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リビングに寝室を作る方法を紹介!DIYとリノベーションとメリットも

リビングに、すぐ寝れる空間が欲しい!という方におすすめなのが、リビングに寝室を作ること。DIY方法やリノベ予算を解説します。

 

「リビングに寝室があれば便利なのに…」

「そもそも、リビングに寝室って作れるの?」

 

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

結論からお伝えすると、リビングに寝室を作ることは可能です。

方法としては、大きく分けDIYとリノベーションの2つがあります。

 

ただし無計画に作ってしまうと、かえって不便になることも。

 

本記事では、後悔なく過ごしやすい寝室をリビングに取り入れられるよう、以下の内容で解説します。

 

  • DIYでリビングに寝室を作る方法
  • リノベーションでリビングに寝室を作る方法
  • リビングに寝室を作るメリット
  • リビングに寝室を作るデメリット

 

具体的な方法とメリットやデメリットを知り、十分に休める空間づくりを目指しましょう。

DIYでリビングに寝室を作る方法

リビングに寝室が欲しいときは、DIYで簡単に作ることができます。

具体的な方法は、以下の4つです。

 

  • パーテーションを置く
  • カーテンレールを付ける
  • 棚を置く
  • ロフトベッドを作る

パーテーションを置く

リビングにパーテーションを置くだけで、簡単に寝室用の空間が作れます。

 

メリットは、その手軽さ。5000円台から1万円台の価格帯が多く、組み立てが簡単な商品がほとんどです。

 

種類は木製やガラス製など、さまざまなデザインが販売されています。

リビングの雰囲気に合った製品を選びましょう。

 

パーテーションがおすすめな方

 

  • お金をかけたくない方
  • 家具の組み立てがDIYが苦手な方
  • 一時的にリビングに寝室を作りたい方

 

カーテンレールを付ける

 

天井にカーテンレールを付けることで、カーテンを使った間仕切りが作れます。

 

カーテンレールのメリットは、自由度の高さです。伸縮可能な製品を購入すれば、希望の幅に合わせてレールを設置できます。模様替えをしたいときはカーテンを変え、リビングの光を取り入れたいときはレールカーテンに変更し、好みや気分に合わせられます。

強度を優先したいなら、ビスで天井にとめる製品がおすすめ。天井に穴を空けたくない場合は、シール式の製品を選びましょう。

カーテンレールがおすすめな人

 

  • 好きな長さに調整したい方
  • 好みや気分に合わせて模様替えしたい方
  • 簡単に間仕切りを作りたい方

 

棚を置く

リビングと寝室スペースを区切りたい場合は、棚を置くことで壁を作ることも可能です。

 

書籍やお気に入りの雑貨を並べて楽しむことができるため、寝室としてだけでなく、趣味の空間として活用するのにもぴったりです。

 

ただし、棚はカーテンやパーテーションに比べて厚みがあり、場所を取るというデメリットも。特にリビングのスペースが限られている場合は、棚を置くことで圧迫感が出る可能性があるため注意が必要です。

 

棚がおすすめな方

 

  • オンとオフを明確にしたい
  • 寝室に収納スペースがほしい
  • リビングの面積が充分にある

 

ロフトベッドを作る

仕切りを設ける代わりに、ロフトベッドを使ってリビングに寝室スペースを作るという方法もあります。

 

ロフトベッドの特徴は、ベッド下のスペースを有効活用できること。下層を収納やワークスペースに使い、上層を寝る場所として活用できるため、リビングの面積が限られている場合にも便利です。

 

ただし注意点もあります。ロフトベッドの組み立ては時間がかかるうえ、一人では難しいことも。基本的には二人以上での作業が推奨されます。また、空間を仕切るわけではないので、オンとオフの切り替えが難しいと感じる人もいるかもしれません。

 

デメリット

 

  • 破れやすく繊細な扱いが求められる
  • 紫外線で変色しやすい
  • 張り替えなどメンテナンスが必要

 

リノベーションでリビングに寝室を作る方法

「DIYで間仕切りを作っても、なんだか安っぽい」

「組み立てや作業に手間と時間をかけたくない」

 

そんなお悩みを抱えている方におすすめしたい方法が、リノベーションです。

 

見た目や強度がしっかりとしているため、空間に馴染むデザインを作れます。また、仕切りに使う素材によっては防音や断熱効果が生まれ、より快適な寝室スペースを作れるでしょう。

 

リノベーションでリビングに寝室を作る方法と費用の目安は、以下のとおりです。

 

方法

費用

壁を作る

15万~20万円

飾り棚付き柱や壁を作る

15万~20万円

スライドドアを作る

20万~30万円

ロフトを作る

50~60万円

壁を作る

リノベーションでは、リビングに壁を追加して、寝室空間を独立させることができます。

 

壁は厚みがある文、光や音をしっかり遮ってくれるのが特徴です。そのため、家事の合間などに少し休める静かな空間が欲しい人にはぴったりです。

 

また、DIYで作った間仕切りだと「ちょっと見た目が気になる…」という方も多いかもしれません。リノベーションで作った壁なら、家全体の雰囲気に自然になじむので安心。気兼ねなくお客さんを呼べます。

 

壁の追加がおすすめな方

 

  • オンオフの切り替えを明確にしたい方
  • 防音性を重視したい方
  • 来客が多い方

 

飾り棚付き柱や壁を作る

 

リノベーションでは、柱や壁を飾り棚としてデザインしながら、寝室スペースをつくることもできます。

 

飾り棚とは、収納とインテリアを兼ねた棚のこと。お気に入りの小物やコレクションを飾ることで、空間に自分らしさをプラスできます。

 

デザインは大きく分けて次の2種類があります

 

デザイン

特徴

壁面に棚板を付ける

・リビングと寝室を明確に区切れる

・オンオフの切り替えができる

・防音効果を保てる

抜け棚風の壁を作る

・リビングと寝室の両側から中の様子が見える

・小さな子どもや介護中の親の見守りがしやすい

・閉塞感や圧迫感を感じにくい

スライドドアを作る

リノベーションでは、スライドドア(引き戸)を作ることで、リビングの一角を仕切って寝室を作れます。

 

空間を完全に仕切れる点が強み。リビングの生活音や生活臭の侵入を防ぎ、心地よく休める空間が作れます。

 

寝室として使用する必要がなくなれば、ドアを開けっぱなしにすることで、再びリビングの空間の一部として使用できます。

 

スライドドアがおすすめな方

 

  • 生活空間と完全に分けたい方
  • 音やにおいに敏感な方
  • 一時的な用途として寝室を作りたい方

 

ロフトを作る

 

リノベーションでは。リビングにロフトを作ることもできます。

 

ロフトの下は収納スペースとして活用できるため、限られた空間でも睡眠スペースとして活用できる点がメリット。

寝室としての必要性がなくなれば、ロフトの上部も収納スペースや子どもたちの遊び場として活用できます。

 

一方で、施工費が高いというデメリットも。天井の高さによっては施工が制限される可能性もあるため、注意が必要です。

ロフトがおすすめな方

 

  • 限られた空間を有効活用したい方
  • 予算にゆとりがある方
  • リビングの天井が高い家にお住まの方

 

リビングに寝室を作るメリット

独立型の寝室ではなく、あえてリビングに寝室を作るメリットは5つあります。

 

  • 疲れたときに一休みできる
  • 光熱費が浮く
  • 寝室を別の用途に使える
  • 介護しやすくなる
  • 移動が楽になる

疲れたときに一休みできる

家事の合間や、日中に突然睡魔におそわれたときなど、近くにベッドがあれば、すぐに一休みできます。

 

眠りたいときに寝室の距離が遠いと、部屋まで行くのを面倒に感じたり、ついソファやカーペットで寝てしまうことも。

そうすると身体が凝り、余計に疲れが溜まってしまいます。

 

最近では、家事のあいまにリモートで働く方や、共働きの家庭も増えています。無理をせず、ゆっくり休むために役立ちます。

 

光熱費が浮く

電気やエアコンは、つけっぱなしにした場合と付けたり消したりした場合であれば、前者のほうが節約できます。

 

寝室とリビングが別だと、生活の切り替えのタイミングでどちらかの電源を落とし、もう一部屋の電源をつけますよね。そのため消費電力が上がり、電気代が高くつきます。

 

リビングと寝室を併用して生活空間を一部に限ることで、電気代を抑えられます。

 

寝室を別の用途に使える

リビングに寝室を作ることで、もともと寝室だった空間を別の用途に活用できるようになります。

 

たとえば、仕事部屋や書斎など、生活空間とは少し切り離して使いたい用途に向いています。

子ども部屋やゲストルーム、収納スペースとして使うのもいいでしょう。

 

ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に空間を使い分けてみてください。

 

介護しやすくなる

リビングに仕切りを作ってご両親の寝室として活用すれば、介護の負担を軽減することができます。

 

毎回、ご両親の部屋まで行って世話をするのは体力的にも精神的にも大変だと感じる方も多いはず。

また、認知症の症状がある場合、気づかないうちに外に出て徘徊してしまったという経験がある方もいるかもしれません。

 

リビングに寝室があれば、家族の目が届きやすく、ちょっとした異変にもすぐに気づけるため、安心して見守ることができます。

介護する側・される側、どちらにとっても無理のない距離感が保てるのがポイントです。

 

移動が楽になる

リビングに寝室をつくることで、ご高齢の方の生活動線が短くなり、移動の負担を大きく減らすことができます。

 

トイレやキッチン、ダイニングなどが集まるリビング周辺に寝室を設けることで、階段の上り下りや長距離の移動が不要に。

 

特に足腰に不安がある方や、車椅子・歩行器を使っている方にとっては、転倒リスクの軽減にもつながり、安心して過ごせる環境になります。

 

リビングに寝室を作るデメリット

 

リビングに寝室を作ると、以下のデメリットを感じる場合があります。

 

  • 家族の生活音が気になる
  • 生活臭が布に付着する
  • コンセントが使えない
  • リビングが狭くなる

 

後悔のない結果にするには、不満や後悔を感じやすい点を先に知っておくことが大切です。

それぞれのデメリットの原因と解決策をお伝えします。

家族の生活音が気になる

寝室がリビングにあると、家事の音やテレビの音声、家族の会話が聞こえやすいです。

そのため、音が気になりゆっくりと休めないかもしれません。

 

音に敏感な方は、以下の工夫がおすすめです。

 

DIY

・防音パネルを使う
・遮音シートを使う

リノベーション

・石膏ボードを上貼りしてもらう
・遮音ボードを上貼りしてもらう
・間仕切り壁は分厚いものを選ぶ

生活臭が布に付着する

寝室がリビングにあると、たばこや料理のにおいが布団に付着する場合があります。間仕切りにカーテンを使っている方は、カーテンに臭いが染みつくかもしれません。

 

においの付着を予防するには、以下の方法がおすすめです。

 

生活臭の付着を予防する方法

 

  • 布団やカーテンはこまめに掃除する
  • 消臭・殺菌スプレーを使う
  • 消臭剤を置いておく
  • こまめに換気する

 

コンセントが使えない

寝室として仕切った空間にコンセントがない場合、明かりがなく不便な場合があります。

 

書籍や机を置きひとり時間を楽しみたい方や、寝るときにスマホを充電したい方は不便さを感じるでしょう。

 

以下の方法で、寝室でもコンセントが使えるようになります。

 

コンセントを追加する方法

 

  • 電源タップと延長コードを使う
  • 配線工事を依頼する

 

リビングが狭くなる

室を作ることでリビングが狭くなります。

生活空間は守れても、視覚的に圧迫感が生まれ、窮屈に感じることもあるでしょう。

 

もともとリビングが狭い方は、次の工夫をしてみましょう。

 

狭いリビングに寝室を作る方法

 

  • セミシングルベッドサイズの寝室を作る
  • ロフトベッドを活用する
  • リノベーションでロフトを作る

 

リビングに寝室を作るときは、DIYとリノベーションのどっちがおすすめ?

リビングに寝室を作るときは、リノベーションがおすすめです。

DIYであれば費用を抑えながら間仕切りを作れますが、安全性や快適性は十分とは言えません。

 

パーテーションや棚は、地震が発生すると倒れるかもしれません。

カーテンやロフトでは、生活音やにおいが寝具に付着しやすいです。

 

リノベーションであれば倒壊の心配はなく、防音防臭の効果が高い素材を使った施工も可能。安心してゆっくりと休める空間をつくれます。

 

富山県でリビングに寝室を作りたい方はユニテにご相談ください

「我が家のリビングでも寝室は作れる?」

「どんな仕上がりイメージになるのか知りたい」

 

など、少しでも興味があれば、一級建築士が在籍するユニテに、ぜひご相談ください。

 

現在の悩みや生活スタイルを伺いながら、理想の寝室づくりを叶えます。

 

まとめ

 

今回は、リビングに寝室を作る際に知っておきたいポイントについてご紹介しました。

 

  • DIYでリビングに寝室を作る方法
  • リノベーションでリビングに寝室を作る方法
  • リビングに寝室を作るメリット
  • リビングに寝室を作るデメリット

 

リビングに寝室を作ることで、ひと休みできる場所が増えたり、介護がしやすくなったりするといったメリットがあります。

 

一方で、生活音が気になるなどのデメリットもありますが、工夫次第で快適な空間にすることも十分可能です。

 

暮らし方や家族構成に合わせて、ぜひご自宅のリビングに寝室を取り入れる際の参考にしてみてください。