
お風呂のリノベーションでは今ある空間を活かしつつ、快適で使いやすいリノベーションができます。 この記事ではお風呂のリノベーションについて詳しく解説します。 補助金や弊社ユニテでの施工事例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次

株式会社ユニテ 設計部
設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。
【 保有資格 】
一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士
「お風呂のリノベーションしたいけど、どれくらいお金がかかるのかな?」
「お風呂のリノベーションはどんな工事があるのか、どんな仕上がりになるのか知りたい」
お風呂のリノベーションして快適なバスタイムを実現したいけど、費用や工事内容が気になりますよね。
お風呂のリノベーションでは今ある空間を活かしつつ、快適で使いやすいリノベーションができます。
この記事ではお風呂のリノベーションについて詳しく解説します。
補助金や弊社ユニテでの施工事例も紹介するので、お風呂リノベーションを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
お風呂リノベーションの弊社の施工事例
弊社ユニテでのお風呂リノベーションの施工事例を紹介します。
- 弊社施工事例①【富山市】20年先でも安心して暮らせる家
- 弊社施工事例②ハウステックユニットバスで木の温もりを感じる広々お風呂へ
- 弊社施工事例③タカラスタンダードのホーロー浴槽でお掃除らくらくお風呂へ
- 弊社施工事例④LIXILのダウンライトで明るく広々お風呂へ
それぞれ詳しく解説します。
弊社施工事例①【富山市】20年先でも安心して暮らせる家

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After
築35年のT邸。50代のご夫婦と80代のお父様が住むお家をリノベーションさせていただきました。「20年先でも安心して暮らせる家」をキーワードに屋根、外壁から内装、水回り、断熱に至るまでを手がけさせていただきました。
狭くて暗いお風呂は広々として明るくなり、リラックスできる空間になりました。
詳しくは「【富山市】20年先でも安心して暮らせる家」で紹介しているため、参考にしてみてください。
弊社施工事例②ハウステックユニットバスで木の温もりを感じる広々お風呂へ

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After
こちらは「在来浴室」と呼ばれる昔ながらの浴室です。
リノベーションによりユニットバスに変身。
床はタイルでしたがユニットバスになったことで、浴室に入ったときのひんやりを解消しました。また、浴槽も足を伸ばせる広々バスルームとなり、家族のゆったりとした空間になりました。
弊社施工事例③タカラスタンダードのホーロー浴槽でお掃除らくらくお風呂へ

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After
こちらは通常のユニットバスからタカラスタンダードのお風呂にリノベーションした弊社の事例です。
タカラスタンダードは「ホーロー浴槽」と呼ばれる金属の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けた素材で作られた浴槽を選ぶことができます。
ホーロー浴槽は耐久性、耐水性、耐熱性に優れ、高級感のある光沢と滑らかな肌触りが特徴であり、汚れも落ちやすいことがメリット。
お風呂の汚れがサッと落ちるため、掃除をラクにしたい人はタカラスタンダードのお風呂を検討してみましょう。
弊社施工事例④LIXILのダウンライトで明るく広々お風呂へ

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After
こちらはユニットバスをLIXILのユニットバスにリノベーションした弊社の事例です。
浴槽と浴室を広げ、広々とした空間に変身しました。また、ダウンライトを採用することで明るい浴室を実現しました。
お風呂リノベーションの種類と費用
お風呂のリノベーションの種類は以下になります。
- ユニットバスを交換する
- 在来浴室からユニットバスに変える
- お風呂を広くする
- お風呂を移動させる
リノベーション費用についても一緒に解説します。
ユニットバスを交換する

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After
お風呂は浴槽のみを変えることもできます。費用は以下のように浴槽の種類によって大きく異なります。
浴槽の設置方法には、浴室の床に浴槽をそのまま置く「据え置き式」と、床に埋め込む「埋め込み式」の2種類があります。
据え置き式は設置が簡単で、費用や工事期間を抑えられるのがメリットです。
一方、埋め込み式は浴槽が床に馴染みやすく、空間に広がりが生まれて開放的な印象に。埋め込み式の浴槽には断熱材を使用しているタイプもあり、湯温が冷めにくいメリットがあります。
見た目・快適さ・コストのバランスを考えながら、自分に合った浴槽を選びましょう。
ユニットバスのみ交換するときは浴槽のサイズに注意が必要です。
浴槽は浴室ドアから搬入するため、サイズを確認しスムーズな工事になるよう相談しておきましょう。
在来浴室からユニットバスに変える

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After
浴室には大きく分けて「在来浴室」と「ユニットバス」の2種類があります。
在来浴室はモルタルという砂・セメント・水を練って作った素材で仕上げた昔ながらのお風呂でよく見られる工法です。デザイン性の高さはありますが、水漏れや寒さの対策が必要になることも。
一方のユニットバスは、壁・床・天井・浴槽が一体化されたシステムバスで、あらかじめ工場でパーツを成形して現場で組み立てるのが特徴です。
施工が早く、水漏れの心配が少なく、断熱性にも優れているのが大きなメリット。最近ではデザイン性も高く、在来浴室からユニットバスへリノベーションする方が増えています。
ただし、在来浴室からユニットバスに変える場合は注意が必要です。
在来工法はスペースが限られていることが多く、ユニットバスを設置するには浴槽のサイズを見直したり、場合によっては浴室全体を広げる必要になることを押さえておきましょう。
また、築年数が経っていると床下や柱の劣化が見つかることもあり、その場合は追加工事が発生することも。
リノベーションを検討する際は、業者とスケジュールや費用について相談しておきましょう。
リノベーション費用は、浴槽の素材や工事内容によって異なりますが、目安としては〜100万円程度を見積もっておくと安心です。
お風呂を広くする
浴室を広くすることもリノベーションでは可能です。お風呂を広くするリノベーション方法は以下があります。
お風呂を広くする方法はさまざまであるため、予算や好みに合わせて相談してみましょう。
広く感じる浴槽の幅は150〜160cmと言われています。足を伸ばしてゆっくりくつろぎたい場合は広めにしておくとよいでしょう。
お風呂を大きくしすぎると水道代や光熱費が多くかかるデメリットがあります。節水をしたい場合は半身浴ベンチを設置すると広いながらも節水効果があるので検討してみましょう。
お風呂を移動させる
リノベーションではお風呂や浴室を移動させることもできます。
浴室を移動させる場合、排水管や床のリフォームなども必要になるため、費用が高くなることは押さえておきましょう。
お風呂を移動させるときは浴室の床下や柱をしっかりリノベーションする必要があります。工事後に水漏れや建物の劣化に繋がってしまうため、実績のある業者に依頼しましょう。
また、浴室は排水管が通っているため湿気対策として二重床が採用されていることが多いです。居間や和室をお風呂にリノベーションするには湿気対策をしっかり行う必要があることは覚えておきましょう。
お風呂・浴室を移動するリフォームにかかる費用の総額は75〜200万程です。工事期間は2週間〜1ヶ月程度必要になるため、長く見ておくとよいでしょう。
お風呂のリノベーションの補助金はある?
補助金はお風呂以外のリノベーションにも使えるものが多いため、家全体を快適な住まいにアップデートしたい方は、以下の補助金を検討してみましょう。
- 子育てグリーン住宅支援事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
それぞれ詳しく解説します。
子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業とは「子育て世帯」や「若者夫婦世帯」が、省エネ性能の高い住宅を新築・購入・リフォームする際に、国が補助金を出してサポートする制度です。
正式には「子育てエコホーム支援事業」と呼ばれる国の補助金制度であり、詳細は以下になります。
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【補助上限】
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注意点としては注文住宅の新築や新築分譲住宅、賃貸住宅の新築は対象外であること。また、対象とならない以下のような工事もあります。
リフォームで使う建材や設備の一部は、「先進的窓リノベ2025事業」や「給湯省エネ2025事業」など、他の制度で対象になるものがあります。条件を満たせば、これらの補助金と組み合わせて使うこともできます。
ただし、同じリフォーム工事は他の補助制度と併用できません。そのため、どの制度を利用するかは事前にしっかり相談しておきましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、今ある住宅を耐久性や省エネ性能を高めるリフォームを行い、子育てしやすい住まいにするために支援する制度です。
詳細な内容は以下になります。
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インスペクションとは住宅診断士が家の劣化状況を見定めたり、改修すべき場所や時期をアドバイスすることです。
長期優良住宅化リフォーム推進事業ではインスペクションの実施が必要であることは覚えておきましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業の注意点としては、登録事業者による施工が必須であること、リフォーム工事前に契約書の準備が必要であることです。
導入したい人はまず業者に相談し、スムーズに手続きを行うようにしましょう。
お風呂のリノベーションで気をつける4つのポイント
お風呂のリノベーションで気をつける4つのポイントは以下になります。
- 断熱性について考えておく
- 見た目だけでなく快適性を重視する
- 浴室を広くするには確認申請が必要な場合がある
- リノベーション中の入浴を考えておく
以下から詳しく紹介します。
①断熱性について考えておく
お風呂は寒いと精神的なストレスも大きく、ヒートショックの原因になるため断熱性は考慮しておきましょう。
特に古いお風呂の床下は断熱されていないことが大きく、床からの冷たい冷気が浴室の温度を下げる原因になります。
断熱性の高いユニットバスに入れ替えることで、温かい浴室を実現することができるため検討してみましょう。
また、リノベーションで窓を取り除いたり、二重窓にしたりすると、外気の影響を受けにくく、断熱性の高い浴室にすることができます。
浴室暖房などの設備も同時に取り入れることで、より冬でも温かい浴室にすることができるため検討してみましょう。
②見た目だけでなく快適性を重視する
お風呂は見た目だけでなく快適性も重視しましょう。
どんなにおしゃれなバスルームでも寒いと感じたり、掃除がしにくかったりすると毎日のストレスになります。
快適性を重視するには以下のようなポイントを押さえておくとよいでしょう。
お風呂のリノベーションは「見た目+使いやすさ」を重視することで、毎日のバスタイムを快適な時間として過ごすことができます。
③浴室を広くするには確認申請が必要な場合がある
床面積が増える浴室リフォームは申請が必要になることもあります。特に以下の条件でみられるため、リノベーション前に確認しておきましょう。
10㎡は約6畳分であるため、浴室部分のみのリノベーションであれば不要であるケースが多いです。
しかし、浴室以外にもリノベーションや増築をすると越えることがあるため、業者と確認しておきましょう。
増築確認申請については「【2025年最新】増築確認申請は必要?不要?できないケースもわかりやすく解説」で紹介しているため、参考にしてみてください。
④リノベーション中の入浴を考えておく
リノベーション中のお風呂はシャワーも使うことができません。
工事期間中に水を使うとケガや商品劣化の原因になるため、業者から許可が降りてから使えるようになります。
そのため、リフォーム中のお風呂が使えない期間は以下を検討しましょう。
近所に入浴できる場所があるか確認しておくと、工事が始まっても安心して生活できるため事前に調べておきましょう。
お風呂のリノベーションでよくある質問
お風呂のリノベーションでよくある質問に回答します。
- マンションのお風呂もリノベーションできますか?
- お風呂は何年でリノベーションが必要ですか?
- お風呂のリノベーションのおすすめ時期は?
それぞれ詳しく解説します。
マンションのお風呂もリノベーションできますか?
マンションのお風呂もリノベーションできますが、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
マンションは特に限られたスペースに浴槽を設置しているため、浴室を広くするリノベーションも検討するケースもあります。
マンションの管理規約ではリフォームに関するルールも細かく定められているため、必ず確認しておきましょう。
お風呂は何年でリノベーションが必要ですか?
お風呂のリノベーションは一般的に15〜20年が一般的と言われています。リノベーションが必要かどうか見極めるポイントは以下になります。
お風呂のリノベーションは見た目をキレイにするだけでなく、安全・安心・衛生面の改善にも繋がります。
お風呂は毎日使う場所なので違和感がある場合はリノベーションを検討しましょう。
お風呂のリノベーションのおすすめ時期は?
お風呂のリノベーションは気候のよい春や秋がおすすめです。
リノベーション中はお風呂が使えない期間があるため、寒すぎず暑すぎない季節の方が安心です。
春と秋は湿気が少ないため、防水工事やコーキング工事が乾きやすいため工事の面からもおすすめと言えるでしょう。
お風呂のリノベーション中の生活や工事を考慮し、春(4〜5月)か秋(9〜10月)がベストです。
お風呂をリノベーションして快適なバスタイムに
お風呂のリノベーションは、ただ見た目をきれいにするだけでなく、毎日のバスタイムをもっと快適に、贅沢なひとときへと変えてくれます。
断熱性能や使い勝手を考えたリフォームなら、冬場もポカポカと暖かく家族全員がリラックスできる空間にできます。
お風呂のリノベーションは補助金もあるため、上手に制度を活用して、快適でお得なバスタイム空間を手に入れましょう。
弊社ユニテではお風呂のリノベーション施工事例が豊富です。ぜひ気になる方はお気軽にご相談ください。