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リノベーションで叶える理想の2LDK|費用相場から実例まで徹底解説!

マンションなどでよく見られる2LDKは、適度な広さと使い勝手の良さから人気の高い間取りです。「2LDKの間取りがライフスタイルに合っているの?」と気になる方も多いはず。本記事では、2LDKの特徴や空間を最大限に活用するアイデアを紹介します。

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

マンションなどでよく見られる2LDKは、適度な広さと使い勝手の良さから人気の高い間取りです。しかし、ライフスタイルに合わせてリノベーションすることによって、さらに快適な空間にできます。

 

「2LDKの間取りがライフスタイルに合っているの?」「リノベーション費用がどのくらいかかるの?」と気になる方も多いはず。

 

この記事では、2LDKの特徴やリノベーションの費用相場、空間を最大限に活用するアイデアを紹介します。ユニテが手掛けた実例など、あなたの理想の住まいづくりに役立つ情報がここにあります。

2LDKの特徴

2LDKとはL(リビング)D(ダイニング)K(キッチン)が1つの空間にあり、LDKのほかに2部屋ある間取りのこと。2LDKは現代のライフスタイルに合わせて浸透してきた、比較的新しい間取りです。

 

2LDKのリビング・ダイニング・キッチンの空間は、最低でも10帖以上の広さを求められます。2つの個室と広めのリビングスペースがあることで、プライバシーを保ちつつ、家族団らんも楽しめる間取りです。
 

2LDKがおすすめな人

2LDKは柔軟性があり、ライフスタイルの変化に対応しやすい間取りといえます。以下のようなライフスタイルの方は、2LDKがおすすめです。

 

おすすめな人

2部屋の使い方

1人暮らしの人

・寝室・仕事部屋
・寝室・ペット用のスペース
・寝室・ゲストルーム
・寝室・大型クローゼット

2人暮らしの人

・寝室・寝室
・寝室・趣味の部屋や仕事部屋に
・シェアハウスも

3人家族(子ども1人)

夫婦寝室・子ども部屋

4人家族(子ども2人)

夫婦寝室・子ども部屋


特に2人暮らしや3人家族の方は、今の生活だけでなく、ライフスタイルが変化したときも対応しやすいでしょう。

 

2人暮らしでも個室が2つあることで、1つは寝室、もう1つは仕事部屋など、それぞれのプライベートな空間を確保できます。2人それぞれの専用スペースを作ることも可能。家族が増えたときも柔軟に対応できます。

 

2LDKは、2人から4人家族を想定して作られているケースが多いです。3人家族なら、夫婦寝室と子ども部屋を確保でき、子どもの成長に合わせた空間作りが可能。将来子どもが増えても簡単に配置変更できるパーティションなどを使えば、それぞれの空間を作れます。

 

2LDKは、家族それぞれのニーズやライフスタイルに合わせて柔軟に対応できる間取りです。

2LDKのリノベーション費用

一般的な2LDKのリノベーション費用の相場は、1平米あたり15〜20万円程度です。2LDKの一般的な広さである55平米に当てはめると、875〜1,100万円となります。

ただし、リノベーション費用は今ある間取りや希望の配置によって異なり、同じ2LDKでも費用に差があります。

 

リノベーション費用が決まるポイント
  • 物件の現状(老朽化しているかなど)
  • 対象となる部屋数・面積・工事の規模
  • 間取りを変更するか
  • 使用する材質や設備のグレード
  • 耐震補強が必要か
  • 配管や電気系統の更新が必要か
  • 都市部か地方か(人件費や材料費に差がある)
  • 工期の期間

 

以上のポイントをふまえ、施工業者が見積もりを作成します。

「取り除いてみると〇〇が必要で、追加費用がかかった」ということもあるので、20%ほど予算に余裕をもたせておきましょう。
 

フルリノベーションする場合

2LDKの間取りを変更したり、配管や電気配線を追加したりと、全面的な改装をすることをフルリノベーションといいます。費用は、2LDKのリノベーション費用相場である1平米あたり15〜20万円を目安にすると良いでしょう。

 

フルリノベーションは大がかりな工事を必要とするため、部分リノベーションに比べると費用がかかります。「歳を重ねても快適に過ごせる2LDKを作りたい!」という方はフルリノベーションをおすすめします。

 

フルリノベーションでよく用いられるのが、スケルトンリノベーションです。
スケルトンリノベーションは、建物の骨組みのみを残し、内装や設備をすべて撤去します。間取りや内装を一から設計し直せるので、自由度が高く理想の2LDKにすることが可能です。

 

特に、築年数が経過している物件は、配管や配線が老朽化していることがあります。目に見えない部分も含めて一新できるので、断熱性や安全性も向上させ、長く快適に暮らせるでしょう。

 

フルリノベーションは費用がかかりますが、長期的にみるとコスパが良いといえます。

部分的にリノベーションする場合

部分的にリノベーションする場合、2LDKの内装や設備の交換がメインです。部分リノベーションの費用は、リノベーションする範囲・交換する設備・グレードなどによって異なります。

キッチンを例にあげると、標準的なリノベーション費用は50〜100万ほどです。

 

状況によりますが、部屋数の変更も部分的なリノベーションでできることがあります。間仕切り壁を取り除くだけなら50万円ほどで工事が出来ますが、配線も行う場合はさらに費用がかかるでしょう。

 

部分リノベーションをするなら、築年数が浅い物件にしましょう。築年数が比較的新しい物件なら、隠れている配管や配線を修理する必要がないからです。

 

フルリノベーションよりも、部分的にリノベーションをするほうが費用を抑えられます。部分リノベーションをする際は、物件の築年数を確認し、再度工事が必要にならないかよく見極めましょう。
 

リノベーション費用を抑える方法

誰もが費用を抑えて、理想の2LDKにリノベーションしたいですよね。2LDKのリノベーション費用を抑えるポイントは、主に以下の3つです。

 

  • 既製品を活用する
  • 減税・補助金を活用する
  • リノベーション実績の多い会社を選ぶ

既製品を活用する

「ここにぴったりの食器棚が欲しい!」と、造作棚を検討している方もいると思いますが、既製品を活用し、リノベーション費用を抑えましょう。

一般的な食器棚を造作すると平均50〜80万円ほどかかりますが、既製品なら10〜30万円ほどで設置できます。

 

ユニテで提案しているLIXIL(リクシル)は、キッチンやトイレだけでなく、ドア・床・収納・カウンター・収納付きベンチなど、幅広いアイテムがラインナップ。デザイン性と機能性のバランスが取れており、色や質感も好みのものが見つかります。

 

リノベーション費用を抑えたいなら、既製品からチェックしてみましょう。
 

減税・補助金を活用する

リノベーションの費用を抑えるためには、減税制度や補助金制度を活用しましょう。
 

  • 住宅ローン減税
  • 省エネ住宅ポイント制度
  • バリアフリー改修税額控除
  • 耐震改修税額控除
  • 固定資産税の減額
  • 次世代住宅ポイント制度
  • 各自治体独自の補助金

 

それぞれ適応条件があるため、リノベーションが条件を満たしているか確認することが大切です。必要な書類や証明書の準備を準備する必要があるため、事前に制度について相談できる工事会社が良いでしょう。また、制度は年度ごとに変更される可能性があるため、最新の情報を確認することが大事です。

 

制度をうまく活用して、リノベーションの費用負担を軽減させれば、理想の住まいを手に入れられます。
 

リノベーション実績の多い会社を選ぶ

クオリティや予算に直結するのが、リノベーション会社選びです。

リノベーション実績の多い会社を選ぶことで、費用を抑えつつ質の高いリノベーションが実現できます。

 

ユニテは、自社設計・自社施工のリノベーション専門会社です。個々のニーズに合わせたきめ細かい対応力ができます。

 

マンションのリノベーション事例も豊富です。万が一問題が発生したときも、迅速かつ効率的な対応が可能。補助金など資金計画についてのアドバイスもさせていただきます。

どんなリノベーションが向いているのか分からないという方も、ぜひユニテへご相談ください!
 

リノベーションで部屋数を変更する場合

2LDKをリノベーションするなら、部屋を減らすか増やすかによってそれぞれ注意したいポイントが異なります。
 

  • 2LDKに部屋数を減らす:ゆったりとした間取りに
  • 2LDKから部屋数を増やす:家族のプライバシーが確保できる

2LDKに部屋数を減らす

3LDKや4LDKから2LDKに部屋数を減らすと、壁を取り払い1部屋の空間が広くなり、ゆとりのある間取りが可能です。

洗面所や玄関などは圧迫感が出やすいですが、全体的にゆったりとした間取りが実現できるでしょう。壁を撤去するので、窓からの光を取り入れられ部屋が明るくなります。

 

部屋が少なくなる分、収納スペースが少なくなることも。2LDKにリノベーションするときは、ウォークインクローゼットや収納の配置を検討しましょう。

 

ユニテで手がけたマンションのリノベーション前がこちらです。
 

リノベーション後はこちら。

部屋が明るく、ゆとりある空間になりました。

2LDKから部屋数を増やす

2LDKを3LDKや4LDKに部屋数を増やすと、家族それぞれのプライベート空間が確保できます。子ども部屋や書斎など専用のスペースが確保でき、家全体の収納力も上がるでしょう。

 

しかし、全体の面積は変わらないため、1部屋あたりの広さが狭くなります。壁を増やし、配管や電気工事が必要なケースが多いため、リノベーション費用が高くなるでしょう。

 

また、建築基準法や地域の条例によって制限を受ける可能性もあります。2LDKから部屋数を増やせるかどうか事前に確認しましょう。
 

ユニテの2LDKリノベーション施工事例

ここからは、ユニテが手がけた2LDKリノベーション施工事例をご紹介します。

実例1、【富山市】こだわりの詰まったブルックリンスタイルのリノベーションハウス

おばあさんが住んでいたコンクリートの和風のお家を、お孫さん夫婦に受け継ぎリノベーションを行いました。

 

ブルックリンスタイルがお好きな施主様のために、インテリアのイメージに合ったリクシルの「パレットシリーズ」と「ラシッサ」のドアを採用。既製品を用いることで費用を抑えました。本物の木アンティーク風のドアを造作すると、湿度や経年変化で伸縮し、ガタつく場合もありますが、こちらにはその心配はありません。

 

リノベーションでも費用を抑えながら、好みのインテリアスタイルが実現できます。
 

実例2、【富山市】収納スペースが充実したシンプルな住まい

こちらは3LDKマンションのリノベーションですが、2LDKでも参考になるポイントがあるのでご紹介します。

 

中古で購入した築40年以上のマンションをリノベーションしました。二間続きの和室を洋室は圧迫感がありますが、広々としたLDKが実現。建具もすべて白で統一し、部屋をさらに広く明るくみせています。

 

家具をできるだけ置きたくない施工主様の要望に、各部屋に収納棚を設置しました。部屋に統一感が出るだけでなく、さらに家具を置く必要はなくコストも抑えられます。

 

リノベーション前のマンションがこちらです。
 

リノベーション後がこちら。

たっぷりの収納棚がポイントです。

2LDKはリノベーション次第で理想の空間に

2LDKは、リノベーション次第で限られた空間を最大限に活用できる理想の空間になります。2LDKはライフスタイルの変化に対応しやすい間取りです。
 

2LDKがおすすめな人
  • 一人暮らしの人
  • 2人暮らしの人
  • 3人家族(子ども1人)
  • 4人家族(子ども2人)

 

一般的な2LDKのリノベーション費用相場は1平米あたり15〜20万円程度です。リノベーション費用は今ある間取りや希望の配置によって異なり、同じ2LDKでも費用に差があります。
 

リノベーション費用が決まるポイント
  • 物件の現状(老朽化しているかなど)
  • 対象となる部屋数・面積・工事の規模
  • 間取りを変更するか
  • 使用する材質や設備のグレード
  • 耐震補強が必要か
  • 配管や電気系統の更新が必要か
  • 都市部か地方か(人件費や材料費に差がある)
  • 工期の期間

 

リノベーション費用が決まるポイントを意識し、信頼できる施工業者を選びましょう。

 

ユニテはリノベーション専門の会社です。豊富な実績と、理想の空間にするためにお客様に寄り添った提案ができるのが魅力。マンションのリノベーション実績もあり、アフターメンテナンスや小さな修理などにも対応します!

 

富山県内で2LDKのリノベーションをお考えの方はぜひユニテにおまかせください。