
水回りリフォームは、デザインや設備だけでなく間取りの変更も可能。しかし費用が心配な人も多いのでは?ここでは具体的な施工・事例・費用、あわせて価格を抑えるヒントをお伝えします。
目次
「築年数が経っているから、水回りの劣化が心配」
「おじいちゃんやおばあちゃんでも使いやすい水回りにしたい」
など、水回りのリフォームやバリアフリー化をお考えの方は多いでしょう。
しかし、具体的なイメージや費用感が分からず、やってみたいけど不安がある方もいるかもしれません。
そこで本記事では、不安感を払拭し理想的な水回りを叶えるために、以下についてお伝えします。
- 水回りリフォームの対象とできること
- 水回りリフォームをすべきタイミング
- 後回ししないほうがいい理由
- 水回りリフォームの事例
- 水回りリフォームにかかる費用
- 水回りリフォームの費用を抑える方法
どんな水回りリフォームが必要かを考える際の参考にしてください。
水回りリフォームの対象とできること

水回りリフォームの対象となるのは、以下の4箇所です。
- トイレ
- 浴室
- 洗面所
- キッチン
それぞれでできるリフォームの具体的な内容をお伝えします。
【対象1】トイレ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【対象2】浴室
|
|
|
|
|
|
|
|
【対象3】洗面所
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【対象4】キッチン
|
|
|
|
|
|
|
|
リフォームで水回りの場所移動はできる?

リフォームの際、水回りの場所を移動させることは、可能です。
水道管の延長・電気やガスの工事・配管の変更をすることで、水回りの配置を好みの位置に変更できます。
移動なしのリフォームに比べると、期間や費用がかかる場合がありますが、水回りの場所を変えることで、使い勝手のいい家になることは間違いありません。
例えば、以下のような移動ができます。
- 子どもの様子を見守れるよう、キッチンを独立型からダイニング一体型に変更する
- 帰宅後すぐに手を洗えるように、玄関から一直線で進める場所に洗面所を設置する
- 物干しスペースへの導線改善のため洗面所の位置を変更する
現在の水回りの導線に不満を抱えている方は、移動も検討してみましょう。
水回りリフォームをすべきタイミング

水回りリフォームを検討するときは、現在の水回りに不満を抱えているとき。
しかし、不満がなかったとしても、部品が老朽化する前にリフォームを行うことがおすすめです。
リフォームが推奨されている時期は、水回り設備を設置してから15年〜20年後です。
中古物件にお住まいの方は、もう少し短い期間で一度リフォームをする必要があるでしょう。
水回りリフォームを後回しするリスク
一定期間内に水回りリフォームが推奨されている理由は、事故や建物の劣化を予防するためです。
水回りリフォームを放置すると、以下のリスクが発生します。
- 水漏れする
- 傷みが生じる
- ガス漏れ・火災が発生する
【リスク1】水漏れする

キッチンや浴室などの配管や蛇口は、長年使用することで少しずつ劣化します。老朽化した配管や設備をそのまま使い続けていると、ひび割れやパッキンのゆるみから水漏れが発生する恐れがあります。
軽度の水漏れでも油断は禁物。気づかずに放置すれば、床下や壁内部に水が浸入し、建材を腐食させるかもしれません。
結果的に大規模な修繕が必要となり、費用も時間もかかってしまいます。
【リスク2】傷みが生じる

古くなったキッチンや浴室、トイレなどの水回り設備を放置すると、湿気、カビ、そしてサビが発生しやすくなります。
衛生的に好ましくないことはもちろんですが、内部の素材が劣化し、強度が落ちていく恐れも。特に木材や合板を使用している部分は腐食しやすく、建物全体の耐久性にも関わります。
日常生活に支障が出る前に、早めにリフォームをすることが重要です。
【リスク3】ガス漏れや火災が発生する

古い給湯器やガスコンロなどの設備を使い続けると、ガスホースの劣化や接続部分のゆるみによってガス漏れが起こるリスクが高まります。
わずかな漏れでも、気づかないまま火を使うと引火し、火災や爆発につながる危険性も否定できません。
また、換気不足の環境では一酸化炭素中毒を引き起こすケースも。安全のためにも定期的な見直しとリフォームが欠かせません。
水回りリフォームにかかる費用相場
水回りリフォームをする際、場所ごとの費用相場は、以下の通りです。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
費用は、施工内容や使用する素材によって左右します。
また、窓の設置などで追加費用がかかる場合もあります。
水回りの場所を移動させる際の費用相場
水回りの場所移動を検討している場合は10万から30万円がプラスされます。
それに加え、間取り変更の費用が発生する可能性があります。水回り移動のみで施工を完了することは難しく、ほとんどの場合、部屋面積や形状などの変更が必要になるからです。
間取り変更を含めると、1000万円以上かかることも。費用を抑えたい場合は、リフォーム会社に相談する際に、コストを抑えながらも希望を叶える策を一緒に考えてもらうようにしましょう。
【水回りリフォーム事例】トイレ
この章では、弊社が実際に行ったトイレのリフォーム事例を紹介します。
- オシャレで清掃もしやすいトイレ
- 狭くても便利なバリアフリートイレ
- 暖かく防臭効果も抜群なトイレ
【事例1】オシャレで清掃もしやすいトイレ

こちらのお宅では、便器と床の接地面がないフロート式トイレを導入。掃除がスムーズになりました。
さらに天井の照明はデザイン性の高いものに変更。便器の下にも照明を導入しました。
高級感がありながらもシンプルで品があり、来客があっても恥ずかしくないトイレです。
【事例2】狭くても便利なバリアフリートイレ

もともとは男性用便器だけが設置され、空間が小さく使い勝手の悪いトイレでした。
さらに入口には段差があり、つまずいてしまうことも。
扉を引き込み戸に変更し、狭くても使い勝手のいいトイレに変貌。手洗い場も、十分な大きさのものを用意しました。
段差をなくし手すりを設置することで、バリアフリー化しています。
【事例3】暖かく防臭効果も抜群なトイレ

以前はタイル張りで、冬場は寒さに悩んでいたトイレ。手洗い場がないため、トイレの外に出てから手を洗う必要がありました。さらに臭いが気になるというお悩みも。
壁や床にクッションフロアを使用することで、見た目も使用時も暖かさを感じる仕様に変更。
さらに、臭いや湿気を吸収するタイルを使用することで不快感を解決しました。
【水回りリフォーム事例】浴室
この章では、弊社が実際に行った浴室のリフォーム事例を紹介します。
- つい長風呂。疲れが癒える浴室
- 老後も安心。暖かくバリアフリーな浴室
- 掃除の負担軽減。汚れが落ちやすい浴室
【事例1】つい長風呂。疲れが癒える浴室

施工前は浴槽が深く、入りづらい形状をしていました。
浴槽はご高齢の方でも入りやすいよう、縁が浅いものに変更。
肩湯やほぐし湯を楽しめる機能をつけました。ゆったりとくつろげる空間になり、つい長風呂しそうになる浴室です。
【事例2】老後も安心。暖かくバリアフリーな浴室

もとの入り口には段差があり、床はタイル張り。転倒のリスクが高いうえ空間が冷えやすい構造で、ヒートショックが懸念されていました。
リフォームでは段差をなくし、床のタイルも変更。ゆったりと入れるように広い浴槽に変更。なかにはベンチがついているため、ご高齢の方でも安心です。
暖かく広々とした浴室になりました。
【事例3】掃除の負担軽減。汚れが落ちやすい浴室

もともとは、一般的なプラスチック製だった浴槽。排水ホースが切れていることをきっかけに、浴槽全体のリノベーションもご依頼いただきました。
鋳物ホーローの浴槽に変更することで、傷つきにくく汚れが落ちやすいものに。掃除が手軽になりました。
ほかにも、扉を引き戸にして段差をなくしたり、浴槽の横に手すりを設置することで、ご高齢の方でも安心して使えます。
【水回りリフォーム事例】洗面所
この章では、弊社が実際に行った洗面所のリフォーム事例を紹介します。
- 親子三代の生活でも安心。収納に優れた洗面所
- デッドスペースなし。スタイリッシュな洗面所
- 快適さ抜群。広々とした洗面所
【事例1】親子三代の生活でも安心。収納に優れた洗面所

横幅はあるものの、物置と化し散らかっていた洗面所。高さがあり、小さなお子さまには使い勝手の悪いデザインでした。
そこで、少し高さの低い洗面所に変更。鏡のサイドと壁側に収納スペースを設けることで、物を片づけやすいよう工夫しました。
【事例2】デッドスペースなし。スタイリッシュな洗面所

もともとは、収納スペースがまったくなく、鏡の前など空いている場所に物を置いていました。
サイドに収納スペースを加えることで、物を片づけやすい空間に変更。棚の高さは用途に合わせて変更できるため、使い勝手も抜群です。
【事例3】快適さ抜群。広々とした洗面所

施工までは面積そのものが小さく、必要最低限の物しか置けませんでした。床にはフローリングが使われており、湿気が溜まりカビが発生しやすい状態です。
リフォームでは、洗面所自体の面積を広くし、洗濯機も同じ空間に置けるように。収納は三面鏡の裏に設置し、見た目もスッキリとした印象です。
【水回りリフォーム事例】キッチン
この章では、弊社が実際に行ったキッチンのリフォーム事例を紹介します。
- 完全オーダーメイド。好み重視のキッチン
- 導線を意識。使いやすさ抜群のキッチン
- 低コストで機能性・デザイン性を叶えたキッチン
【事例1】完全オーダーメイド。好み重視のキッチン

もともとは壁付けのキッチンでした。
タイルや本棚がついたオシャレなキッチンデザインを希望。予算を抑えながら、一からカウンターを作るなど、こだわりのキッチンを叶えたいという要望に沿ってリフォーム案を提示させていただきました。
比較的高額になりやすい対面キッチンを、無理のない予算内で完成。好みを反映させたデザインと、子どもの様子を見ながら料理もできる設計となり、大変気に入られていました。
【事例2】導線を意識。使いやすさ抜群のキッチン

施工前のキッチンは、広々としながらもL字型でダイニングとの境にカウンターがあり、移動が面倒でした。さらにキッチン上の棚が使いにくいというお悩みも。
アイランドキッチンにし、シンクやコンロの下に収納を作成。収納量を増やしつつコンパクトな空間に変わりました。背面の冷蔵庫や収納棚にも手が伸ばしやすく、利便性が抜群です。
【事例3】低コストで機能性・デザイン性を叶えたキッチン

タイルの壁にステンレス製の天板という、昔ながらのデザインのキッチン。さらに調理器具はフックを利用して壁にかける必要があり、掃除や手入れをしづらい使用になっていました。
天板には人造大理石を使用してコストを節約。耐久性と掃除のしやすさに優れた素材に変更しました。
壁にはマグネット対応のパネルを使用。マグネットつきフックを壁につけるだけで調理器具を並べることができるようになりました。
水回りリフォームの費用を抑える方法
水回りリフォームを検討しても、予算が厳しいという方もいるでしょう。
事故や建物そのものの劣化の可能性が避けられないため、リフォームを後回しにすると、さらなる修繕費用がかかります。
少しでも予算を抑えてリフォームをするためには、以下の2つの方法があります。
- 複数箇所のリフォームをまとめて行う
- 補助金などを活用する
【対策1】複数箇所のリフォームをまとめて行う

水回りのリフォームをする際には、ひとつの場所だけではなく複数個所をまとめて依頼することを、おすすめします。
まとめて依頼することで、総額を抑えることが可能。水回りは、場所問わず15年〜20年以内のリフォームが推奨されているため、まとめて依頼してもデメリットはないといえます。
|
|
|
|
|
|
水回りのリフォームは、一か所で最大150万円ほどです。複数箇所の施工を依頼しても、200万〜300万円で収まる可能性が高いと考えると、かなりお得といえるでしょう。
【対策2】補助金などを活用する

水回りをリフォームする際、施工内容によっては補助金などを利用できるケースがあります。
例えば、以下の3つです。
・長期優良住宅化リフォーム促進事業:耐震性の改善・劣化改善・省エネ対策
・介護保険:住宅介護を目的とした施工
・自治体の補助金もしくは助成金:各自治体窓内やWEBページを確認
富山県で水回りリフォームをご希望なら、ユニテにご相談ください!
ユニテは古い物件のリフォーム実績が豊富。お客様のご要望に合わせた柔軟な施工内容を提案します。予算を抑えながらデザイン性・機能性を兼ね備えた水回り改修・バリアフリー化も得意です。
是非、一度ユニテにご相談ください。
まとめ
本記事では、水周りリフォームについて、以下の項目をお伝えしました。
- 水回りリフォームの対象とできること
- 水回りリフォームをすべきタイミング
- 後回ししないほうがいい理由
- 水回りリフォームの事例
- 水回りリフォームにかかる費用
- 水回りリフォームの費用を抑える方法
今のお悩みや予算に合わせた水回りリフォームをするための、参考になれば幸いです。