
リフォームローンの金利の相場を知ることで、年間数万円の差がでるケースもあります。本記事ではリフォームローンの金利相場について解説。銀行別リフォームローンの金利相場や、住宅ローンの違いも紹介しているので、お得にリフォームしたい方は必見です!
目次
「古くなったキッチンや浴室を新しくしたい」そんなときに頼りになるのが「リフォームローン」です。借入を検討する際に気になるのはやはり金利。リフォームローンの金利の相場を知ることで、年間数万円の差がでるケースもあります。
本記事では、リフォームローンについて以下のポイントを解説します。
- リフォームローンの金利相場
- 銀行別リフォームローンの金利相場
- リフォームローンの金利相場を知る方法
- リフォームローンと住宅ローンの違い
リフォームローンの金利相場を知り、お得にリフォームしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
リフォームローンの金利相場

リフォームローンの金利相場は住宅ローンと比べると高く設定されています。「銀行別で見るリフォームローンの金利相場」で筆者が調べた金利を比較すると、リフォームローンの金利相場は3.535% ~ 3.978%となっています。(2025年8月現在)
それぞれ金融機関によって借入可能額や借入期間など条件が異なるので、ご自身に合ったリフォームローンを選ぶことが大切です。
銀行別で見るリフォームローンの金利相場

代表的な金融機関のリフォームローンの特徴や金利についてまとめました。
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9機関中7機関が変動金利型を採用しており、借入可能額も金融機関によって差があります。
金融機関によって環境配慮やSDGsへの取り組みを金利優遇で後押しする傾向が強いので、「太陽光パネルを設置したい」「リフォームで断熱性を上げたい」という方は、優遇制度があるリフォームローンを選ぶとよいでしょう。
そもそもリフォームローンとは?

リフォームローンとは、住宅の改修・改築・修繕工事の費用を借り入れるための専用ローンです。バリアフリー工事・耐震補強工事・省エネ設備の導入などでも利用でき、多くの金融機関で取り扱われています。リフォームローンは担保の有無などによって手続きの所要期間が変わるので注意しましょう。
住宅ローンとリフォームローンの違い
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リフォームローンは、急ぎで資金が必要なケースでも、手続きを簡単にすませられるのが特徴です。担保は原則必要ないので、抵当権設定などの複雑な登記手続きや費用負担を避けられます。
ただし、無担保である分、金利は住宅ローンより高めに設定されており、借入可能額にも上限があることを理解した上で利用を検討しましょう。
一方で住宅ローンは、借り入れ可能金額が高く設定されているので、大規模リフォームや住宅購入に適しています。できるだけ低金利で借りたい方、長期間での返済を希望される方、月々の返済額を抑えたい方におすすめです。
しかし、審査には2週間~1ヶ月程度かかるため、余裕を持った資金計画を立てましょう。
3種類あるリフォームローンの金利
リフォームローンの金利は変動金利型・固定金利型・固定金利期間選択型の3つがあります。
リフォームローンの金利は、それぞれメリットやデメリットがあります。借入期間・返済能力・金利変動リスクなどを総合的に考慮して決めましょう。
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あなたにぴったりの金利の選び方
あなたは変動金利型と固定金利型どちらがおすすめか、以下の表で確認しましょう。ご自身の状況を客観的に整理し、ご自身に最適な金利タイプを選ぶ参考にしてください。
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リフォームローンの有担保・無担保

リフォームローンは担保が不要な無担保型が主流となっていますが、一部の金融機関では不動産などを担保とする有担保型のリフォームローンも取り扱っています。
有担保型リフォームローンは、借入可能額が2,000万円から3,000万円程度まで設定されており、無担保型と比較して大幅に高額な借り入れが可能です。返済期間も住宅ローンと同程度の最長35年程度まで延長でき、無担保型よりもゆとりのある返済ができます。
すでに住宅ローンを返済していてリフォーム工事費が1000万円以上になる場合は、 住宅ローンの借り換えと同時にリフォーム資金を組み込む方法も有効な選択肢です。
リフォームローンの金利相場を知る3ステップ

リフォームローンの金利は総返済額に大きく影響するため、「どの金融機関が一番お得なのか」「今の金利水準は高いのか安いのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。リフォームローンの金利相場を効率的に把握し、あなたに最適な条件を見つける3つのステップをご紹介します。
- 情報を収集し、準備する
- 一斉に審査を申込む
- 条件を交渉し、契約する
ステップ①情報収集・準備
各金融機関のホームページで金利情報を確認しましょう。詳細な条件をチェックし、キャンペーン情報や優遇制度の有無を調べます。金融機関によっては借入額や返済期間でのシミュレーションができるホームページもありますよ。
リフォームローンの金利だけでなく、自分のライフスタイルや価値観に合う金融機関を選びましょう。
また、リフォーム工事内容を具体的に決め、必要資金の算出をしましょう。リフォーム工事の見積書があれば、リフォームにかかる合計金額や、工事スケジュールがわかります。
リフォームローンに審査を申し込むときは、リフォーム工事見積書はもちろん、年収・勤続年数・他の借入状況などがわかる書類が必要なため、源泉徴収票などを準備しておきましょう。
ステップ②一斉に審査を申込む
条件の良い金融機関を3つほどピックアップし、同時に仮審査を申し込みましょう。1社ずつ順番に審査を受けると時間がかかり、比較検討の機会を逃してしまう可能性があります。
メガバンク・地方銀行・ネット銀行など、異なるタイプの金融機関を組み合わせると、より多様な選択肢を確保できますよ。
仮審査の結果が出揃ったら、金利水準・事務手数料・保証料などの諸費用、そして審査通過の可否を総合的に比較します。単純に金利の安さだけで判断するのではなく、総返済額や手続きのしやすさも含めて選ぶことが大切です。
ステップ③条件交渉し、契約する
もっとも条件の良い銀行に、ほかの金融機関の好条件を交渉材料として交渉を行いましょう。「A銀行では金利2.5%の条件が出ているのですが…」「B銀行では事務手数料が無料だが、同様の条件は可能ですか?」など、他社の有利な条件を提示しながら金利引き下げや手数料優遇の交渉を行います。
当初提示された条件よりもさらに有利な条件を引き出せる可能性が高まり、結果として数十万円の返済負担軽減につながるケースも。交渉する際は丁寧かつ誠実に行い、金融機関との良好な関係を保ちながら進めることが大切です。
仮審査での比較検討と交渉が完了したら、最も条件の良い金融機関で本審査に進みます。本審査の承認が下りたら、契約手続きです。金利条件・返済方法・各種手数料などの最終確認を行い、仮審査時に提示された条件と相違がないかをチェックしましょう。
このように段階的に進めれば、最適な条件でのリフォーム資金調達が可能です。時間をかけて複数社を比較すると当初想定していたよりも大幅に有利な条件を獲得できるケースもあり、その後の返済負担軽減にも大きく貢献します。
金利相場だけじゃない!リフォームローンについてよくある質問

ここからは、リフォームローンについてよくある質問と回答をまとめました。
リフォームローンも連帯保証人が必要?
リフォームローンは原則、連帯保証人が不要なケースが多いです。ただし、保証会社によって、以下のようなケースで連帯保証人が必要とされる場合もあります 。
- 低い金利で借りられる「有担保リフォームローン」を利用する
- 借り入れる金額が高額な場合
- 家や土地が 2人以上の持ち物 になっているケース
- 年収合算者がいる場合
住宅ローンを組んでいるけど、リフォームローンも借りられる?
住宅ローン返済中でも、リフォームローンを借りることは可能です。リフォームローン資金を調達する方法は、以下のような方法があります。
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現在の住宅ローンの返済額・残債・返済比率を確認し、リフォームの規模や資金ニーズに合わせて選びましょう。
リフォームローンの金利相場を知り、無理なく理想の暮らしを実現しよう

リフォームローンの金利の相場を知れば、最適な条件でのリフォーム資金の調達が可能です。リフォームローンの金利相場は住宅ローンと比べると高く設定されています。筆者が調べた金利を比較すると、リフォームローンの金利相場は3.535% ~ 3.978%です。(2025年8月現在)
それぞれ金融機関によって借入可能額や借入期間など条件が異なるので、ご自身に合ったリフォームローンを選びましょう。
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