
よくあるリフォームの後悔事例まとめ|安心して施工を進めるヒントも紹介
「リフォームで後悔したらどうしよう」
「費用も高いし、後悔のないリフォームにしたい」
など、リフォームに不安を抱えている方も多いでしょう。
実際に、リフォームの際には想像以上のコストや生活のしづらさなどが発生し、施工内容に後悔する場合があります。
そうしたリフォームの後悔を避けるためには、よくある後悔事例を知り対策を学ぶことが欠かせません。
そこで、本記事ではリフォームの後悔について、以下の項目を解説します。
- リフォーム後に後悔する最大の要因
- 予算で後悔したリフォーム事例
- 不便になって後悔したリフォーム事例
- デザインで後悔したリフォーム事例
- 後悔を防ぐためにすべきこと
リフォーム後に後悔する最大の要因
リフォーム後に後悔する最大の要因は、無計画さです。
最初は小さなつもりが、こだわりや予想外の出費でどんどん広がってしまったり、逆に費用を抑えすぎて満足できなかったり。
そうした結果、想像以上の出費や使いづらさに繋がる場合があります。
逆に言うと、計画的にリフォームを進めていくと後悔する可能性が下がり、暮らしやすく満足のいく住宅が叶えられるでしょう。
リフォームは家族の生活に直結する大事な決断。暮らしをより快適にするための大きなチャンスです。
だからこそ、実際の後悔事例を知って、事前に何に気をつけるべきかを学んでおくことが非常に重要です。
予算で後悔したリフォーム事例
リフォームでよくある後悔のひとつが、予算です。
具体的には、以下の3つです。
- こだわりすぎて予算オーバーした
- 見えない部分に修繕費が発生した
- 費用を抑えすぎて納得のいかない結果になった
こだわりすぎて予算オーバーした

リフォームするときは、せっかくならとデザインや機能面にこだわりたくなる方も多いでしょう。しかし、その結果予算を大幅にオーバーしてしまう場合があります。
収納扉を造作に変更したり、壁材をワンランク上のものにしたりと、ひとつひとつの判断は小さくても、積み重なると予算に大きく影響します。
納得のいく仕上がりになったとしても、予算管理の甘さが後悔につながることは少なくありません。
見えない部分に修繕費が発生した

リフォーム開始後に、配管修理の必要性に気づく場合があります。それにより、予算オーバーをする可能性があります。
たとえば、古くなった配管の交換や、基礎部分の補修が必要になるなのです。
こうした工事は安全性の確保には欠かせませんが、当初の見積もりに含まれていないケースもあり、予算の上振れ要因となります。築年数の古い住宅では特に注意が必要です。
費用を抑えすぎて納得のいかない結果になった

費用を抑えることに重きを置きすぎた結果、日常生活に不満が残るケースもあります。
たとえば、安価な建材を選んだことで劣化が早かったり、デザイン性を妥協したことで空間全体の雰囲気が安っぽく感じられたりする場合があります。
理想も考慮しながら、現実的な予算を立てるようにしましょう。
不便になって後悔したリフォーム事例
リフォーム後では、「前のほうが生活しやすかった」と感じることもしばしばあります。
よくある不便さによる後悔事例が、次の7つです。
- 導線が悪くなった
- 掃除しづらくなった
- 光熱費が高くなった
- ライフスタイルの変化に対応していなかった
- 家具のサイズが合わなくなった
- 収納スペースの数に不満が生まれた
- 使い手の体格に合っていなかった導線が悪くなった
導線が悪くなった

特にリフォームで間取り変更をした場合、生活導線に不便さを感じる場合があります。
例えば、キッチンから洗面所までが遠くなったり、家族がすれ違うたびに狭く感じるようになったりするなどです。
家事や身支度の流れを意識せずに設計すると、毎日の動作にストレスがかかってしまいます。
掃除しづらくなった

リフォーム後の設計に、掃除のしづらさを感じる場合があります。
リフォームによって空間が新しくなるのは嬉しいことですが、掃除のしやすさまで考えられていなかったという後悔は意外と多いものです。
光沢のある床材はおしゃれな反面、ホコリや皮脂が目立ちやすかったり、溝のあるデザインは汚れがたまりやすく、日々の掃除に手間がかかることがあります。
また、設備や造作を増やしすぎたことで、拭き掃除しにくい場所やホコリが溜まりやすいすき間が生まれてしまうケースもあります。
光熱費が高くなった

リフォームでは、選ぶ素材によっては光熱費が高くなる可能性があります。
例えば、断熱性能や日当たりを考慮せずにリフォームした結果、夏は冷房が効きにくく、冬は暖房を強めにしないと寒いといった状況に。
デザインやお手軽さを重視しすぎると、結果的に光熱費が高くついてしまいます。
ライフスタイルの変化に対応していなかった

当時の生活スタイルに合わせて間取りや設備を整えても、数年経つと使い勝手が変わってしまうことがあります。
例えば、子どもが自立し、もともと使っていた部屋の使用用途がなくなった、などです。
高齢の方が住んでいる場合は、バリアフリーが整っておらず転倒リスクが高まる可能性も避けられません。
家具のサイズが合わなくなった

もともと使っていた家具が、リフォーム後の間取りに合わず使えなくなる場合があります。
特に大型の収納家具やダイニングセットなどは、事前に採寸を行い、配置後の動線やスペース感も含めて検討する必要があります。
また、キッチンなどもともと面積が限られている場所も、事前の採寸を忘れないようにしましょう。
収納スペースの数に不満が生まれた

リフォーム後の収納スペースが少なく、十分に収納物を片づけられないといった後悔が生じる可能性があります。
これにより、後から家具を買い足すことになってしまう場合も。
一方で、収納を増やし過ぎたあまり、実際には使用しないデッドスペースが生まれる可能性も。本来は部屋として活用できたスペースがデッドスペースになるのは、もったいないでしょう。
使い手の体格に合っていなかった

リフォーム後の設備が、使い手の体格に合わず、使いづらさを感じることや、最悪の場合は体を痛めてしまうことがあります。
具体的には、キッチンの天板が高すぎて腕が疲れる、手すりの位置が合わず安心して使えないなどです。
こうした体に合わない設備は日々のストレスやケガのリスクにつながります。
デザインで後悔したリフォーム事例
デザインを重視してリフォームをすると、実用性などで後悔する場合があります。
よくある後悔事例は、次の6つです。
- 趣味嗜好が変わった
- 掃除しづらい素材を選んでいまった
- 機能性に不満を感じた
- イメージと違った
- デザインにこだわりすぎて、売却に手こずる
- 既存箇所と合わないデザインになった
趣味嗜好が変わった

リフォーム後に趣味や好みが変わることで、デザインに違和感を覚えることがあります。
人の好みは時間とともに変わるため、当初気に入っていた色やスタイルが、数年後には好ましくなく感じられる場合も少なくありません。
例えば、リフォーム時は明るい色合いの壁紙を選んだものの、年齢を重ねるにつれて落ち着いた色味を好むようになり居心地の悪さを感じることも。
そのため、流行や一時的な好みに左右されず、長く愛せるデザインを選ぶことが重要です。
機能性に不満を感じた

デザインを優先しすぎると、機能面での不満が生じることがあります。
特にコンクリート壁など、見た目はおしゃれでも断熱性や防音性が劣る素材は、快適な暮らしに影響を与えることがあるため注意が必要です。
コンクリート壁を採用したことで冬場の寒さを感じやすくなったり、外部の音が気になるようになったという声もあります。
機能性とデザインのバランスを考えて素材を選ぶことが後悔を防ぎます。
イメージと違った

写真だけで判断すると完成後のイメージと大きく異なることがあります。
特にカタログや施工例の写真は照明や角度で印象が変わるため、実際の空間とのギャップが生まれやすいです。
具体的には、写真では明るく見えた壁紙が実際には暗く感じられたり、質感が期待と異なったケースがあります。
リフォーム前にはできるだけ現物を確認し、慎重に検討することが大切です。
買い手を見つけるのに時間がかかった

デザインに強くこだわりすぎた結果、将来的に家を売却する際に買い手がなかなか見つからないことがあります。
個性的すぎる内装や趣味に偏ったデザインは、好みが限られるため市場価値を下げる場合もあるのです。
例えば、派手なカラーや特殊な素材を多用した住宅は、一般的な購入者から敬遠されることがあります。
既存箇所と合わないデザインになった

リフォーム箇所が既存の建物の雰囲気や素材と調和せず、違和感が生まれることがあります。
既存部分とのバランスが取れていないと、全体としてまとまりがなく見えてしまうため、せっかくのリフォームが台無しになる場合もあります。
例えば、伝統的な木造住宅にモダンな素材を取り入れすぎてアンバランスに感じられたケースがあります。
一部的にリフォームをする場合は、既存部分のデザインに合う素材を選ぶようにしましょう。
リフォームで後悔しないために、すべきこと
リフォームには後悔の声も多く、「自分たちも同じ失敗をしてしまうのでは」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、事前に押さえておくべきポイントは、たった5つだけ。
これらを意識することで、納得のいくリフォームを実現することができます。
- 予算を考えておく
- 優先順位を決めておく
- ライフスタイルに合ったデザインにする
- 実物を見学しておく
- 複数のリフォーム会社に相談する
予算を考えておく

リフォームをする前に、まずは予算を決めるようにしておきましょう。
リフォームでは、素材や設備へのこだわりや内部の修繕で想像以上の出費になる可能性があります。
そのため、まずは予算を決め、そのなかで優先したい施工をすることで、後悔のないリフォームに近づけるでしょう。
一方で、予算に縛られすぎるとコストカットを優先するあまり、デザインや設備に納得できない仕上がりになるかもしれません。
希望の予算だけではなく上限も決めておき、少し幅を利かせられるようにしておくことがおすすめです。
ライフスタイルに合ったデザインにする

リフォームでは、ご自身の暮らしに合ったデザインを選ぶことが重要です。
例えば、毎日の家事がスムーズに行えるように、キッチンから洗面所への動線や収納の配置を見直すだけでも、暮らしやすさは大きく変わります。
また、小さなお子さんがいるご家庭では安全性への配慮が必要ですし、高齢の家族がいる場合は段差の解消や手すりの設置など、バリアフリーの視点も欠かせません。
もし長期的に暮らしやすくデッドスペースのない住宅を希望する場合は、家族のライフステージの変化も視野に入れておくことで、長く快適に暮らせる住まいになります。
特にデザインや機能面に関する施工は、一家のライフスタイルに合っているかどうかを考えておくことが重要です。
実物を見学しておく

カタログや写真だけでは分からない「質感」や「使い心地」は、実物を見て初めて気づくことが多くあります。特に材木や壁紙など、室内のデザインを決めるものは実物を見ておくことが大切。
思っていた色味と違った、手触りが合わなかったといったギャップは、完成後の不満につながる要因のひとつです。モデルハウスを見学した際に、「写真よりも圧迫感がある」と気づき、別のプランに変更したという例もあります。
ショールームや実物サンプルを見て体感することで、本当にお気に入りの素材を見つけやすくなります。
複数のリフォーム会社に相談する

1社だけで判断せず、複数の会社に相談してから施工会社を決めることが大切です。
会社によって提案内容や見積もり、対応の姿勢には大きな違いがあります。
例えば、A社では希望の予算内に収まらなかったプランが、B社では工夫次第で可能だったというケースもあります。設計力・提案力だけでなく、相談しやすさや対応の丁寧さも長い付き合いには欠かせません。
話しやすさ、聞く姿勢、柔軟な対応力なども含めて比較し、最も信頼できそうなリフォーム会社を選びましょう。
富山県で後悔しないリフォームなら、ユニテにおまかせください!
後悔しないよう、じっくりとリフォーム内容を考えたい方は、ぜひユニテにご相談ください。
ユニテには、一級建築士が在籍しており、古い家屋の施工実績も豊富。
予算や好み、そして家の劣化具合などさまざまな部分を考慮しながら、ご希望に沿ったリフォームを叶えられるよう寄り添います。
まとめ
今回は、リフォームに関する公開について、以下の項目をお伝えしました。
- リフォーム後に後悔する最大の要因
- 予算で後悔したリフォーム事例
- 不便になって後悔したリフォーム事例
- デザインで後悔したリフォーム事例
- 後悔を防ぐためにすべきこと
リフォームで後悔する理由は複数ありますが、予算や施工の優先順位を決めておくことで、希望に近いリフォームを叶えられます。
時間に余裕のある方は、モデルルームの見学や複数のリフォーム会社への相談をしておくと、より良い選択ができるでしょう。