • 脱衣室

 

シンプルで使い勝手の良い快適な住まいにこだわり、広範囲の施工をお任せいただきました。

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和室を洋室へとリノベーションし、間仕切りにはすりガラス風の戸を採用。建具の段差もなくしてフラットにしています。

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After

収納部屋には収納棚とハンガーパイプを設置いたしました。広々としたウォークインクローゼットのような、使い勝手の良い空間へとリノベーションしています。

Before

After

中古マンションをおしゃれにリノベーションするコツは3つ!

中古マンションのおしゃれなリノベーションを叶えるには、以下の3つのコツが重要です。

 

中古マンションをおしゃれにリノベーションする3つのコツ
  1. 物件探しのコツ
  2. 業者選びと依頼時のコツ
  3. デザイン面のコツ

 

マンションのリノベーションをおこなうまえに、まず「絶対に譲れない条件」を決めておくことが大切です。「1LDKの間取りにしたい」「家事動線を楽にしたい」など、最も実現したい内容を確立しておきましょう。

 

マンションによっては、希望の構造にリノベーションできなかったり、実際の生活のイメージができなかったりする可能性があります。そのため、まずは自分の住んでいるマンションや、これから探すマンションがリノベーションに適しているかどうか確認することが大切です。

 

また、予算内で理想通りのリノベーションを実現するためには、業者選びも重要なポイントになります。施工業者の金額や得意分野はそれぞれ異なるため、自分の目的に合ったところを選ぶことを意識しましょう。

 

さらに、リノベーションをおしゃれな雰囲気にするコツも知っておけると、計画時に意識して取り入れることができます。それぞれ詳しく解説していきますので、せひ知っておいてください。

【物件】リノベーションに適した中古マンションを選ぶコツ

まずは、リノベーションに適したマンションかどうか見極めるコツからみていきましょう。

 

リノベーションに適した中古マンションを選ぶ7つのコツ
  1. 構造部分に問題がないか確認する
  2. マンションの管理規約を理解する
  3. 耐震強度をチェックする
  4. 水回りの移動は配管の位置に注意する
  5. プロの立ち会いのもと内見を行う
  6. 住宅ローン控除の対象であるかを確認する
  7. リノベーション費用を事前に把握した上で物件を選ぶ

 

まずは現在住んでいるマンションや、購入を検討しているマンションの現状確認をおこないましょう。先述した通り、すべてのマンションでリノベーションができるというわけではありません

 

また、リノベーション前提で中古マンションを探す場合は、通常のマンション探しと同様、住みたい部屋の要望を洗い出す必要もあるでしょう。

 

詳しい物件選びのコツについては、以下の記事でも解説しています。
【後悔しない】中古マンションのリノベーション実現のコツ!費用相場や物件選びのポイントを解説

1.構造部分に問題がないか確認する

中古マンションの構造に何かしらの問題がないかを確認することは、最も重要なポイントです。

 

マンションの構造には、主に以下の2種類があります。

 

ラーメン構造 壁式構造

建物を柱で支える構造
間取りを自由に変更できる
室内に柱が出る(動線の妨げになる可能性)

建物を壁で支える構造
間取りに制限がある
空間を広く使える

 

構造によっては、やりたいリノベーション内容ができない可能性もあるため、事前にしっかり把握しておきましょう。また、状態をチェックしておくべきマンションの構造としては、具体的に以下の建築パーツが挙げられます。

 

マンション構造における建設パーツ
  • マンションの基礎
  • 屋根など

 

建物は築年数が経過するにつれて、建材に劣化が発生し、場合によってはリノベーションができないほどの劣化に発展することがあるため、注意しましょう。

 

また、リノベーション前提で中古マンションを購入する際は、過去にどのような修繕履歴があったかがわかる資料や過去の管理状況のチェックもおこなうと安心です。

2.マンションの管理規約を理解する

マンションのリノベーションを検討しているなら、必ず事前にマンションの管理規約を確認しておきましょう。管理規約には、遮音等級や共用部分のリノベーションができない旨など、さまざまなルールが定められています。

 

特に、共用部分は他の入居者と一緒に利用する観点から、自分の好きなようにリノベーションが出来ないことが一般的です。内容は管理会社や管理組合によって異なりますが、躯体や共用部分はさわれないことが多くあります。

 

そのため、内覧時にはマンションの管理規約が閲覧できるかどうかも尋ねておけると安心です。マンションの規約をチェックしてリノベーションの可否を判断することもあるため、内覧と同時に管理規約を準備してもらうよう不動産会社に依頼しましょう。

 

既に住んでいるマンションの場合も、今一度管理規約を確認しておいてください。

3.耐震強度をチェックする

これから中古マンションを購入する際は、物件の耐震強度をしっかりチェックしておきましょう。特に、築年数が古い物件は耐震性が不十分である可能性が高いため、震度6度以上の地震が来ると倒壊の恐れがあります。

 

新耐震基準 旧耐震基準
震度6~7度にも耐えうる強度
1981年6月以降に着工された物件
震度5度レベルの強度
1981年5月31日までに着工された物件

 

基本的には、新耐震基準で建てられている築40年未満のマンションを選ぶといいでしょう。築年数が古いマンションは、以下のポイントに着目して選ぶと安全性が確保できます。

 

築年数が古いマンション選びのコツ
  • 耐震改修や耐震補強をおこなった経歴があるか
  • インスペクションに合格しているか

4.水回りの移動は配管の位置に注意する

家事動線を重視したい場合は、水回りの配管位置に注意する必要があります。キッチンやトイレ、浴室などの水回り設備は、配管の種類によっては移動できないケースもあるためです。

 

これから中古マンションを購入するなら、配管についても事前にヒアリングしておきましょう。上下水道やガス管を通すためのパイプスペースが確保できるかどうかもあわせて確認しておいてください。

5.プロの立ち会いのもと内見をおこなう

リノベーション前提で中古マンションを購入する際は、施工経験が豊富なプロに内覧の同行を依頼することを強くおすすめします。

 

リノベーションができるマンションかどうかは、建物を内覧しただけではわかりません。リノベーションは建物の内部構造と強く関係しています。中古マンションを購入する場合、後からリノベーションができない構造であると発覚することが多々あります

 

さらに、マンションを紹介してくれる不動産会社は一般的に建物の内部構造に知見があるとは言い切れません。そのため、リノベーション会社の担当者など建築物の構造に詳しいプロと一緒に内覧するようにしましょう。

6.住宅ローン控除の対象であるかを確認する

確定申告時に住宅ローンの控除の対象になる物件かどうかも、しっかり確認しておくことをおすすめします。

 

マンションなどの中古物件を購入する場合、条件次第では控除対象外となり、節税対策が出来ないこともあるためです。 特に中古マンションの場合は、国税庁が定める以下のいずれかをクリアすることが前提ですので、この機会にチェックしておきましょう。

 

  • マンションなどの耐火建築物(※)の場合には、建築された日から取得の日までの期間が25年以下であること。
  • 一定の耐震基準を満たしていること。

※建物の主たる部分の構成材料が、石造、れんが造、コンクリートブロック造、鉄骨造(軽量鉄骨造は含みません。)、鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造のもの

引用元:国税庁ホームページ「No.1214 中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)

 

また、住宅ローン控除などの税制制度は新型コロナウイルスの影響や税制改正など、世間の動きによって情報が細かく変わりやすいという点も考慮しなければなりません。

 

中古マンションの購入を検討している際は、国税庁のサイトで確認または最寄りの税務署に問い合わせ、自身の購入予定物件が住宅ローン控除条件に当てはまるかどうかをチェックしましょう。

 

もし、ひとりで税務署に問い合わせることに心配がある場合は、リフォーム会社に相談することも手段のひとつです。

7.リノベーション費用を事前に把握した上で物件を選ぶ

リノベーション前提で中古マンションを購入する際は、施工費用をある程度見積もってから物件を探すという方法をおすすめします。

 

リノベーションを検討する際は、つい工費だけに目がいってしまいやすいものです。しかし、中古マンションのリノベーションにおいては、以下の費用が最低限必要になります。

 

中古マンションのリノベーションにおける費用
  • 物件価格
  • リノベ費用

 

中古マンションのリノベーションをおこなう際は、物件の価格とリノベーション費用の総額を加味して予算を組むことが大切です。人によっては、リノベーション中に住む仮住まいの費用や、引っ越しにかかわる費用も検討しなければならないでしょう。

 

また、安易に設備のグレードダウンをおこなうのもおすすめしません。「お金がそんなにかかるなら、費用を抑えよう」と思ってコストダウンしても、住んでいるうちに不満や後悔が残ってしまうパターンも多いため、よく検討してください。

 

リノベーション費用を決める際は、納得のいく妥協ポイントも考慮しつつ検討することが大切になるでしょう。

【デザイン】中古マンションをおしゃれにリノベーションするコツ

リノベーションを前提として中古マンションを購入する場合、やはり理想通りのおしゃれな住宅が良いと考える方もいますよね。ここからは、おしゃれさを演出するデザイン・レイアウトのコツをご紹介していきます。

 

中古マンションリノベーションにおけるデザイン面のコツ
  1. 事前に理想の形を明確にしておく
  2. 空間を意識してリノベーションする
  3. 住まい全体のテイストを統一する
  4. 床材の素材やサイズ感にこだわる
  5. アクセントウォールでおしゃれな空間に

 

後悔のないリノベーションになるように、デザイン面でのコツをしっかり把握しましょう。

1.事前に理想の形を明確にしておく

各種SNSを通して事前に完成イメージを明確にしておくと、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズになります。

 

事前に理想の形を明確にしておくべき理由
  • 話し合いの中で微妙にニュアンスが違ってしまうのを防ぐ
  • 明確な画像で示したほうが施工会社も理解しやすい
  • 使った材料や設備が記載されている

 

口頭では伝わりづらい細かなニュアンスも、SNSに掲載されたイメージ写真があることにより共通認識を持ちやすくなります。特にInstagramやPinterestは、イメージ画像となる写真やリノベーション関連の言葉でタグつけされているので、参考画像におすすめです。

 

SNSに掲載されている施工事例では、どのような素材を使ってリノベーションしたかなどの設備や素材情報が掲載されていることもあります。SNSに掲載されている情報を施工会社に共有することによって、具体的な素材を提案しやすくなるので、ぜひ活用してみてください。

 

また、SNSに限らず、リノベーション会社の実例写真も参考になります。デザインの優先順位を決める意味でも、依頼前にイメージを固めておくことが大切です。

 

わたしたちユニテが施工を担当した、おしゃれなLDKの事例はこちらでご紹介しています。
おしゃれなリビングへリノベーション!事例や失敗しない秘訣をご紹介

2.空間を意識してリノベーションする

マンションの構造は変えられるものではありませんが、リノベーションをおこなうことで理想の間取りに近付けることは可能です。限られた空間であっても、広く見せるような工夫をすれば開放感のある住まいを実現できるでしょう。

 

間取り変更が可能であれば、不要な壁を取り除くことで物理的にも広くなります。また、取り除けない柱や壁なども、色や素材に工夫をしたり、収納などに活用したりして楽しんでみるのもおすすめです。

3.住まい全体のテイストを統一する

家具やインテリアと内装の雰囲気を統一することは、おしゃれな空間づくりの基本です。異なる雰囲気を持つアイテムがバラバラに配置されていると、どこかちぐはぐで野暮ったい印象になってしまいます。

 

以下のようにテーマを決め、それに沿った雰囲気で統一するのがおすすめです。

 

住まいのおすすめテイスト例
  • 北欧・ナチュラルテイスト
  • 和モダンテイスト
  • アイアン・インダストリアルテイスト
  • アジアンテイスト

 

 以下の記事ではマンションのリノベーション事例をご紹介していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
マンションリノベーション費用の相場は坪あたり25万円!抑える秘訣もご紹介

4.床材の素材やサイズにこだわる

空間の印象をガラッと変えたい場合は、床材の素材やサイズ感などにこだわってみるのがおすすめです。床や天井・壁などは、空間の中で広い面積を占めているため、変化が顕著に出やすい特徴があります。

 

予算に余裕があれば、こだわりの無垢材を使ってみたり、大理石のおしゃれな床にしてみたりするのもいいでしょう。限られた予算内でおこなう場合は、一部分だけデザインを変更してみるだけでも洗練された印象に変化します。

 

何を選べばいいか迷う場合は、インテリアコーディネーター・カラーコーディネーターが在籍する施工会社に依頼するのがおすすめです。雰囲気やニーズを伝えれば、理想の住まいにピッタリな素材やデザインを提案してもらえるでしょう。

5.アクセントウォールでおしゃれな空間に

先述した通り、壁もパッと目に入ってきやすい部分です。おしゃれな壁紙を使うことによって、限られた予算の中でもガラッと印象を変化させられます。

 

アクセントカラーとしておすすめなのは、以下の通りです。

 

壁紙などにおすすめのアクセントカラー
  • ネイビー(重厚感・奥行き・清潔感)
  • ダークグリーン(重厚感・奥行き・落ち着き)
  • ベージュ・グレー(シンプルなこなれ感)
  • イエロー・水色(北欧インテリアと好相性)

 

また、遊び心のある「アクセントウォール」を利用するのもおすすめです。壁紙の一部分だけに変化を加えるため、少ないコストで空間におしゃれなアクセントが作れます。

 

輸入壁紙なら、大きく鮮やかな柄や個性的な柄が多い傾向があるので、存在感が欲しい人は検討してみるといいでしょう。

【依頼先】リノベーション会社選びに失敗しないためのコツ

最後に、中古マンションのリノベーションを依頼する業者選びの注意点を3つ紹介します。

 

リノベーション会社選びに失敗しないためのコツ
  1. 目的別に会社選びをする
  2. 実例をチェックする
  3. 相見積もりで見極める

 

譲れないポイントや理想のイメージが固まったら、金額面だけでなく、そのイメージを実現してくれそうな業者かどうかもあわせて見極めることが大切です。

1.目的別に会社選びをする

施工業者を選ぶ際は、「自分がリノベーション会社に期待することは何か」をしっかり考えることが大切です。ここでは、リノベーション会社の種類とおすすめの施工業者をご紹介しますので、ぜひ業者選びの判断材料にしてみてください。

 

リノベーション会社の種類

 

リノベーション会社には、大きく以下の3つの種類があります。

 

種類 巨大企業のリノベサービス リノベーション専門の会社(地域密着型) リノベーション済物件の販売会社
メリット 対応エリアが広い
アフターサービスの充実
デザインや間取りなど細かい対応が可能

現物確認がすぐできる
契約後すぐ住める

デメリット

費用が割高
デザインは画一的

対応エリアが限定的
ブランドが弱い
間取りやデザインが画一的
あとから不満が出やすい

 

おしゃれな空間やデザインにこだわりたいという人は、デザイナーが在籍しているリノベーション会社がおすすめです。また、既にリノベーション済の物件を販売している企業もあるので、気に入ったものがあれば検討してみるのもいいでしょう。

 

中古マンション探しから依頼するなら「ワンストップ型」

 

物件探しから手伝って欲しいという方には、「ワンストップ型」のサービスを提供しているリノベーション会社がおすすめです。

 

ワンストップ型のリノベーション会社ができること
  • 物件探しのサポート
  • 資金計画・ローンの相談
  • リノベーション設計・プランニング
  • 施工・工事管理
  • 引き渡し後のアフターフォロー

 

上記のサービス範囲は施工会社によって異なりますので、詳しい内容は直接問い合わせてみることをおすすめします。

2.実例をチェックする

リノベーション会社を選ぶ際は、その会社の実例もしっかりチェックしておきましょう。リノベーション会社によって得意分野は異なるため、その会社が手掛けてきたリノベーションについて知っておくと失敗しにくくなります

 

打ちっぱなしの内装が得意な会社や、ナチュラルなテイストが得意な会社など、複数の実例を見比べることで見えてくる情報があるはずです。さらに、おしゃれな実例が多い会社なら、空間をよりよくするためのアドバイスや提案がもらえる可能性もあります。

3.相見積もりで見極める

契約先を間違えないためには、複数社から見積もりを取る「相見積もり」も活用するべきでしょう。実例をチェックしてある程度目星をつけたら、見積もりをもらって金額や内容を比較検討してください。

 

可能であれば、10社ほどチェックして2〜3社まで絞りこみ、その2〜3社から相見積もりを取る方法がおすすめです。電話口や対面時などの対応についてもあわせてチェックし、信頼できるリノベーション会社を選びましょう。

 

さらに、リノベーション工事をおこなう際は、契約前の見積りをそのままにするのではなく、実際に契約を結ぶ際に「同じ料金で施工してくれるのかどうか」も確認しておいてください。思わぬ予算オーバーやトラブルを防止しやすくなります。 

中古マンションのリノベーション費用相場

ここからは、中古マンションをフルリノベーションする場合の費用相場を、以下の3つの観点からご紹介していきます。

 

中古マンションをフルリノベーションする費用相場
  1. 中古マンション購入費用の相場感
  2. 中古マンションのフルリノベーションにかかる費用
  3. 中古マンションの部分リノベーションにかかる費用

中古マンション購入費用の相場感

中古マンションを購入してリノベーションする際は、まず購入費用がかかります。以下は、マンションの築年数における価格相場の推移です。

 

築年数 価格相場 坪単価
0~5年 7,077万円 112.55万円
6~10年 6,655万円 100.54万円
11~20年 5,506~5,932万円 78.15~86.99万円
21~30年 3,344~4,887万円 51.48~69.23万円
31年以上 2,260~2,303万円 39.94万円~

参照:レインズ「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023)

中古マンションのフルリノベーションにかかる費用

購入した中古マンションや、既存のマンションをフルリノベーションする場合は、以下の費用が必要です。以下は、3LDKのマンションのフルリノベーションを想定しています。

 

施工内容 費用相場
内装のフルリノベーション
(スケルトン工事)
600~1,500万円
内装のフルリノベーション
(内装全体・設備交換・間取り変更)
300~700万円
内装全体と設備交換のみ 200~450万円
内装全体 80~150万円

 

また、以下は平米数ごとのフルリノベーション費用の目安です。

 

平米数 フルリノベーションの費用目安
40㎡ 800万円程度
50㎡ 900万円程度
60㎡ 1,100万円程度
70㎡ 1,200万円程度

 

物件をスケルトン状態にしてから間取り変更する場合は、単身向けの広さだと800〜1,000万円程度の費用が必要になるでしょう。予算を組む際の目安としてお考えください。

中古マンションの部分リノベーションにかかる費用

マンションの部分リノベーション(リフォーム)の相場は以下の通りです。

 

施工内容 費用
トイレ取り換え 20~50万円
キッチン取替 50~150万円
浴室リフォーム 50~150万円
洗面所リフォーム 15~50万円
床の張替え 10~18万円
壁紙の貼り替え 3万円~
天井補修 3万~7万円
照明器具の付け替え 5,000円~
ドアの付け替え 6万円~

 

リノベーションにおいては、後から変更しづらい設備面から優先的に予算を割くことが重要です。壁紙などの内装と比較すると、設備関連は簡単に変更できません。

 

リフォーム計画を立てる際に、自身あるいはご家族の中で設備面にこだわりがある場合は、予算の振り分けがスムーズにおこなえるはずです。

 

また上記の表をみると、全体のリノベーション費用の中でも設備系の費用の割合が多いことがわかります。施工箇所ごとの費用相場が把握できれば、ある程度の予測も立てやすくなるでしょう。

中古マンションのリノベーションをお考えの方はぜひユニテへ!

富山県周辺で中古マンションのリノベーションをお考えの方は、ぜひユニテへご相談ください。さまざまな要望に可能な限りお応えし、予算を加味した最適なご提案をさせていただきます。

 

どんな小さなことでも、気になることやお悩みのことがある方は、ぜひご相談ください!
 【お問合わせはこちら

まとめ

理想の住まいに近付けるためには、軸がブレないことが重要になります。そのため、施工前にある程度完成イメージを描いておくことが大切です。

 

当初思い描いていた費用を大幅に超えてしまうこともよくあるので、「何にどこまでこだわるか」を事前に決めることが重要になります。万が一予算オーバーになった際も、予算を割くべき場所をあらかじめ決めておくことで、後悔のない中古マンションリノベーションが実現できるでしょう。

 

この記事を参考に、自身の理想とするおしゃれな中古マンションのリノベーションイメージを固めて、理想の部屋を手に入れてください。