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ルーフバルコニーは使い方無限大!後悔しない最大限活用できるアイデア12選

ルーフバルコニーは、使い方次第でさまざまな活用方法があります。本記事は、ルーフバルコニーを最大限に活用するさまざまな使い方やアイデアを紹介!季節に合ったルーフバルコニーの楽しみ方も紹介するので、日々の暮らしに彩りを添えるヒントが満載です。

監修者
一級建築士/O.Fumihiro
一級建築士
O.Fumihiro

株式会社ユニテ 設計部

設計部門の責任者として年間20棟以上の新築住宅設計を手掛ける。

【 保有資格 】

一級建築士 / 建築施工管理技士一級 / 宅地建物取引士 / 応急危険度判定士

自宅でも開放的な時間を楽しめると人気のルーフバルコニー。「設置して後悔した」という声も聞かれますが、ルーフバルコニーは使い方次第で可能性を引き出せます。

本記事は、ルーフバルコニーを最大限に活用するさまざまな使い方やアイデアを紹介します。季節に合ったルーフバルコニーの楽しみ方も紹介するので、日々の暮らしに彩りを添えるヒントが満載です。

ルーフバルコニーを最大限に活用するアイデアを知って、毎日をもっと豊かに過ごしませんか?

ルーフバルコニーの基本

ルーフバルコニーとは、屋根のスペースを利用して作られた屋外スペースのことです。屋根がないのが特徴で、一戸建ての屋上や上層階に設けられます。

ルーフバルコニーはベランダやバルコニーより広いスペースが確保できるので、さまざまな使い方ができます。

ルーフバルコニーのメリット

ルーフバルコニーは、開放感があり日当たりがよいです。部屋から続くようにルーフバルコニーを設置すれば、部屋がつながっているように見え開放感を感じるでしょう。

ルーフバルコニーは、本来屋根である部分を活用するので、プライバシーを確保しやすいのも嬉しいポイント。ルーフバルコニーが手前にあることで、室内までの距離が遠くなり外から部屋が見えづらくなるのです。

また、庭は歩行者など外部からの視線が気になりますが、高所に設置しているのでプライベートな空間を楽しめます。「駐車スペースも庭も諦めたくない!」という方におすすめです。

ルーフバルコニーは生活する空間を増やし、プライバシーを確保できます。

ルーフバルコニーのデメリット

ルーフバルコニーには屋根がありません。そのため、雨や風邪など天気の影響を受けやすいです。

真夏は日差しを遮るものがないため、太陽をダイレクトに受け、暑さが際立つかもしれません。雪が降る可能性のある冬は、凍結すると滑りやすく除雪作業が必要な地域もあります。

ルーフバルコニーのデメリットを補うためにも、日よけを設置し、防水加工を行いましょう。

おうち時間を充実させるルーフバルコニーの使い方8選

おうち時間を彩るルーフバルコニーの使い方を8つ紹介します。

・ソファやテーブルを設置してくつろぎスペースに
・外で食べる開放感アウトドアダイニング
・みんなでバーベキューやパーティー
・本格的なガーデニングスペース
・広々本格的なエクササイズエリア
・周りを気にしなくていい子どもの遊び場
・愛犬が走り回れるスペースに
・ランドリースペースに


さらにルーフバルコニーを楽しむための注意点も合わせて見ていきましょう。

ソファやテーブルを設置してくつろぎスペースに

ルーフバルコニーにソファやテーブルを設置すれば、家族がのんびりくつろげるスペースになります。

ルーフバルコニーで編み物をしたり絵を描いたりと、趣味の場所として使えるだけでなく、パソコンを運べばリモートワークも可能です。ハンモックを置いてゆっくり読書を楽しんでもいいですね。

ルーフバルコニーにソファやテーブルを設置すれば、何通りもの楽しみ方ができ、生活が豊かになります。
 

ルーフバルコニーをくつろぎスペースにする際の注意点
  • ルーフバルコニーにコンセントの設置を考慮しよう
  • 大雨や台風のときは片付けるか、しっかり固定をして対策を

外で食べる開放感アウトドアダイニング

ルーフバルコニーの開放的な空間を利用して料理を楽しみましょう。

朝、ルーフバルコニーで朝食をとれば、心地よい風も一緒に楽しめます。友人を誘ってお菓子やティータイムを楽しむことも。夜風に当たりながらお酒を飲むのもいいでしょう。
ルーフバルコニーでテントやタープを活用すれば、キャンプ気分も味わえますよ。

ルーフバルコニーを取り入れれば、アウトドア派でもおうち時間を充実させられます。
 

ルーフバルコニーでアウトドアダイニングを楽しむ際の注意点
  • 日よけシートやパラソルで日焼け対策をしっかりと行う
  • 夜も楽しみたいなら照明を設置する

みんなでバーベキューやパーティー

広いルーフバルコニーは、家族や友達とバーベキューパーティーを楽しめます。

ルーフバルコニーは部屋とつながっていることが多く、準備や片付けの動線もスムーズです。リビングから自由に行き来できるルーフバルコニーなら、小さいお子さん見守りながらの準備も簡単。自宅の冷蔵庫で食材の管理が可能なため、衛生的にも安心です。
 

ルーフバルコニーでバーベキューやパーティーをする際の注意点
  • 騒音や煙など近隣に配慮して
  • 火に強い床材を選ぶ(モルタルなど◎)

本格的なガーデニングスペース

ルーフバルコニーなら、本格的なガーデニングが楽しめます。

風や日差しの強いルーフバルコニーでも、配置を考えれば植物の環境を調整できます。鉢やプランターなどを使って本格的な家庭菜園も可能です。

観葉植物の中でも、近年人気があるサボテンや多肉植物は強い日差しと風通しが必要です。ルーフバルコニーなら観葉植物を育てるのに適した環境が整いますよ。
 

ルーフバルコニーをガーデニングスペースにする際の注意点
  • 排水溝に土が流れないように注意する
  • 害虫被害がおこらないよう対策を

広々本格的なエクササイズエリア

運動が趣味の方なら、本格的なエクササイズスペースにするのはいかがでしょうか。

ルーフバルコニーで、風を感じながら筋トレやストレッチをしましょう。公園やジムではなく自宅なので、人目を気にせず自分のペースで運動できます。

2階以上で運動をすると、下の階に音が響く心配がありますが、ルーフバルコニーは頑丈な作りになっており、室内よりは階下に響く心配が少ないです。

ルーフバルコニーがあれば、ジムに行かなくてもちょっとした時間を利用して体を動かせます。
 

ルーフバルコニーをエクササイズエリアにする際の注意点
  • フェンスや目隠し柵を設置して安全とプライバシーを確保する
  • 日よけシートなどで対策を

周りを気にしなくていい子どもの遊び場

ルーフバルコニーを活用すれば、自宅で子どもが思いっきり遊べるスペースになります。

プールや滑り台などを設置すれば、暑くてなかなか公園で遊べない夏も楽しく過ごせるでしょう。野球をしているお子さんなら、素振りなど親子で軽い練習も可能です。

公園ではお子さんから目が離せませんが、部屋とつながるようにルーフバルコニーを設置すれば家事をしながら見守れます。
 

ルーフバルコニーを子どもの遊び場にする際の注意点
  • プールを置きたいなら水道を設置し、防水加工する
  • 転落防止の柵を取り付ける
  • 重たい遊具は乗せられないことも。ルーフバルコニーの積載荷重をチェックする

人工芝を活用して愛犬が走り回れるスペースに

ルーフバルコニーを愛犬が走り回れるスペースに活用するのもおすすめです。

愛犬の足腰のために、ルーフバルコニーに人工芝を敷きましょう。仕事が忙しくなかなか散歩に連れて行けなくても、ルーフバルコニーで愛犬のストレスを解消できるでしょう。


人工芝を利用してゴルフの練習をする方もいますよ。
ルーフバルコニーに人工芝を設置すれば、愛犬だけでなく飼い主も楽しめる空間になります。
 

ルーフバルコニーに人工芝を敷く際の注意点
  • 人工芝は水はけが悪くなるデメリットも
  • 人工芝は高い排水機能や防カビ機能、クッション性の高いものを選ぶ
  • 部屋と同様に愛犬のトイレスペースを確保する

ランドリースペースに

ルーフバルコニーの日当たりのよさと広さを活用して、ランドリースペースにしましょう。

大きなシーツ類も、家族分一度に干せます。布団・マットレス・クッションなども干せるので、アレルギーが気になるご家庭でも安心です。

ルーフバルコニーを洗濯物を干すスペースとして使えば、限られた休日を有効に使えます。
 

ルーフバルコニーをランドリースペースにする際の注意点
  • ルーフバルコニーは周囲の視線が集まるため、目隠しルーバー(フェンス)を設置する
  • 物干し竿やランドリーラックはしっかり固定する

ルーフバルコニーの季節ごとの使い方

季節ごとにさまざまな楽しみ方ができるルーフバルコニー。このような使い方はいかがでしょうか。

・春は花見やガーデニング
・夏は星空観察や花火鑑賞
・秋は紅葉鑑賞や読書
・冬は雪遊びを楽しむ


ルーフバルコニーをもっと活用する方法をみていきましょう。

春は花見やガーデニング

季節の中でも過ごしやすい春は、ルーフバルコニーを心ゆくまで楽しめます。朝のコーヒータイムから夜のディナーまで、一日の楽しみ方は無限大!

桜が見える場所なら、わざわざ場所取りをしなくても家から花見が楽しめます。飲み物や食べ物はキッチンから運ぶだけでOK。
ルーフバルコニーでコンテナガーデニングをすれば、チューリップやバラといった花が楽しめます。

夏は星空観察や花火鑑賞

日中日差しが強い夏ですが、比較的涼しい夜を利用してルーフバルコニーを楽しみましょう。

ルーフバルコニーに寝そべって星座の観察が楽しめます。ご自宅から花火大会を鑑賞するのもいいですね。場所取りや、混雑した人混みを歩かなくても花火を楽しめます。
ルーフバルコニーの広さを活かして、流しそうめんをするご家庭も!

ルーフバルコニーは、アイデア次第で暑い夏を楽しく快適に過ごせます。

秋は紅葉鑑賞や読書

ルーフバルコニーを活用して、秋の雰囲気を楽しみましょう。

周囲に木々が多いご自宅なら、日々色づく紅葉を鑑賞して楽しめます。家庭菜園を始めれば、秋の味覚を収穫できるでしょう。少し肌寒くなってきたら、温かい飲み物を楽しみながら読書をしてもいいですね。

ルーフバルコニーを使って、ご自身の趣味を楽しむ秋にしましょう。

冬は雪遊びを楽しむ

寒くなるとルーフバルコニーの使用頻度が減りますが、冬ならではの使い方を紹介します。

冬は空気が乾燥し大気中の水蒸気が少ないため、朝日や夕焼けが特にきれいに見えるのでおすすめです。また、が降れば子どもと雪だるまづくりを楽しめます。

冬に石油ストーブを使うご家庭なら、最短距離で灯油を補給できるように、ルーフバルコニーを灯油置き場にしているご家庭も。

ルーフバルコニーは、冬でもたくさんの活用方法があります。

ルーフバルコニーを快適に使うためのヒント

ルーフバルコニーの多彩な活用方法を紹介しましたが、さらに快適に使うためのポイントは以下の通りです。

・雨よけなど天候対策をしっかりと
・照明・家具選びのポイント
・プライバシー確保の方法
・こまめな掃除が大事

雨よけなど天候対策をしっかりと

ルーフバルコニーは雨や天候の影響を受けやすいデメリットがあります。ルーフバルコニーの下は居住空間になるので、しっかりとした防水・排水工事が必要です。

ルーフバルコニーは日当たりがよすぎて暑くなりすぎることもあります。ルーフバルコニーにサンシェードを設置したり、屋根を設けたりするとよいです。サンシェードを利用して、プロジェクターで映画を投影して楽しむ方もいますよ。

ルーフバルコニーが風の通り道となると、強風の日には使用できない場合も。風よけパネルを設置したり、植物を置いたりして対策しましょう。

照明・家具選びのポイント

ルーフバルコニーに照明を設置すれば夜も快適に使えます。設計の段階で照明コンセントを検討するのがおすすめです。


ルーフバルコニーにソファを置くなら、屋外用のソファを置きましょう。強い日差しや風雨による色褪せに強く、耐久性に優れた素材でできています。近年はデザインがよいアウトドア家具も豊富です。キャンプ用品をそのまま活用するご家庭も多いですよ。

プライバシー確保の方法

ルーフバルコニーは高い所にあるため、周囲の建物から見られやすいです。ルーフバルコニーを設置するなら、周囲の建物の位置を考えてレイアウトを決めましょう。

さらに、ルーフバルコニーのフェンスや手すりの高さを調整してプライバシーを確保します。可動式の日よけパラソルを活用すれば、上からの視線を遮れるでしょう。

こまめな掃除が大事

ルーフバルコニーを快適に使うには、こまめな掃除が肝心です。ルーフバルコニーは雨風の影響を受けるので、落ち葉やゴミなどが溜まります。排水溝に詰まれば水はけが悪くなる可能性があるでしょう。

ルーフバルコニーはほかの部分よりも劣化が早く、メンテナンスが欠かせません。ルーフバルコニーを定期的に掃除をすれば、ランニングコストを節約できるでしょう。

あなたらしいルーフバルコニーの使い方を見つけよう

ルーフバルコニーは使い方次第で、おうち時間を充実させる空間になります。
 

・ソファやテーブルを設置してくつろぎスペースに
・外で食べる開放感アウトドアダイニング
・みんなでバーベキューやパーティー
・本格的なガーデニングスペース
・広々本格的なエクササイズエリア
・周りを気にしなくていい子どもの遊び場
・愛犬が走り回れるスペースに
・ランドリースペースに


さらに、四季を通じてさまざまな使い方でルーフバルコニーを楽しみましょう。
 

・春は花見やガーデニング
・夏は星空観察や花火鑑賞
・秋は紅葉鑑賞や読書
・冬は雪遊びを楽しむ


ルーフバルコニーは適切な対策と定期的なケアをすれば、快適で安全な空間として楽しめます。 快適に使えるルーフバルコニーにするには、信頼できる工務店に依頼することが大切です。

ユニテでは、さまざまな視点を持つ経験豊富なアドバイザーが、あなたのルーフバルコニー作りに寄り添います。ユニテの豊富なアイデアで、理想のルーフバルコニーを一緒につくりませんか?