家の建て替えで100%損しないために知っておくべき事

目次

株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「家が古いし、新しく建て替えしたい!」
「家を建て替えたいけど、いくらくらいかかるんだろう...」
「建て替えた方が良いのか、リノベーションした方が良いのかどっちだろう」
「家の建て替えで絶対に損したくない!」
こんなことを考えていませんか?
家の建て替えは住宅を購入するのと同じくらい大きな決断です。
長く住んだ家を一新するのですから、しっかりと調べて慎重に進めることをおすすめします。
私たちユニテでは、年間200件以上の住宅の建て替えやリノベーションに携わっています。
そんな中で、「本当に理想の住宅を手に入れるために事前に知っておくべきこと」があると感じています。
そこで今回は、理想の住宅へと建て替えるためにあなたが知っておくべきことを、26年以上住宅に関わってきた私たちがまとめました!
最初に確認!あなたの家は本当に建て替えできる?
戸建て住宅の建て替えを考えている方がまず知らなくてはいけないのが、「再建築不可物件」についてです。
再建築不可物件とは? 一度解体し更地にすると、再び新たな家を立てられない土地に建てられた物件のこと。 |
上記区域内では建築基準法により「接道義務」が設けられています。接道義務とは「幅員4m以上の道路に2m以上接していないといけない」というもので、接していない土地には家を建てることができないと定められています。
なぜこんな義務があるのかというと、消防車や救急車といった緊急車両が入れるようにすることで、消火活動や救助活動をスムーズに行えるようにするためです。つまり消防車や救急車が入れない土地に家を建てないように、ということなのです。
再建築付加物件であるかとを調べる方法!

役所の建築関連・道路関連窓口で確認してもらうのが最も確実です。
調査は、登記事項証明書や地積測量図など、対象の土地に関する資料が必要です。
事前に法務局で取得してから役所に提出するようにしましょう!
家の建替えにかかる費用相場は60万円/坪
結論から言いますと、建て替えは、1坪あたり 60万円程度 の費用で行うことができます!
当然、どのような作業が発生するかなどによりますが、一般的な価格は上記の通りとなります。
また、建て替え費用は、家を建てる工事にかかる費用だけではありません。
建築に付随する工事や確認申請費用などにもお金がかかるため、家の本体価格のみを考えていると結果的に予算を超えてしまうことがあります。
家を新しく建て替えるためにかかる費用相場は以下の通りです。
解体費用 | 4万円/坪 (外構解体等別途) |
建築費用 | 60万円/坪 (付帯工事・諸経費別途) |
また、坪数ごとの建て替え費用の相場を以下の表にまとめました。
坪数 | 費用相場 |
30坪 | 1940万円 |
35坪 | 2240万円 |
40坪 | 2540万円 |
これは、付帯工事や諸経費等を除いた「建て替え」にかかる費用相場です。
また、デザインや機能性をどこまでこだわるかによって費用は変化するため、あくまで「目安」として捉えることが大切です。
実例を基に、家の建て替えにかかった費用を以下の記事で紹介していますので、ぜひご確認ください!
家の建て替え費用の概要が知りたい方は↓
建て替えにかかる費用とは?内訳と費用を抑えるコツをご紹介します!
1000万円で家を建て替える方法が知りたい方は↓
2000万円で家を建て替える方法が知りたい方は↓
家の建て替え費用をできるだけ抑える方法
相場は分かったが、あまりにも高くて建て替えはできないかも...
そんな方は、家の建て替え費用をできるだけ抑える方法もご紹介します!
建て替え費用を抑えるポイントは以下の通りです。
・工事内容を精査して費用を抑える!
・住宅助成制度を利用して費用を抑える!
知らずに損をした、ということにならないためにも工事内容や制度についても知っておくことが必要です。
費用を抑えるためのプロが教えるコツは以下の記事にまとめていますので、ぜひご確認ください!
家の建て替えが難しい場合におすすめなのがリノベーション!

家の建て替えには、費用がかかりますし、そもそも再建築不可物件で建て替えができないというケースもあると思います。
そんな時におすすめなのが、リノベーションです。
建て替えよりもリノベーションのほうが良い場合もあります。
・現在の家の思い出を残したい場合
・費用を抑えることを優先したい場合
以上2点についてご紹介します。

現在の家の思い出を残したい場合
建て替えでは家を全て解体してしまいますが、リノベーションではお気に入りのお部屋や忘れたくないお家の雰囲気などを残しながら綺麗にすることができます。現在の家の使えるものを活用しながらリノベーションを行うことで費用削減にもつながりますね。
気に入っていたレンガ調の壁を残して内装を全体的に整えた事例や、玄関の雰囲気が好きだから照明と式台をそのままにした事例などがあります。
今のお家も気に入っている、愛着もあり解体してしまうのは寂しいと感じる方はリノベーションがおすすめです!

費用を抑えることを優先したい場合
リノベーションは建て替えよりも低価格で行うことができる場合が多いです。
理由としては、すべてを解体せずに再利用できるものを活用したり、残すべきところは残してリノベーションをしていくためです。
なので、費用を抑えることにこだわりたい方はリノベーションのほうが向いています。
建て替えをお考えの方はユニテにお任せください!
建て替えすべきか、リノベーションすべきか分からない、という方でも当社の経験豊富なプロがお客様の状況を判断し最適なご提案をさせていただきます。
建て替えをしたい方、リノベーションをしたい方、どちらにすればよいか迷っている方も、ぜひユニテにご相談ください!
まとめ
家の建て替えで100%損しないために知っておくべき事について解説していきました。
最後におさらいです。
まずは「再建築不可物件」について調べましょう。
建て替え費用をなるべく抑えるポイント2つ
・工事内容を精査して費用を抑える!
・住宅助成制度を利用して費用を抑える!
家の建て替えが難しい場合は、リノベーションがおすすめです!
できるだけ費用を抑えて家を綺麗にしたいという方はリノベーションという選択も考えてみてください!