
ルックリンスタイルのリノベーションをおしゃれに仕上げる5つのコツと費用相場を解説します。1000万円・2000万円でできることや、ダサく見せない条件、暗さ・断熱など後悔しないための注意点、ユニテの実際の施工事例もあわせて紹介します。
目次

株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「リノベーションでおしゃれなブルックリンスタイルにしたい」と考える方は多いです。一方で、「ダサくならないか心配」「費用はいくらかかるの?」「住み始めてから後悔しないか不安」と迷う声も聞かれます。
この記事では、ブルックリンスタイルのリノベーションについて、以下のポイントを解説します。
- ブルックリンスタイルの特徴
- リノベーションでブルックリンスタイルに仕上げるコツ
- ブルックリンスタイルの費用相場
- ブルックリンスタイルで後悔しないための注意点
富山県でリノベーションを手がけるユニテの施工事例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。
ブルックリンスタイルのリノベーションとは?
ブルックリンスタイルとは、古い工場や倉庫のような無骨さに、木やレンガの温かみを組み合わせたインテリアのスタイルです。家具や雑貨だけでもそれらしい雰囲気は出せますが、本格的に再現するには限界があります。
リノベーションで天井・壁・床といった内装から変えると、ぐっとブルックリンスタイルに近づきます。内装を解体すれば、倉庫のように広々としたLDKや、建物の骨組みを見せた天井も。戸建てでもマンションでも取り入れられるスタイルです。
ブルックリンスタイルとインダストリアルスタイルの違い
ブルックリンスタイルとよく似たスタイルとして挙げられるのが「インダストリアルスタイル」です。どちらにするか迷ったときは、以下の表を参考にしてみましょう。
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「ブルックリンスタイルはダサい」は本当?おしゃれに見せる条件
結論から言うと、ブルックリンスタイルそのものがダサいわけではありません。ダサく見えるポイントは以下の通りです。
- 要素の詰め込みすぎ
- 色やテイストがバラバラ
- 安っぽい素材感
おしゃれに見せるには、次の4つを意識しましょう。
- 主役は1〜2か所に絞る(例:レンガの壁と照明)
- 色は多くても3色までにする
- 床や建具の素材感をそろえる
- 観葉植物や木を取り入れて圧迫感をやわらげる
リノベーションでブルックリンスタイルに仕上げる5つのコツ
ブルックリンスタイルに仕上げるためのコツは以下の5つです。
- 色
- 壁
- 天井・床
- キッチン・室内窓
- 照明・インテリア
5つのコツのうち、「壁」「天井・床」「キッチン・室内窓」はリノベーション工事でしか変えられません。予算をどこに多く回すか考えるときの目安にしましょう。
色:黒・グレー・ダークブラウンで重厚感をつくる
ブルックリンスタイルの土台になるのは、黒・グレー・ダークブラウンといった濃い色です。色は部屋の印象を大きく左右するため、ダークカラーを効かせるだけでヴィンテージ感が出やすくなります。
配色は、次の3つの役割で考えると分かりやすいです。
- ベース:白やグレー系の壁
- メイン:ダークブラウンの床や建具
- アクセント:黒の金物・窓枠・照明
壁:レンガやサブウェイタイルのアクセントウォールで主役をつくる
壁の一面をレンガやタイルにすると、部屋の主役がはっきりします。レンガはブルックリンスタイルを象徴する素材です。一面取り入れるだけでも、部屋の雰囲気は大きく変わります。
壁の仕上げ方は、大きく分けて次の3つです。
- 本物志向:レンガ、薄く切ったレンガ(レンガスライス)
- バランス型:レンガ調タイル、グレーのブリックタイル、白いサブウェイタイル(長方形の白いタイルで、キッチンまわりに向いています)
- 費用重視:レンガ調の壁紙
本物のレンガは重いため、マンションでは軽いタイル類がおすすめです。
天井・床:スケルトン天井とヘリンボーンや古材風フローリングで無骨さを出す
天井と床は面積が大きく、部屋の骨格を決める部分です。家具では代わりがきかないため、リノベーションならではのポイントといえます。
マンションの場合は、天井の仕上げ材をはがしてコンクリートを見せる「スケルトン天井」がおすすめです。天井が高くなり、配管やダクトを黒やシルバーに塗れば、それ自体がデザインになります。木造の戸建てなら、天井をはがして梁を見せる「梁あらわし」で、同じような無骨さを出すことが可能です。
キッチン・室内窓:ステンレスとブラックアイアンで引き締める
LDKが一体になった間取りでは、キッチンもインテリアの一部として目に入ります。そのため、キッチンに黒やステンレスを使うと、部屋全体の印象が引き締まるのが特徴です。
部屋の仕切りには、黒い枠のガラス室内窓がおすすめです。空間を区切りながら光や家族の気配が伝わるので、見た目だけでなく暮らしやすさも上がります。
ドアなどの建具も、アンティーク調でそろえると統一感が出やすいです。
照明・インテリア:電球色の照明・ヴィンテージ家具・観葉植物で温かみを足す
仕上げとなるのが、照明とインテリアです。ブルックリンスタイルの魅力は、無骨な空間にヴィンテージ家具・観葉植物・アートを加えることで生まれる温かさにあります。
家具は、革のソファ・アイアン脚のテーブル・英字のアートやモノクロ写真がよく合います。
夫婦で好みが分かれる場合は、「無骨さは内装」「温かみは家具・観葉植物・照明」と役割を分けて考えると、2人とも納得できる形にまとめやすいです。
ブルックリンスタイル|リノベーション費用相場
ブルックリンスタイルのリノベーション費用は、広さと素材へのこだわりで大きく変わります。レンガやタイル・無垢材・オーダーの建具など、標準的な仕様より単価の高い素材を使う場面が多いためです。
なお、ここで紹介する金額は目安で、地域や建物の状態によって変わります。実際の費用は見積もりで確認しましょう。
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1000万円・2000万円でどこまでできる?
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予算1000万円の場合、マンションなら50〜70㎡ほどのフルリノベーションも可能です。戸建てでは、LDKと水まわり、1階のみなど、範囲を絞ったリノベーションが中心になります。
予算2000万円なら、マンションは素材にこだわった仕様まで、戸建ては家全体のフルリノベーションに加えて外装や断熱まで視野に入れられる金額です。戸建ては外装や耐震、断熱の工事が加わりやすいので、同じ予算でもマンションよりできる範囲が狭くなります。
ブルックリンスタイルのように、デザインや素材にこだわる場合は、さらに費用がかかります。素材費がかさむうえ、オーダーの建具や棚、ヘリンボーン張りなど、職人の手間がかかる工事も増えるためです。
まずは一般的な相場を基準にして、こだわりたい部分の分だけ上乗せされると考え、予算を立てましょう。
断熱窓への改修など、国の補助金を活用できる可能性があります。
補助金について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
住宅省エネキャンペーンとは?4つの補助金事業や注意点をわかりやすく解説
長期優良住宅化リフォーム推進事業は令和7年度で終了!令和8年度(2026年)に使えるリフォーム補助金を紹介
ブルックリンスタイルのリノベーションで後悔しないための注意点
見た目を優先して進めると、「部屋が暗い」「寒い・音が響く」「規約で希望の工事ができない」といった後悔につながりがちです。ダークカラーやスケルトン天井は無骨さを生む一方で、住み心地の弱点にもなります。
後悔しやすいポイントを事前に知り、設計の段階で対策しましょう。
ダークカラーの使いすぎで暗くなり、圧迫感が出た
ダークカラーを使いすぎると、部屋が暗く、狭く感じられます。濃い色は光を吸収しやすく、空間を小さく見せるためです。天井を高くするスケルトン天井も、光が届きにくくなり、暗さの原因になります。
とくに照明は配線工事が必要になるため、設計の段階で計画しておくことが大切です。完成後に照明を足すのは難しいので、明るさについても早めにリノベーション会社へ相談しましょう。
スケルトン天井で防音・断熱性が低下した
天井をスケルトンや梁あらわしにすると、音が響きやすく、冷暖房も効きにくくなります。天井材や断熱材がなくなり、音や熱を防ぐ層が減るためです。配管にほこりがたまりやすい、部屋が暗くなりやすいといった点にも注意しましょう。
さらに、天井は解体してみないと「見せられる状態かどうか」が分かりません。マンションの最上階は天井に断熱材が施工されていてスケルトン天井にできない場合があり、管理規約で認められないケースもあります。工事前に管理規約を確認しましょう。
木造の戸建てでは、雨漏り・シロアリ・壁の中の結露がないかを事前に確認しましょう。
冬の寒さが厳しい富山のような地域では、断熱の設計が住み心地を大きく左右します。スケルトン天井にする場合は、耐震・断熱工事も同時に検討するのがユニテのおすすめです。
ユニテのリノベーション事例|ブルックリンスタイル
ここでは、ユニテが富山県内で手がけた、ブルックリンスタイルに活用できそうなリノベーション事例をご紹介します。ユニテはLIXILリフォームショップとして、設計から施工までを自社で行うリノベーション会社です。
地方の戸建てを中心とした事例なので、同じような住まいに暮らす方が、完成後の姿を思い描きやすい内容になっています。
【事例①】こだわりの詰まったブルックリンスタイルへリノベーション
祖母が住んでいた和風のコンクリート住宅を、孫夫婦が受け継ぐためにリノベーションした事例です。
二間続きの和室を洋室に変えて、広いLDKにまとめました。ダークブラウンの床材を使い、落ち着いた上質な空間に仕上げています。
天井にレールを設けて、照明・ドライフラワーの飾り(スワッグ)・観葉植物などを吊るせるようにしたことで、さらにブルックリンスタイルを楽しめるようになりました。
キッチンの壁には木材をレンガのように並べ、温かみがあり特徴的な壁に。
ご夫婦のご希望であるブルックリンスタイルを取り入れた、暖かく過ごしやすい家になった事例です。
【事例②】カフェ風×オールドアメリカン風な家
築40年以上の祖父母の家を、30代のご夫婦が受け継いでリノベーションした事例です。ブルックリンスタイルにも通じる、レンガとヴィンテージの要素を取り入れた住まいになりました。
キッチンはこだわって選んだ照明と、一段低くした「下がり天井」で、カフェのカウンターのような雰囲気に仕上げています。壁にはレンガ調のタイルを張り、温かみのある空間をつくりました。
内装や水まわりに加えて断熱工事も行い、見た目と住み心地を両立させました。
理想のブルックリンスタイルにリノベーションするならユニテへ
ブルックリンスタイルのリノベーションで大切なのは、無骨さと温かみのバランスです。
- インダストリアルスタイルとの違いは、レンガや木を使った温かみ
- 色、壁、天井・床、キッチン・室内窓、照明・インテリアの5つのコツで本格的に仕上がる
- 費用は広さとこだわりで決める
- 暗さ、防音・断熱、管理規約には事前の対策が必要
ユニテは1996年の創業以来、富山県内で年間1000件以上のリフォームを手がけてきました。一級建築士やインテリアコーディネーターが在籍し、設計から施工までを自社で行います。
富山市・高岡市をはじめ、富山県内でブルックリンスタイルのリノベーションを考えている方は、お気軽にユニテへお問い合わせください。




