1. トップ
  2. コラム
  3. 費用2000万でできる家の建て替え!ローコストで理想に近い家を実現させるためのコツ
費用2000万でできる家の建て替え!ローコストで理想に近い家を実現させるためのコツ

建て替え工事では、費用によって完成度に大きな差が出ます。そこで今回は、費用2000万円で行う家の建て替えについてご紹介。2000万円の費用内訳・上手く費用を抑えるコツ・家の完成度など、費用に沿った建て替え工事の詳細をお伝えします。

「2000万円で家は建て替えできるの?」

「2000万円の予算だとどれくらい要望を叶えられるの?」

「2000万円の予算に抑えるコツは?」

 

こんなことをお考えではないでしょうか?

 

結論から言いますと、2000万円の費用で家の建て替えは可能です!

ただし、2000万円で解体~新築までを行うので、「オーダーメイド」や「機能性」「デザイン」に制限がかかる可能性があります。

 

2000万円で家を建て替えるなら、どの部分に予算をかけたいかを事前にしっかり決めておくのが大切です。

これは注文住宅のこだわりにはキリがなく、こだわりを詰め込みすぎて大幅に予算をオーバーするという、失敗例がよくあるからです。

 

そんな状況にならないためにも、本記事では以下についてまとめています。

  • 費用2000万円で家の建て替えができるか
  • 費用2000万円で家を建て替える際の費用内訳
  • 建て替え費用を2000万円に抑えるコツ
  • 費用2000万円で考えるリノベーションと建て替え

 

この記事を読めば、2000万円の予算で理想の家に建て替える一歩が踏み出せますよ!

費用2000万円で家の建て替えはできる!

結論から言うと、家の建て替えは費用2000万円でも可能です。

ただしオーダーメイドの箇所または家の面積を狭めたり、庭や玄関を最低限の工事にしたりなどの制限がかかるため、理想通りの建て替えはできません。

 

さらに建築費用は工期と床の総面積によっても左右されます。家の建て替え費用の目安金額については、以下を参考にしてください。

【家の構造別の建て替え費用相場】

構造の種類 坪あたりの費用相場
木造 50〜60万円程度
鉄骨造 90〜95万円程度
鉄筋コンクリート造 95〜100万円程度

 

また、家を建て替える際には、新築費用だけでなく「解体費」や「廃材の処分費」、そのほか書類申請分の諸費用がかかります。

そのため、諸経費がかかることも計算しておかないと、思うように予算が組めなくなってしまうため、十分注意しましょう。

費用2000万円でリノベーションした例5選

実際に費用2000万円でリノベーションを行うと、まるで新築のように家を生まれ変わらせることができます。これは細かい部分から大きな部分まで、全てリノベーションでできるから。

 

ここからは、実際に費用2000万円以内で行ったリノベーションの実例をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

例① 20年先でも安心して暮らせる家

もともと5室あった和室を使い勝手よく生まれ変わらせた例です。

キッチンと面した和室はフローリングに変更して、広々としたLDKに。また、リビングの隣にある和室は、半畳たたみで今らしく改造しました。引き戸を閉めれば個室としても使えるのがポイントです。

基本的に、リビング・和室・寝室が一直線になるように作られており、高齢のご両親への気遣いが反映されています。キッチン、トイレ、洗面所は収納性や機能性を重視し、使いやすさを重視。

外壁工事にもたっぷり費用をかけており、サビに強く、耐用年数が30年の「ガルバリウム鋼板」を重ね張りにしています。

予算内でしっかり「住みやすさ」を反映させた一例です。

 

費用 1900万円
築年数 35年
間取り(施工前) 8DK
間取り(施工後) 5LDK

例② こだわりの詰まったヴィンテージな雰囲気のある家

ヴィンテージ感と異国の雰囲気が魅力的な、内装にこだわったリノベーション例です。

内装にとことんこだわっており、ダークブラウンの床材や木を使用した造作洗面台など、家全体がブルックリンスタイルに染まっています。

すりガラスを使用したドアは、部屋のアクセントになり、馴染みが良いのがポイント。

デザイン性にこだわったリノベーション例です。

 

費用

1860万円

築年数 30年以上
施行面積 102m²
間取り(施工前) 6DK
間取り(施工後) 4LDK
構造 コンクリートパネル造

例③ カフェのようなおしゃれなキッチンがある家

開放感のあるリビングと、カフェのようなキッチンが特徴のリノベーション例です。

キッチンの照明はペンダントライトを使用しており、それがカフェのような雰囲気を演出。天井、床、設備を木目調で統一しているため植物との相性のよさもポイントです。

玄関の腰板や、和室はリノベーション前のものを活かし、費用を抑えながら新旧の良さをそれぞれ取り入れたリノベーション例です。

 

費用

1990万円

築年数 55年
施行面積 167m²
間取り(施工前) 8DK
間取り(施工後) 4LDK(5LDK)

例④ 開放感のある自然光溢れる家

リビング、キッチン、和室、いたるところに大きな窓を設け、開放感のある明るい空間を実現したリノベーション例です。

 

動線や使い勝手の良さにも配慮し、部屋の配置や収納力にもこだわりました。費用2000万円以内ですが、広々とした空間と落ち着きのある内装にこだわった例です。

費用

1990万円

築年数 60年

例⑤ 家族団らんにこだわったリビングがある家

リビングやキッチンなど、家族で集まる部屋に予算をかけたリノベーション例です。

リノベーションでは内装工事だけでなく、床暖房や断熱など機能性を追加する工事もできるので、レベルの高いこだわりも反映できるのが特徴。

構造的に無理のない範囲なら、間取りを大きく変更することもできます。内部の機能性にこだわりを持ちたい方にも、リノベーションはおすすめの工事方法なのです。

費用

2020万円

 

費用2000万円で家を建て替える際の費用内訳

では費用2000万円で家を建て替えるとしたら、どこにどんな費用が発生しているのでしょうか?

 

費用の内訳が分かれば、より予算が組みやすくなります。

まずは、新築工事にどれだけの費用がかけられるかをしっかり把握しましょう。

 

まずは内訳の全項目をご紹介します。

 

項目

費用

内容

解体費用

木造:4~6万円

鉄骨:6~7万円
(1坪あたり)

既存の家を解体するための費用

設計・建築費用

60万円/坪

家の設計と建築を行う

オーダーメイドや特注品など、こだわりを持つとさらに高額になる

登記費用

5万円

建物滅失登記

建物表題登記

所有権保存登記

抵当権設定登記

測量費用

30万円

土地の境界線を再調査する

(境界が曖昧な場合のみ)

地盤調査・改良費用

調査:4~30万円

改良:3万円/坪

土地の地盤を調査し、

家が建てられる基準を満たすか確認する

廃材処分費用

5,000円~2万円/坪

解体で発生した廃材を処分する

各種税金

不動産取得税

登録免許税

印紙税など

 

次にそれぞれの費用を手順に沿って説明していきましょう。 

 

①解体費用

解体工事は建て替えの契約を結んだあと、まず第一に取り掛かる工事です。

解体費用は木造建築と鉄筋構造で異なりますが、一坪あたり~7万円程度の費用が必要になります。

 

おおよその工事が相場通りにおこなわれますが、建物の構造が複雑だったり、玄関や庭の工事が増えたりすると解体工事の費用も高くなる傾向です。

さらに、周辺環境によっても左右されます。狭い住宅街などで重機が搬入できない場合は、手作業で解体をおこなわなければならず、そのぶんコストがかかってしまうのです。

②測量・地盤調査費用

地盤調査は必ずおこなう必要がある調査です。測量は敷地の境界線がはっきりしない場合にのみおこなわれます。

費用は地盤調査が4~30万円、測量が30万円程度です。

地盤調査の結果次第では、地盤の改良費用が1坪あたり3万円必要になります。

 

これは建物を建てられるだけの強度があるかを確かめるための作業です。

土地の地質によっては住んでいるうちに少しずつ傾いていることもあるため、

過去に問題なしだったとしても、同じように問題なしという結果が出るとは限りません。

③建物滅失登記費用

「建物滅失登記」は、建物を取り壊した時に必要な登記のことを指します。

建物滅失登記にかかる費用は4~5万円ほどです。

申請のタイミングは解体工事の完了後で、ほとんどは土地家屋調査士に相談しておこないます。そのため4~5万円というのは、土地家屋調査士に依頼するための費用含まれている金額です。

④設計・建築工事費用

設計・建築工事は床の総面積と工期で費用が変わります。

費用相場は一坪あたり60万円。見積もりを取った際に、この坪あたりの単価を基準に比較すると、より比べやすくなります。

 

解体費や各種手続きに必要な費用は削れない、あるいは削りにくいので、予算の調整が必要な場合は建築費用の削減をおこないます。

⑤建物表題登記・所有権保存登記費用

建物表題登記は「新築住宅の面積・家屋番号・住所・種類」を登録するもの、

所有権保存登録は「その物件が誰の持ち物なのか」を明確にするための登記です。

建物表題登記は8万円ほど、所有権保存登記は2~4万円の費用が発生します。

この金額は、土地家屋調査士と司法書士などの専門家に依頼した場合の費用なので、

自分で対応できるのであればかなり費用を削減できるでしょう。

 

ただし、建物滅失登記と同じように必要な書類が複雑なので、自分で申請するのはあまりおすすめできません。

⑤引っ越し・仮住まい費用

家の建て替え工事中は住む場所が無くなってしまうため、ほとんどのケースで仮住まいが必要になります。

数日間であれば宿泊施設などを利用してもかまいませんが、建て直しになるとおおよそ4〜6ヵ月の期間が必要です。さらに、荷物を置いておくスペースの確保も必要になるため、借り住まいを用意することになります。

仮住まいに引っ越す際は、引っ越し先の賃貸料や引っ越し費用をなるべく抑えるよう努めましょう。特に、引っ越しの多い繁忙期だと割高になる可能性があるため、時期の検討も重要なポイントです。

家の建て替え費用を2000万円に抑えるコツ6選

家の建て替え費用を抑えるコツは以下の通りです。

  1. 建材や設備のコツ
  2. 間取りのコツ
  3. 工事のコツ
  4. 時期のコツ
  5. 依頼時のコツ
  6. 準備のコツ

 

業者に相談する際に費用を抑える手段を知っていれば、よりスムーズに建て替え工事が完了します。また、これらで費用を抑えた分、こだわりたい部分に費用をまわすのもよいでしょう。

 

それぞれの内容を詳しくご紹介します。

1. 建材や設備のコツ

費用を安く抑える方法としておすすめなのが、既製品を利用することです。

工事や住宅に合わせて部品や建材をオーダーすると、その分費用が増えてしまいます。

オーダーメイドは理想通りの家を実現させる魅力的な手段ですが、既製品を上手く加工したり組み合わせたりすれば、既製品でも理想に近いものを作り上げられるでしょう。

また、安い建築材料を使う方法もあります。建築材料の値段は幅広く、機能性を追求すれば費用もどんどん膨らんでいくため、材料費をある程度削減すると効果的です。

家の機能に関わるため、雨や直射日光にさらされる外壁や耐震構造・耐熱性など、機能面には予算をかけるべきでしょう。

しかし、内装はデザイン的な要素が大きいため、コストカットするなら安価な壁材や床材を使用するのがおすすめです。メリハリのある選択をしましょう。

2. 間取りのコツ

家の工事費用を抑えるためには、複雑な間取りを減らすのも有効な対策方法です。

壁の総面積が少なくなれば、結果的に資材や工期が削減できるます。

例えば部屋Aと部屋Bの間に、出っ張りのある小部屋を作ろうとすると、その出っ張り部分だけ追加で工事が必要になるのです。

複雑な間取りは避け、必要であればカーテンやパーテーションで簡易的に仕切るなどして、コストカットできるような工夫を施しましょう。

また、先を見越した部屋を無駄に作らないことも大切です。

ある程度の見通しは必要ですが、客間や2世帯用の間取りなど、確実性のない部屋は極力減らすよう心掛けてください。

3. 工事のコツ

工事は1階部分、2階部分と分けずに短期間で一気に仕上げましょう。

建築工事は家の総面積のほか、人件費によっても費用が大きく増減します。

そのため工事は解体から新築まで一気に行ったほうが、費用が安く済むのです。

 

さらに、床の総面積を少なくし、部屋を広く見せる工夫を施すと費用が上手くカットできます。

工事費は床の総面積をもとに計算されるため、床の面積が少なくなれば、壁や天井に必要な資材や工事が少なくなるのです。

広い家を建てたい気持ちをグッと抑え、本当に必要かをじっくり考えて相談してみてください。

工事の仕方によっては、狭い部屋でも十分広く見せる工事方法もあるので、併せて確認するのがおすすめです。

4. 時期のコツ

建て替え時期を閑散期にずらすことで、費用を削減できる可能性もあります。

閑散期は業者も人手にゆとりがあり、積極的に工事を受けたいと考えているところも多いため、場合によっては値引きに応じてくれるかもしれません。

確実に対応してもらえるというわけではありませんが、見積もり時に交渉してみる価値はあるでしょう。

5. 依頼時のコツ

建て替え工事をおこなう業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取り、しっかり比較検討することをおすすめします。

同じ依頼内容でも、依頼する施工業者によって金額は変動するものです。業者の中には、広告費や営業費にコストをかけているぶん施工金額がかさましされているところもあります。

さらに、施工を下請けに依頼することにより、中間マージンが発生しているところもあるのです。工事費用の違いを明確にするためにも、最低でも2~3社に相見積もりを取るよう心掛けてください。

6. 準備のコツ

事前にしっかり準備しておくことで、コストを削減できるケースも存在します。1つ目は「付帯工事費用」を削減する方法です。

付帯工事費用とは、建物の取り壊し以外にかかるコストのことを指します。ウッドデッキや庭木などを撤去するための費用などです。事前に自分で撤去しておけば付帯工事費用が削減できるので、可能な範囲で対応しておくといいでしょう。

 

また、不要な家財道具を予め処分しておく方法もあります。解体工事の際にあわせて家財道具の処分をした場合は割高になってしまうため、横着せず自分で対応するべきでしょう。

解体時には瓦礫などの産業廃棄物が出るので、一緒に回収してもらえると勘違いする人も多いのですが、家財道具は一般廃棄物になるため処分方法が異なります。原則、解体業者は一般廃棄物の処分をおこなっていないため、自分で処分するようにしてください。

自分で処分できない場合は、不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。

費用2000万円ならリノベーションの方がお得な場合も!

ここまで費用2000万円で行う、家の建て替えについてご紹介しましたが、場合によってはフルリノベーションや部分的なリノベーションの方が安く済む可能性があります。

 

リノベーションには

  • 費用を大幅に削減できる
  • こだわりたい部分にはとことんこだわれる
  • 解体費用や建築費用が抑えられる
  • 登記や税金が削減できる

などのメリットがあります。

 

リノベーションと建て替え、それぞれのメリットとデメリットをご紹介するので、それぞれ比較してみてください。

建て替えのメリット・デメリット

建て替えのメリット

建て替えのデメリット

  • 最新の耐久性を取り入れられる
  • 住宅ローンが組みやすい
  • 自由度が高い
  • 予算を絞ると制限が増える
  • 費用2000万円では安全な注文住宅の建て替えは不可
  • 登記の手間と費用がかかる

建て替えの一番のメリットは、とにかく自由度が高いこと。

間取りや配管を気にする必要がないので、設計にとことんこだわれるのがポイントです。

 

ただしこだわりすぎると、前半で紹介した通り2000万円の予算には収まりません。

自由度は高いですが、費用面を考えるとその自由度も制限されてしまうのがデメリットです。

 

しかし新築工事はローンの商品数が多く、資金を用意しやすいというメリットがあります。

内容は時期によって異なりますが、環境に配慮した新築なら政府から補助金が貰えます。

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーションのメリット

リノベーションのデメリット

  • 建て替えよりも費用が抑えられる
  • 施工範囲によっては住み続けられる
  • 部分的な住宅の改修ができる
  • 大きな間取り変更ができない
  • 大規模な間取り変更は費用が高くなる(水回りの設備の移動など)

 

基本的にはリノベーションで出来ない工事はありません。耐久性や断熱性はリノベーションでも、最新の設備に交換できます。

実際に築年数100年以上の古民家をリノベーションしたという例もありました。

ただし、無理な間取りの変更はできません。

例えば梁や柱の数を減らしたり、壁を極端に少なくする工事は耐久性を損なうため、実現できないのです。

間取りの大幅な変更を検討している人は、一度施工業者や建築会社に相談し、建て替えとリノベーションのどちらが適しているかヒアリングしてみることをおすすめします。

建て替えとリノベーションの見極めポイント4つ

ここからは、「建て替え工事とリノベーションのどちらが適しているのか」を見極めるための判断基準について解説していきます。

どちらが適しているのか判断するのは、主に以下の4つのポイントです。

【建て替えとリノベーションの見極めポイント4つ】

  1. 費用面
  2. 築年数
  3. 耐震性や地盤改良の必要性
  4. 今後も住み続けるかどうか

一つひとつ解説していきますので、ぜひ自身の判断に役立ててみてください。

費用面

建て替えとリノベーションの判断基準として、まず費用の差が挙げられます。建て替えの場合は、建物の解体に加え、基礎工事も必要になるため、費用が高額になる傾向です。

一方、リノベーションは部分的におこなえばコストが抑えられますが、フルリノベーションの場合だと割高になることもあります。

一般的な費用の目安は以下の通りです。

【建て替え費用相場とリノベーション費用相場の比較】

建て替え工事 リノベーション(フルリノベーション含む)
1,000〜4,000万円程度 300〜4,000万円程度

 

リノベーション費用と建て替え費用を算出した際に、リノベーション費用が建て替え費用の7割を超えるようであれば、建て替えのほうが適していることになるでしょう。

築年数

家の築年数がどのくらい経過しているかも、判断基準のうちの1つです。

【築年数によるおすすめ施工方法】

築年数40年以上 築年数30年程度
建て替え工事 リノベーション

 

築年数が40年以上経過しているケースでは、耐震性が不十分である可能性があるため、リノベーションだと高額になる傾向があります。

他にもメンテナンスが必要な箇所が多くなってくる時期なので、思い切って建て替えをしてしまったほうが、長期的にはお得です。

耐久性や地盤改良の必要性

先述した通り、築40年以上の住宅は建築基準法が改正される以前の「旧耐震基準」で建てられた家である可能性が高いです。現在の耐震基準を満たしていない場合は、建て替えで建物の基礎部分を見直す必要があるでしょう。

また、地盤改良の必要性があるケースでも、基本的には建て替えがおすすめです。リノベーションは建物の基礎部分を残して工事する特徴があるため、放置してしまうと地盤沈下に繋がってしまうかもしれません。

今後も住み続けるかどうか

今後も長く住み続ける、あるいは子どもや孫に住み継いでもらう可能性があるかどうかも、重要な見極めポイントです。

工事後に30年以上住む場合は、建て替えをおこなっておいたほうがメンテナンスの手間や費用が少なくなるでしょう。

10〜20年程度である場合なら、リノベーションやリフォームなどの部分的な改修工事でコストカットしたほうが安くなります。

【2,000万円】住宅ローンを無理なく返済するには

予算2,000万円以内で家を建て替えたいと考えている人の中には、住宅ローンを検討している人も多いでしょう。最後に、住宅ローンを無理なく返済するためのコツについて解説していきます。

【住宅ローンを無理なく借りるために知っておくべきこと】

  • 2,000万円の住宅ローンを借りる場合の目安
  • 2,000万円の住宅ローンを完済するコツ

2,000万円の住宅ローンを借りる場合の目安

2,000万円の住宅ローンを以下の条件で借りた場合でシミュレーションしてみましょう。

【2,000万円の住宅ローンの返済例】

  • 年収400万円
  • 借入期間35年
  • 変動金利0.525%
  • 固定金利1,300%

上記の条件の場合は、月々の返済額は以下のようになります。

変動金利 固定金利
52,138円 59,296円

 

上記の内容なら、月収に対しての月々の返済が無理なくおこなえるでしょう。つまり、2,000万円の住宅ローンを組む場合に必要な年収の目安は、400万円以上ということになります。自身の計算をする際の目安にしてみてください。

2,000万円の住宅ローンを完済するコツ

2,000万円の住宅ローンを無理なく完済するには、以下に留意することがポイントになります。

【2,000万円の住宅ローンを完済するコツ】

また、住宅ローン借り入れが無理のない範囲かどうかは、返済比率でチェックできます。返済比率が25%以内に収まっているなら、問題なく返済できるでしょう。

  • 頭金をなるべく増やす
  • 金利が低い金融機関と契約する
  • 長期ローンを組み、繰り上げ返済する
  • 住宅ローン減税などを活用する

35%までは審査基準を満たすことはできても、手取りに対する支払い比率が大きくなってしまうため、生活に負担がかかってしまうかもしれません。住宅ローンを借りる際は、余裕を持って返済できるかどうかしっかり検討しておくことが大切です。

富山県のリノベーションならユニテにご相談ください!

もし富山県内で家の建て替えをお考えの方がいれば、ぜひユニテにご相談ください!

リノベーションと建て替え、どちらが向いているかは住宅の状況やご要望によって異なります。

 

ユニテでは「お客様のお声に耳を傾けること」をモットーに、工事を行っています。

家の工事は一生の中でも特に大きなお買い物。住みやすさとこだわりを折り重ねて、とっておきの家を完成させられるように努めます。

 

ぜひお気軽にご相談ください!

 

まとめ:費用2000万円で家を建て替えるなら費用をうまく削減しよう!

費用2000万円で家を建て替えるには、

  • オーダーメイドの部分を減らす
  • 内装の建材を安いものにする
  • 床の総面積を少なくする
  • 複雑な構造や間取りを作らない

以上4点がポイント。

 

床の総面積と工期を短くできれば、費用も大幅に削減できます。

 

まずは解体費、廃材処分費、登記費用やその他税金の費用がいくらかかるかをしっかり押さえ、建築費にどれだけの予算をまわせるか計算しましょう。