
土間を広げたり、収納を増やしたりと玄関土間をリフォームすると、玄関が驚くほど使いやすく変わります。本記事では、玄関土間リフォームのメリット・デメリットや費用相場などを詳しく解説。ユニテが手がけた玄関土間リフォームの実例も紹介します!
目次

株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「玄関に靴や傘があふれて困っている」「ベビーカーや自転車の置き場所に悩んでいる」そんな経験はありませんか?玄関が狭くて使いにくいと、毎日の出入りがストレスになります。
土間を広げたり、収納を増やしたりと玄関土間をリフォームすると、玄関が驚くほど使いやすく変わります。
本記事では、玄関土間リフォームについて以下のポイントを解説します。
- 玄関土間リフォームのメリット・デメリット
- 玄関土間リフォームの費用相場
- 玄関土間リフォームで失敗しないポイント
ユニテが手がけた玄関土間リフォームの実例も紹介するので、玄関土間を使いやすく快適な空間にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
玄関土間リフォームとは?解決できる悩みとメリット
玄関土間リフォームとは、玄関の床面(土間)を広げる・仕上げ材を変える・収納を増やすなど、玄関全体を使いやすく変えることです。
毎日使う玄関だからこそ、リフォームして快適で使いやすい空間に変えれば、暮らし全体の満足度が上がります。
玄関土間リフォームのメリット
土間をリフォームすると収納力がアップし、靴・傘・レインコートなども収納できます。ベビーカー・三輪車・スポーツ用品など、部屋の中に収納したくないようなアイテムも、玄関に置けるようになればリビングがすっきりと整いますよ。
また、土間が広がれば、家族が同時に玄関を利用しても窮屈に感じません。朝の忙しい時間帯でもスムーズに出入りでき、使いやすい空間に。
玄関の段差を解消すれば、つまずきや転倒を防げます。車椅子が必要になった場合でも出入りがしやすく、小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭には特におすすめです。
「玄関土間をリフォームするなら、おしゃれな空間にしたい!」という方は、こちらの記事も参考になりますよ。
玄関土間のリフォーム前に知っておきたいデメリットと対策
玄関土間リフォームには多くのメリットがある一方で、事前に知っておきたい注意点を確認しましょう。
土間の床材はコンクリートやタイルが一般的なので、冬は冷えやすいのが特徴です。断熱性の高い床材を選んだり、床暖房を設置したりして対策しましょう。玄関ドアを断熱性の高いものに交換するのも有効です。
床材によっては、定期的なお手入れが必要です。汚れが目立ちやすい素材や色の床材は、こまめな掃除が必要に。選ぶ素材の特性を理解して、お手入れしやすいものを選びましょう。
また、工事中は玄関の一部が使えなくなったり、出入りに不便を感じたりすることも。工事のスケジュールを確認し、短期間で仕上げてもらえるよう、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが大切です。
【費用相場】玄関土間のリフォームはいくらかかる?
玄関土間リフォームを検討するとき、最も気になるのが「いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。
リフォーム内容によって費用は大きく変わります。床材を張り替えるだけの工事なら比較的安く済みますが、土間を広げたり収納を増やしたりすると費用は高くなります。
ここでは、リフォーム内容別の費用相場をご紹介します。ご予算でどこまでリフォームできるのか確認してみてください。
リフォーム内容別の費用相場一覧
玄関土間のリフォーム費用は、工事の範囲・選ぶ床材・設備のグレードによって変わりますが、約30~100万円です。
ご家族の使い方や予算を考えながら、どの部分を優先するか検討してみてください。
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費用を抑えるために、補助金を活用する
玄関土間リフォームの費用を抑えるには、国や自治体の補助金制度を活用しましょう。現在、国が実施している「住宅省エネ2025キャンペーン」には、玄関リフォームに使える補助金が用意されています。
断熱性能の高い玄関ドアへの交換や、玄関の段差解消などのバリアフリー工事は、補助金の対象になる可能性があります。複数の制度を組み合わせて使うこともでき、上手に活用すれば数十万円単位で費用を抑えられますよ。
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住宅省エネ2025キャンペーンは、登録事業者でないと申請できません。ユニテは住宅省エネ2025キャンペーンの登録業者です。玄関土間のリフォームはもちろん、補助金についてもお気軽にご相談ください。
【施工実例】ユニテの玄関土間リフォーム
ここからは、ユニテが手がけた玄関土間リフォームをご紹介します。
玄関土間リフォームで収納力を大幅アップ
リフォームで玄関にシューズクロークを設置し、収納力をアップさせた実例です。
シューズクローク・ラック・宅配ボックスを玄関横に設置し、収納しやすく使いやすい空間になりました。趣味のゴルフバックや釣り道具なども収納できます。
シューズクロークスペースには引き戸を設置したので、閉めると玄関からも室内からも見えずスッキリ。
玄関には低めの段差が2段あるので、小さなお子さまから高齢のご家族まで使いやすい玄関です。
こちらはご自宅全体をリノベーションしています。詳しい内容はこちらをご覧ください。
玄関土間リフォームでバリアフリー化
元々、幅が広い玄関に新しい壁を造作し、シューズクロークを作りました。
足腰への負担になっていた玄関の大きな段差を、3段の緩やかな段差に変更し、昇り降りを安全にするため、壁側に手すりを設置。
段差が小さくなり、足を高く上げる必要がなくなったので、膝や腰への負担が軽減されました。小さなお子さんやご高齢の方も安全に出入りできる玄関土間にリフォームした実例です。
玄関土間リフォームでおしゃれな玄関に
おしゃれで趣味の自転車が収納できる玄関土間にリフォームした実例です。シューズクロークは圧迫感を感じやすいため、壁面収納を設置し、収納力をアップしつつ開放的な空間に。
玄関を上がった奥にも収納スペースを設置し、コートやヘルメットなどもすっきりおさまります。
玄関と室内を仕切るドアはネイビーや木の風合いを感じる壁面を採用し、スタイリッシュな空間になりました。
玄関土間リフォームで失敗しないために
「床が冷たすぎる」「収納が足りなかった」といった失敗は、計画段階でしっかり検討しておけば避けられます。
玄関土間リフォームで後悔しないためには、以下のポイントをチェックしましょう。
- 玄関に向いている床材を選ぶ
- 色選びのコツと印象の違い
- 玄関収納を使いやすくする工夫
どの床材を選ぶ?素材別の特徴
玄関土間の床材を選ぶ際は、見た目だけでなく使い勝手やお手入れのしやすさも大切です。外から持ち込まれる汚れや水分に強く、長く快適に使える素材を選びましょう。玄関土間の床材の特徴を知り、予算や好みに合わせて選ぶと良いです。
色選びのコツと印象の違い
玄関の色選びは、明るさや広さの印象を大きく左右します。床のタイルや壁の色を上手に組み合わせて、理想の玄関を作りましょう。玄関の日当たり・広さ、目指す雰囲気などを考えながら選ぶのがおすすめです。
白色系は、玄関を明るく、広く見せたいときにおすすめです。北側の玄関や窓のない玄関でも、白いタイルや壁なら空間全体が明るい印象になります。ただし、汚れが目立ちやすい点には注意が必要です。
ベージュやブラウンは、ナチュラルで温かみのある雰囲気を作ります。白よりも汚れが目立ちにくく、濃いブラウンなら重厚感が出てアンティーク調のインテリアとも相性が良いです。
玄関の壁に原色や柄を使いたい場合は、壁全体ではなく一面だけにアクセントクロスとして取り入れましょう。部分使いなら派手な色柄も取り入れやすく、個性的でありながらバランスの取れた玄関になります。
散らからない玄関にする収納の工夫
何をどこに収納したいかを事前に考えて、家族の使い方に合った収納を選びましょう。収納タイプを組み合わせて使うと、さらに使いやすくなります。ご家族の持ち物や使い方に合わせて、最適な組み合わせを考えてみてください。
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玄関土間リフォームでよくある質問
ここからは、玄関土間リフォームでよせられる質問をまとめました。
マンションでも玄関土間をリフォームできる?
マンションも玄関土間をリフォームできます。ただし、マンションは管理規約などのルールがあるので注意しましょう。
マンションには所有者が所有・使用できる部分である「専有部分」とマンション利用者が共同で所有する部分である「共用部分」があります。玄関ドアや窓は共用部分なので、原則として工事できません。玄関の床(土間)は一般的に「専有部分」とされるので、リフォームが可能です。
マンションで玄関土間をリフォームするときは、管理組合へ事前の申請を行いましょう。
マンションのリフォームについて知りたい方は、こちらも参考になります。
「後悔しないマンションリノベーション!おしゃれな間取りを手に入れよう」
リフォーム中は玄関を使えるの?
玄関土間リフォームの種類や工法によりますが、完全に一日中使えなくなるケースは少ないです。多くは時間帯が制限されるか、一時的に使いにくくなります。
下駄箱の交換や新設工事では、基本的に玄関の出入りは可能です。ただし、作業スペースの確保や資材の搬入のために、通りにくくなることはあります。
リフォームで不便が生じる期間を最小限にするためにも、工事期間や作業内容をリフォーム会社と細かく打ち合せしましょう。
土間の寒さ対策はどうすればいい?
リフォームによって玄関土間の寒さを対策する方法は以下の通りです。リフォームを検討する際は、自宅の状況に合った方法を選びましょう。
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玄関土間はDIYできる?
玄関土間のDIYは不可能ではありませんが、基本的にはおすすめできません。玄関土間は下地処理が難しく、失敗したときのリスクも大きいため、プロに任せるのが安心です。
DIYをする場合は、失敗のリスクを十分に理解した上で挑戦しましょう。既存のタイルなどの上に土足対応フロアタイルやクッションフロアを重ねて張る方法が比較的取り組みやすいです。
玄関土間をリフォームして収納力抜群の空間に
玄関は家の第一印象を決める重要な場所です。収納が増えると空間がスッキリするだけでなく、日々の使い勝手も格段に向上します。
玄関土間のリフォーム費用は、工事の範囲・選ぶ床材・設備のグレードによって変わりますが、約30~100万円です。
ご家族の使い方や予算を考えながら、どの部分を優先するか検討してみてください。
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玄関土間のリフォームも経験豊富なユニテへご相談ください。お客様一人ひとりのライフスタイルや収納のお悩みに耳を傾け、デザイン性と機能性を両立させた最適なプランをご提案します。現地調査からお見積もりまで無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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